ネタ的に思いっきり旬を過ぎていますが。
対象となる商品の中ふたを10枚1口として応募すると、あの筒型ケースにすっぽりハマる、プリングルズオリジナルのスピーカーが必ず貰えた、というキャンペーンです。
「いいな」と思いながらも、最初は「10枚はちょっと無理……」と考えていました。プリングルズはチップスターなどと比べ、かなり割高なのですよ。
それを10本も購入したら、いったい幾らのスピーカーになるのか? と。
ところがまあ、気にしてスーパーなどに行く度にお菓子コーナーを覗くと、案外季節限定キャンペーンとか広告の品などで手に入れやすい価格に何度か遭遇しました。
そこで、「これは案外行けるんじゃネ?!」と思い始め、コツコツと中ふた集めを開始。
無事、申込期限までに10枚の対象となる中ふたが集まり、そして先日無事に商品が手元に届きました。
おー、感動!!
では、お披露目です。
製品パッケージ。景品なのに凄く立派。高いポテチを10個買わされただけの甲斐はあったZe。
中身。事前告知通りの円形。サランネットの中を覗くと、アルミ製振動板らしきユニットが1発。「まさか、ベリリウムじゃないよね?」とか淡い期待を抱いたが、そんな物騒な素材はこのような製品では使わないでしょ。
背面。コードをぐるっと本体に巻いてφ3.5mmのステレオミニプラグが格納出来るようになっている。芸が細かい。なお、このプラグ格納部分に本機の秘密らしきものがある。キーワードは、キャンペーンで用いられた「バリってる? アガってる?」
これは先に手に入れた友人からの情報で初めて知ったのだが、本機は電源をONにするとユニットを囲むリング上のオーナメントが赤く発光する。良い雰囲気でまさに結構「アガる」
と商品の紹介をしましたが、それでは肝心の音はどうでしょう?
これはですね。もう。潔いほどに低域が鳴らない。
いいですか? 低音ではありません。低域です。
ぼくは結構低域が録音された音楽を聴くのですが、その箇所に来るとスカッと低域が抜けてまるで別の音楽のように聞こえます。
ただし、では低音が出ないの? というとそうでもないのです。
まず、この製品はユニットの性能に関わらず、低域をローカットフィルターか何かで切っています。
仕様を見ると、周波数帯域は15Hz~20kHz。人間の可聴帯域は20Hz~20kHzと言われています。
それなりの規模のオーディオは、必ず20Hz~20kHzをフォローしています。
つまり、このスピーカーシステムは機械的に低域の残り5Hzの帯域が出ていないのです。
なんだ、ほら、やっぱり低音出てないんじゃん? と言われそうですが違います。
そもそも、極低音は耳で感じるものではなく身体で感じるものになります。
しかし、それらしい帯域を演出すると耳には低音が聞こえているような感じになります。
この製品はそこに着目しています。
それを確認するために、プリングルズの短い筒と長い筒(特大。通常よりも長い限定品。)を用意して、それぞれで音を聞きます。
すると、気持~ちですが長い筒の方が全体感があります。音楽がまとまっています。
短い方はどうも寸詰まって聞こえる。
音楽がコンパクトに聞こえてしまうのですね。
ここから推論するに、このスピーカーは筒そのものを震わせて『低音感』を演出しているのではないか?
根拠は先に触れた、ミニプラグの格納部分です。ここには小さな穴が無数に空いていて、スピーカーの背圧が抜けるようになっています。
つまり、このスピーカーシステムは密閉型ではなく、バスレフやバックロードホーン? をイメージしたかのような構造を持っているのです。
恐らくここからユニットの背圧を出し、それを筒全体に伝える事で低音を補強しているのだと思われます。
長い筒を使っても、相変わらず低域は聞こえません。ソフトによってはまったく別の曲に聞こえます。
しかし、ノリノリのポップチューンをビッグサウンドで聴くと、かなりノリノリな様子。「バリってる? アガってる?」になります。
そもそも、パーティーシーンやBBQでの使用を想定してそうですから、つまりこれでOKなのです。
52mmという小さな振動板なのに音割れもほとんどなく、バリってアガって音楽を聴くにはBestなスピーカーでした。
一度、ぼくもアウトドアで使ってみたいですね。
梅雨明け、ま~だ?
※追記:パッケージに『PARTY SPEAKER*』と書いてありました。やっぱりね。
やかん
対象となる商品の中ふたを10枚1口として応募すると、あの筒型ケースにすっぽりハマる、プリングルズオリジナルのスピーカーが必ず貰えた、というキャンペーンです。
「いいな」と思いながらも、最初は「10枚はちょっと無理……」と考えていました。プリングルズはチップスターなどと比べ、かなり割高なのですよ。
それを10本も購入したら、いったい幾らのスピーカーになるのか? と。
ところがまあ、気にしてスーパーなどに行く度にお菓子コーナーを覗くと、案外季節限定キャンペーンとか広告の品などで手に入れやすい価格に何度か遭遇しました。
そこで、「これは案外行けるんじゃネ?!」と思い始め、コツコツと中ふた集めを開始。
無事、申込期限までに10枚の対象となる中ふたが集まり、そして先日無事に商品が手元に届きました。
おー、感動!!
では、お披露目です。
製品パッケージ。景品なのに凄く立派。高いポテチを10個買わされただけの甲斐はあったZe。
中身。事前告知通りの円形。サランネットの中を覗くと、アルミ製振動板らしきユニットが1発。「まさか、ベリリウムじゃないよね?」とか淡い期待を抱いたが、そんな物騒な素材はこのような製品では使わないでしょ。
背面。コードをぐるっと本体に巻いてφ3.5mmのステレオミニプラグが格納出来るようになっている。芸が細かい。なお、このプラグ格納部分に本機の秘密らしきものがある。キーワードは、キャンペーンで用いられた「バリってる? アガってる?」
これは先に手に入れた友人からの情報で初めて知ったのだが、本機は電源をONにするとユニットを囲むリング上のオーナメントが赤く発光する。良い雰囲気でまさに結構「アガる」
と商品の紹介をしましたが、それでは肝心の音はどうでしょう?
これはですね。もう。潔いほどに低域が鳴らない。
いいですか? 低音ではありません。低域です。
ぼくは結構低域が録音された音楽を聴くのですが、その箇所に来るとスカッと低域が抜けてまるで別の音楽のように聞こえます。
ただし、では低音が出ないの? というとそうでもないのです。
まず、この製品はユニットの性能に関わらず、低域をローカットフィルターか何かで切っています。
仕様を見ると、周波数帯域は15Hz~20kHz。人間の可聴帯域は20Hz~20kHzと言われています。
それなりの規模のオーディオは、必ず20Hz~20kHzをフォローしています。
つまり、このスピーカーシステムは機械的に低域の残り5Hzの帯域が出ていないのです。
なんだ、ほら、やっぱり低音出てないんじゃん? と言われそうですが違います。
そもそも、極低音は耳で感じるものではなく身体で感じるものになります。
しかし、それらしい帯域を演出すると耳には低音が聞こえているような感じになります。
この製品はそこに着目しています。
それを確認するために、プリングルズの短い筒と長い筒(特大。通常よりも長い限定品。)を用意して、それぞれで音を聞きます。
すると、気持~ちですが長い筒の方が全体感があります。音楽がまとまっています。
短い方はどうも寸詰まって聞こえる。
音楽がコンパクトに聞こえてしまうのですね。
ここから推論するに、このスピーカーは筒そのものを震わせて『低音感』を演出しているのではないか?
根拠は先に触れた、ミニプラグの格納部分です。ここには小さな穴が無数に空いていて、スピーカーの背圧が抜けるようになっています。
つまり、このスピーカーシステムは密閉型ではなく、バスレフやバックロードホーン? をイメージしたかのような構造を持っているのです。
恐らくここからユニットの背圧を出し、それを筒全体に伝える事で低音を補強しているのだと思われます。
長い筒を使っても、相変わらず低域は聞こえません。ソフトによってはまったく別の曲に聞こえます。
しかし、ノリノリのポップチューンをビッグサウンドで聴くと、かなりノリノリな様子。「バリってる? アガってる?」になります。
そもそも、パーティーシーンやBBQでの使用を想定してそうですから、つまりこれでOKなのです。
52mmという小さな振動板なのに音割れもほとんどなく、バリってアガって音楽を聴くにはBestなスピーカーでした。
一度、ぼくもアウトドアで使ってみたいですね。
梅雨明け、ま~だ?
※追記:パッケージに『PARTY SPEAKER*』と書いてありました。やっぱりね。
やかん