スターダム

暑さと考察することの多さに頭脳が崩壊してもし尽くさない勢いである。そこで久しぶりにことばあそびを巡らす始末である。今回も全く意味はない。

「よいしょっと。ちょっと上がってくるよ。」
「上がるって、どこへ。」
「スターダムにのし。」
「あん？スターダムにのし？…おめぇもしかして、スターダムにのし上がってくるって言ってんのか？“スターダムにのし”ってもんはねぇだろ。馬鹿だなあ、だからお前は周りから一本足りねえっていつも言われるんじゃねえか。」
「そうなの？」
「そうなのじゃねえよ。“のし”ってのは上がるにくっつく勢いで言うような言葉だよ。“スターダム”に上がるんだよ。」
「へえ、そうなのか。ところでさ、スターダムって何？」
「おめぇはスターダムも知らねぇでそんなこと言ってやがったのか。」
「あんたは知ってんの？知ってるんなら教えてよ。」
「スターダムってのは、ほらあれだ。スターってぐらいだから星だよ。ダムはだから、水を堰き止めるダムだよ。」
「星のダムってなにさ。」
「星はお前ぇ、石でできてるだろ。そうだ、要はロックフィル工法のダムの上に上がるってことだよ。」



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