カサカサの感想ハダで備忘を保てるか

日々の感想、音楽の話、研究と教育を素材に、
作文の練習を兼ね備えた一皿。
かしこまった文体風のソースを添えて。

ただし、お父さんはロボットとする。

2012-03-20 17:06:52 | ことばあそび
飲み会の2次会での雑談。理系3人と文系の私、他。
切り出したのは理系の人。

「だいたい算数の文章題はおかしいですよ。A君は時速何キロかで学校へむかっていました。15分後にA君が宿題を忘れたことに気付いたので、お父さんは時速40キロで追いかけました。お父さんは何分後に追いつくでしょうか、って。いきなり40キロなわけないんですよ。」

「ああ。加速度も何にも無しでいきなり40キロで動くって事は、時速40キロの車にぶつかられるのと一緒やからな。」

「そうですよ。初速度も加速度も加味しない問題を出すこと自体、問題としておかしい、って、どれだけ書いてやろうかと思ったか。ロボットじゃあるまいし。」

「お父さんロボットはいいね。」

「じゃあ、問題の末尾に『ただし、お父さんはロボットだとする。』って書いたら問題なしか?」

このあとも、受け渡しの速度に2人は堪えられるのか、など色々あったが省略。

というわけで、その会話が頭から離れないので、仮にA君の歩く速度を勝手に規定して問題文をまとめてみた。

【問題】
A君は時速7キロで学校へむかっていました。15分後にA君が宿題を忘れたことに気付いたので、お父さんは時速40キロで追いかけました。お父さんは何分後に追いつくでしょうか。
ただし、お父さんはロボットとする。


もしお父さんの動力が足元で、そのせいで重心が下のほうに集中していたら、いきなり時速40キロで動き出したら、(お父さんの身長と形状にもよるが、)頭のほうには慣性が働いて、お父さんは後ろ向きにひっくり返るのではないか?

だとすると、答えは「2秒も経たないうちにお父さんは仰向けにひっくり返る」かな。




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4 コメント

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うあっはは! (みかんぴあの)
2012-03-20 21:44:57
問題が難しくて解けませんが、お父さんがひっくりかえるのは山盛り面白いです!全然役に立ってないし。

で、主婦の私から見ると、小学生(「算数」だから)の子どもを持つ父親は、朝は子ども以上に忙しいのでよほど暇な人かフレックスタイムで働く男でない限り、子どもに宿題を届けている暇はありません。徒歩だし(笑)

ロボパパもコケてることですし、最終的には「小学生のうちから前日に忘れ物がないか点検し準備しておくことが大切です」という道徳的指導で終わるというのはいかがでしょうか?(爆)
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Unknown (やきめし)
2012-03-21 22:45:13
>みかんぴあのさん
コメントありがとうございます。
私が小学生の頃の文章題でも、忘れ物で追いかけるのはお父さん、池の周りを反対側から回るのは友達かお兄さん、だったように思います。

答えを道徳的な方向へもっていってしまうと、誰も計算しない世の中になります(笑)
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Unknown (トジック)
2012-03-23 13:06:54
 いきなり時速40キロになったら、ニュートリノもビックリ!ですね。
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Unknown (やきめし)
2012-03-23 15:46:23
>トジックさん
コメントありがとうございます。
初速度40キロから加速したら夢ではないかね??
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