2月から咳が出始め、なかなか止まらなかったので茅野市にある諏訪中央病院へ行った。
咳だし熱もないし、喉かなあと耳鼻科へ。
1ヶ月ほど耳鼻科で治療を受け、これ以上耳鼻科での治療はないと呼吸器内科へ回された。
そこでは、ぜんそくの疑いということで肺のCTスキャンを受けた。
結果、ぜんそくではなく肺に癌の組織が飛んでいるために出る咳とのこと。
画像を見ると、白い点がいくつかある。
元の癌は肝臓の非常に取りにくいところにあるそうだ。
1ヶ月半ほど、あちこち検査をしたのち7月8日~9日1泊2日の検体を採るための入院をした。
その結果がでる2週間後に病院へ行ったら検査に必要な分が採れなかったのか結果は出ず。
諏訪日赤への紹介となった。
中央病院には肺の専門医がいないため、肺の専門医がいる日赤で診てもらうようにと病院から予約をしてくれた。
諏訪日赤は、この辺の癌基幹病院。
7月30日、中央病院で受けた諸々の検査結果を持ち日赤呼吸器外科外来初診。
日赤には諏訪中央病院で1ヶ月半ほどかかった検査を1回で出来るPETーCTという機械があり、中央病院の6月のCT画像では古いということで再度、撮り直し。
この機械で撮影した場合、帰宅後、家人と1mは離れていて下さいと注意があった。
私の体は、この3ヶ月ほどでかなりの被爆。
検体を採るための入院が8月16日、手術は17日午後と決まった。
ここで、また問題発生。
後日電話があり、17日午前中に予定されている方の手術が予定より長びきそうで午後予定の私の手術は17時過ぎになりそうなので手術日を替えてほしいとのこと。
ようやく、18日入院、19日手術と決まった。
18日、日赤入院。
病棟デイルームからの諏訪湖。
センターよりの小さな島が有名な「諏訪湖お盆の花火」を上げる初島。
残念ながらコロナ禍の昨年、今年と2年続きで中止。
絶好の撮影ポイントだが、あいにく天気が悪く入院中、花火(小規模)は上がらなかった。
先日の台風の影響で、沢山のゴミが浮いているし水も濁っている。
夕焼けもだめ。
日赤受診の際、ロビーにこんなパンフレットが置いてあった。
入院中だが、ノートPCを持ち込めばWi-Fi 視聴できるというので申し込んできた。
入院日しかWi-Fi設定などしている時間はないので、早速操作を始めたが日赤のパスワードを入力しても繋がらない。
スタッフに相談したら病棟で一番PC に詳しいという若者が来てくれたのだが、同じく。
結局、下記に引っかかるのではないかということになった。
インターネットにつながらないので持ち込みPCが2.4GHzかどうかの確認は出来ない。
19日全身麻酔手術後、ICUで1泊。
その翌日、入院日の病室ではなく、まだ色々な検査器具との接続コードが取れないので病棟内の4ベットに看護師が一人付くというICUと一般病室との間のカーテンで仕切られた4人部屋に1泊。
そこで、またまた問題発生。
昼間、お隣の患者さんの担当医が回診に来たときに「○○さん、今日、手術を受けたのは覚えていますか?」「覚えていない」「覚えていないのかぁ」と立ち去ったのが聞こえてきたので、ひょっとしてお隣さんは認知症の方?と思っていましたがそうでした。
尿を採るための管を抜いてしまうようで、お若い看護婦さんの「抜いたらだめよ。これが入っているのだからトイレは行かなくて大丈夫なのよ」という高い声が病室内に響きっぱなし。
21時の消灯時間になってもその声が響いている。
術後2日目の私は、とうとう我慢が出来なくなり、装着器具のコードを外し、空きベットのある部屋がないか自分で確認に出た後、スタッフステーションへ行き「申し訳ないが病室を替えてほしい」とたのんだ。
色々コードが付いているので、その器械のない普通病室は無理と思いつつ・・・。
私は何も理由は言わなかったが、スタッフステーションの隣の部屋なので他のスタッフ達にもその声は聞こえていたようで先輩看護師が注意をしたのか看護師がお隣さんへ注意する声は急に小声になった。
だが、今度はお隣さんが「オイ」と独り言をいうと、それまで「痛い、痛い」と泣き声で言っていたその向こうのベットの女性が元気な声で「なあに」と答え始める。
「え~。そちらも認知症?」という感じで、参った、まいったである。
もう翌日になっている。結局、朝まで一睡もしなかった。
次回入院するようなことがあったら、個室ならば色々な器械が付いているのか確認したうえで個室にしなくてはと思った。
まあ、何はともあれ第一段階の検体採取は、無事済んだ。
中央病院では、肺の近くの採りにくいところから採るとの説明でしたが、日赤は肺を直接小さく三角形に削る感じで採るとのことでした。
2週間後に結果を聞きに行き、その後、手術をするか薬で治すかが決まるようだ。
「薬でということは、禿げますか?」と医師に伺ったら、「使う薬によります。」ということで詳しい説明はなかった。
翌朝、胸部レントゲン撮影を正面と左横から写し主治医が画像確認後、早々と退院した。
手術は、左脇3ヶ所に穴を開け行われた。
癌ケアのZOOMは、帰宅後、自分のデスクトップで拝聴した。
パンフレットに載っていた坂本医師は、手術時の麻酔について説明して下さった麻酔科医師でした。