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山に登る! 山を滑る! 山を歩く! 山を遡る! 山を楽しむ! 山で遊んでいます。 無名山塾講師の山の日々です。

北ア・針ノ木岳~蓮華岳 2010.7/30~8/1

2010-08-01 | 山の遠足/宿泊登山

スライドショー 7/30 / 7/31 / 8/1
先週の八ヶ岳が、コマクサシリーズ第1弾で、今回はコマクサシリーズ第2弾です。(個人的には『親不知~御前崎』シリーズの一部でもあるというわけですが。)
7/30 前日は、久し振りに大町山岳博物館を訪ねて近代登山の歴史に想い7 を馳せる。信濃大町の七倉荘に泊まって休養充分で扇沢に向かう。種池新道の入口も扇沢も車で一杯で、一番下の市営駐車場に誘導される。扇沢では、登山指導所でコースの情報を仕入れて、篭川左岸沿いに大沢小 屋に向かう。大沢小屋の入口脇には、百瀬慎太郎の「山を想えば人恋Photoし、人を想えば山恋し」のレリーフがあって、歴史を感じる。中に入るとお茶のサービスがあって感激です。
 小屋からは小一時間ほど登ってやっと雪渓の上に降り立った。上は晴れているようだが、雪渓の上はガスであまり視界は良くない。ただ雪渓は適度な堅さで割と登りやすい。順調に登って来て1時間半程で大岩に到着した。2 ここから夏道が出ていて、アイゼンを外す。砂礫の道をひたすら針ノ木峠に向かって登って行く。疲れの出てくる頃だが、大沢小屋から4時間弱で針ノ木小屋に着いた。一息入れたら、針ノ木岳の往復に出発です。エアリアマップのコースタイムは登り1時間、下り30分の1時間半となっているが、疲れていることもあるが長く感じた。せっかくの山頂だったが、小雨や霧で全く展望はなかったのは残念。今度は、爺ヶ岳のほうからの縦走できてみたい。
7/31 霧が濃い中を蓮華岳に向かう。かつて大沢小屋にいてとてもお世話15 になった方が針ノ木小屋に上がっていたので、ご挨拶が出来たのが嬉しかった。朝のお見送りまでしていただいてありがとうございます。
 蓮華岳は、始めのほうのちょっと急登を頑張ると次第に傾斜が落ちて来る。とガスの中から、あちらこちらにピンクのコマクサが咲き誇っているのが目に入って来る。思わず皆さんカメラを出して撮影タイムである。Photo_2 山頂標識はまるで分岐の道標のような雰囲気で立っている。2799mの二等三角点は、そのちょっと先にあった。道は、山頂から南に向かって直角に下っている。その道の両脇にもコマクサが広がっていて、うっかりすると踏みつけてしまいそうになるほどである。白花のコマクサも見つけること Photo_7 ができて、大満足である。岩場が出て来たら、いよいよ蓮華の大下りである。ひたす ら下ると北葛乗越、そこから今度は北葛岳に向かって登り返しです。雨はすっかり上がって、蓮華岳の大きな山容を堪能する。またそこから大下りし、七倉岳に登り返し。今日は登ったり下ったり忙しい。
 七倉岳まで来れば、あとは船窪小屋に向かってゆるゆる下って行くだけである。青い屋根のタルチョがはためく船窪小屋に近づくと、Photo_5 誰かが歓迎の鐘をカ~ンと鳴らしてくれる。なんか馴染みの民宿にでも来たように、ファットと包み込むような雰囲気で迎えてくれる。食事も美味しいし、とても素敵な山小屋である。
8/1 今日は七倉に下るだけなのでのんびりした朝である。朝食前 Photo_8 に小屋の裏の展望台に登ってみると、針ノ木岳や蓮華岳、立山連峰から剱岳、裏銀座と表銀座の山々などぐるりと北アルプスの山々が出迎えてくれた。この船窪小屋は実に良い場所に立っているものだ。充分に景色を楽しみ、美味しい朝食をいただいた後は、ひたすら七倉尾根を下るのみです。最後は大町温泉で3日間の汗を流して解散です。



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