ちょっと山でも登りませんか?

山に登る! 山を滑る! 山を歩く! 山を遡る! 山を楽しむ! 山で遊んでいます。 無名山塾講師の山の日々です。

北ア・白馬三山 2010.8/21~24

2010-08-24 | 山の遠足/宿泊登山

スライドショウ 8/21 / 8/22 / 8/23 / 8/24
 3泊4日、僕の遠足企画では今年最長のプランです。今年の夏は、本当に好天続きで、この白馬三山も4連勝です。
 8/21ゴンドラリフト、ロープウェイと乗り継いで降り立ったのは、 栂池自然 園です。馴染みのあるのは、春の山スキーシーズンの栂池だ。夏の栂池は、緑タップリの高原である。Photo_4 雪の栂池も良いが、グリーンシーズンもまた違った魅力がありそう。ゆっくりと緑の中で高山植物の探索など、面白そうであPhoto_8 る。
 そんな訳で、残雪期は雪の大斜面、今日は緑濃い樹林帯を、花を愛でながらひたすら登ります。天狗原の湿原、白く咲いているのはワタスゲか?と思ったが、ちょっと季節が合わない。よく見るとイワショウブでした。白に赤がImg_0065ちょっと入って中々可愛い花です。岩のゴロゴロした斜面や雪渓を登って白馬乗鞍岳の広い山頂の一角に辿り着いても頂上の大ケルンは以外と遠いのでした。山頂でお約束の集合写真を撮ったら、ゴロゴロの岩だらけの道を下ります。池のほとりを回り込むと今夜の宿、白馬大池山荘です。池の水面には小蓮華岳が映り、回りにはお花畑が広がりとても素敵なロケーションです。
 8/22昨日は夕焼けも楽しみ、今日も朝から絶好の天候です。途中の小蓮華岳 Photo_5 は新潟県の最高峰ですが、山頂付近が崩壊していて一番高い所には行けまず、ちょっと手前が山頂となっていました。残念!Photo_6
 白馬岳山頂には山頂標識より目立つ大きな方位盤が、 堂々と立っています。この方位盤が山頂に運び上げられたのが昭和16年の8月というから、今から69年も前である。2分割されて、人の背で運ばれたという。その一個Photo_7の重さが187.5kgというから驚きである。運んだのは、 富士山で強力をしていた小見山さんというImg_0083方。でもそれが元で体を壊し、若干42歳で亡くなったという。新田次郎の「強力伝」のモデルと なった話である。この作品で新田次郎は直木賞を受賞した。ちなみに、この小見山さんは箱根の金時山の金時娘のお父さんだそうで、それは帰ってから知った。
 8/23小屋の前から見えていた立山連峰や剱岳を朝日が赤く染め始めると、 毛Img_0142_2 勝三山の右にピラミッドのように白馬岳の影が映っている。今日も文句の付けようもない良い天気である。剱岳から槍ヶ岳の展望と豊富な高山植物を楽しみながら杓子岳の頂上もしっかりと踏んで中身の濃い三山縦走を成し遂げて、充実した気分で鑓温泉に向かいます。それにしてもこの2日間、稜線にはウルップソウがとても多かった。残念ながら花は終わっていましたが、最盛期には見事な群落が楽しめそうである。
 鑓温泉への下りは結構長かったが、大出原のお花畑はその疲れも忘れさせてくれるImg_0222 程の見事さである。もちろん、温泉も良かった。北アルプスのど真ん中で温泉に入って山を見るなんて最高である。高天原温泉と甲乙付けがたい。
 8/24朝食まえにひと風呂浴びて、小屋の前で雲海 から登る朝日を眺めいい気分で出発である。途中、浮き石だらけの沢を横断するところもあったが順Photo_9調に下山。最後も温泉で汗を流し、花と温泉の白馬三山縦走の締めとしたのでした。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿