東海自然歩道歩き隊(13) 金剛院～秋葉神社 2010.10/9~11

　本来なら今回は９月の竜爪山からの続き�のはずです。順番で行くと今回の金剛院越え�が１２月になってしまいます。しかし初日に宿泊予定の金剛院は、冬は水が不自由のため宿泊出来ないとのことで、順番を入れ替えたという訳です。
　そんな訳で、東海道線の金谷から大井川鐵道の家山駅がスタートです。実はこの金剛院の辺りは、「親不知から御前崎へ」企画と一部コースが重なります。方向は逆ですが。
　僕が時々チェックして参考にしているブログがありますが、その方はこの家山駅をスタートし、２泊３日でなんと三河大野駅まで歩いる。かなり健脚です！
10/9　そんなこんなで雨模様の中、駅をスタートし野守の池を回って家山川沿い の道を行く。八垂ノ滝のところから橋を渡って市井平へ分岐する林道に入る。雨に誘われて沢ガニが足下を這っている。ツヅラ折れの細い林道を登って僅かばかりの人家を抜けると林道を歩いたり、山道になったり、急に立派な道になったりでビックリする。最後は崩れ掛った林道を抜けて、今日の宿泊予定の金剛院に到着である。山道に入ってから雨も本降りとなって来て、金剛院に着いた頃はたっぷりと濡れていた。
　立派なお部屋に案内され、濡れたカッパなどは廊下に干させてもらう。 お風呂も炊いてもらって、厨房を借りて夕食準備です。そうです。ここは素泊まりで自炊です。メニューはおでんです。暖めるだけですが、鍋もガスコンロも使えてありがたい。ところが事件です。いざ食べようと部屋に食事を運んだ頃、いきなり電気が消えて真っ暗に。しばらくすると、廊下の向こうから住職が、大きなロウソクを持って来てくれた。停電との事。ローソクの光で、中々雰囲気のある夕食となりました。
  10/10　朝には雨も上がり、朝もやが立ちこめる気持ちの良い出発となった。 山門を過ぎて林道を登り返すとすぐに平松峠である。平松峠からは杉林の中の山道が続く。大光寺は、鳥居のある変わったお寺です。新宮池は、ちょっと雰囲気のあるところで、大蛇伝説 や諏訪湖と繋がっているなどの伝説が伝わっている。春野町に辿り着いて、問題発生！宿の予約が間違っていた事が判明。急遽、春野町唯一の旅館松本屋に掛け合うが、お祭りを理由に冷たく断られてしまう。ご近所さんのお話では、そもそも宿泊客はとる気がないみたい。それでも少し離れた所の民宿を紹介してもらって事なきを得る。
10/11　最終日は、犬居城から秋葉神社を越えて、西川のバス停まで。秋葉神社まで はかつての表参道を登って行く。辿り着いた先は立派なコンクリートの神社が待っていた。火伏の神という事で、結構賑わっていた。反対側には立派な鳥居が立っていて車道がすぐそばまで通ってる。そちらが現在の表参道という事か。神社からは、秋葉街道を下り、秋葉ダムの下を吊橋で渡り、登り返した所が西川のバス停。今回の終点です。この「西川」は、「にしかわ」ではなく「さいかわ」と読む。地名は難しい。