山帽子のとまりき2

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九州南部にて(キイレツチトリモチなど~)

2019-11-11 09:21:37 | 山野草

<キイレツチトリモチ>・(喜入土鳥黐)とは、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物。 国指定天然記念物

ツチトリモチ科の1年生の寄生植物で,葉緑体を持たないために光合成ができず,トベラやネズミモチなどの根に寄生します。10月下旬から11月中旬にかけて,高さ3~11cm,直径約2cmの円筒形で淡黄色の花茎を出します。鹿児島市喜入町で初めて発見されたことから,この名前があります。







<ツチトリモチ>・ツチトリモチ科は、ツチトリモチ科の多年草。一見キノコに似ているが、菌類ではなく、双子葉植物である
ハイノキ科の常緑樹,とくにクロキの根に寄生し,本州(紀伊半島)〜沖縄に分布する。全形キノコに似る。血赤色で,葉緑素をもたず,高さ5〜10cm






<リュウキュウコスミレ>・リュウキュウコスミレ(琉球小菫) スミレ科ミヤマスミレ類

鹿児島県黒島から屋久島以南、沖縄に分布し、人家周辺の日当たりの良いところに生える多年草。
特徴 ノジスミレの南方系の変種。葉は冬も枯れず残り、生い茂っている。三角状披針形が基本だが、長三角形や長卵形も見られ、葉裏は紫色を帯びるものから淡緑色までみられる。花は葉の数に反して疎らにポツポツと、長い期間咲き続ける。花色は青紫から白っぽいものまで変化が多い。
沖縄でスミレと言えば、このスミレのことで、一番、目に付くスミレです。
花期 10月~4月








<オイランアザミ>・花魁薊 キク科 アザミ属・草丈30~60cmの多年草。

茎や葉にはクモ毛はあるが、短毛はない。  根出葉は花時も枯れず、長楕円形で長さ30cm程度。質は厚く羽状に中裂し、表面は無毛、淡緑色で光沢があり、縁には2~5mmの太い刺がある。茎葉の基部は茎を抱く。頭花は枝先に集まってつき、紅紫色で径約2cm程度。花柄はなく、総苞は鐘形で、長さ17~18mm、幅20~25mm、総苞片は5~6列、直立して先に刺がある。1~3個の苞葉があり、縁に1~1.5cmの太い刺がある。

•分布・生育地 九州(鹿児島県南部)~奄美大島・海岸の砂地 花期 7~1月



<ノマアザミ>・野間薊  県・固有種  キク科  アザミ属分布  鹿児島県

野間の地名をもらった鹿児島特産のノマアザミ・産地は限られているけれど、大隅半島や薩摩半島の道路沿いに普通に咲く。








<クサヤツデ>







<ナギラン>の花後







そして あっと驚くことに遭遇しました





この葉っぱ・・見覚えある方もいると思う、
そうです、夏近く咲く クマガイソウの葉です。ここら付近の山間部の一部には 山に登らずして、林道沿いに点々と普通に見られると言う、

いや~驚きました。実に自然豊かな地域・山系でしたね。
ご案内いただいた花友さんによれば、いずこも同じで集落の過疎化がすすみ、林道や山に分け入る人が少なくなり、自然と山野草には安住の地ではあるが 真逆に サル、イノシシなどの有害獣が凄い勢いで増えているとか。
人との共生が難しいのはどこでも同じだと感じることでした。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
キイレツチトリモチ (へこさん)
2019-11-11 19:19:30
yamabousiさん、今晩は。
キイレツチトリモチとツチトリモチ、
土曜日に初めて私たちも見てきました。
本物のキノコのようでした。

キイレツチトリモチは私たちが見てきたのとは、
色合いなどが少し違うようです。
生まれたてなのでしょうか。
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Unknown (けいこたん)
2019-11-11 20:48:23
山帽子さん、こんばんは。
珍しいものがいっぱい!キノコのようで、キノコではないなんて(≧∇≦)
楽しませて頂いてます(*^^*)
クマガイソウの葉っぱ、私にもわかります。
2年前の春、山先輩さんに案内していただきましたから。
こちらでは、苦労して探さなくても、林道沿いに見られるそうでーー。
そうしたことからも、人と草花などの自然、また野生動物との共生の難しさを感じられたのですね。
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へこさん (yamabousi )
2019-11-12 07:30:49
へこさん おはようございます

>生まれたてなのでしょうか~

へこさんのブログを見せてもらいましたが 凄い数の様子でしたね。多分自分が見たのはおっしゃるように、生まれたての状態だったかも~。

チョコチップ状態のも見てみたかったです。
それにしてもよくよく花場所 知っておられますね。
毎回 感服しています。
山野草もだんだん少なくなってきて少し寂しくなってきましたよね。
今年 ヤツガシラは見に行けそうにもないです。
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けいこたん (yamabousi )
2019-11-12 07:35:18
けいこたん、おはようございます

九州の南部までは遠くて、毎年とは行けそうにもありませんが、やはり南の地方、花数も、植生も こちらとは随分と違うものだと思った次第です。

九州も ほんとに広く、遠いものだと実感しました。
それだけに魅力尽きませんね。
山も面白いですが山野草も面白いです。
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キイレツチトリモチ (流れ星)
2019-11-18 11:54:11
高知でみるのとはずいぶん違っていて驚きました。
「ではじめだ」から とおもいますがかなり色白ですね。
アザミ2種・・アザミの判別難しいので覚える事ができません。記憶力も低下の一方なので諦めかけています。でも、見てみたいものです。
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流れ星さん (yamabousi )
2019-11-18 16:04:12
こんにちは
寒くなりましたね~
>高知でみるのとはずいぶん違っていて驚きました。
そうなんですか、
こちらのは仰るようにまだ出始めたばかりの時でしたので
自分は成長した段階のはまだ見たこと有りません。

薊もその地方、地域にはいろいろ微妙に咲いて固有種みたいな種が多いそうですね。
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