山田電機のお仕事日記

自動車電装品販売・修理の専門店。
仕事の話は程々に!? 食べ物ネタや趣味ネタ満載中!!

あまり叩かないで下さい・・・

2010-12-03 22:17:06 | オルタネーター/スターターの話
凹んでます・・・

叩かれ過ぎてこんな風になってしまいました・・・



帰ってきたスターターのコア(故障品)。

テレビなんかの家電製品が調子悪い時に、
「バシッ」って叩けば直ったりしましたよね?

実はスターターも叩けば一時的に直る事があります。

でも破壊するほど叩いてはダメですよ。
過去にはフロントブラケットが割れて帰ってきた物もありましたから。

リビルトする際に外観が余りにもボコボコだと、
見栄えが悪くて再使用できなくなる事もあるのでお手柔らかに!

叩く時は優しくコツコツと・・・

それでもスターターが回らなければ諦めましょう!

これで走行8万キロ!

2009-08-01 19:07:35 | オルタネーター/スターターの話

オルタネーターを分解してみると、
ブラシが減り切ったのが原因で
発電しなくなった物って
最近はホンマに少ないです。

これはエルグランド(E50)の
ガソリン車のオルタネーターですが、
走行8万キロでまだコレだけ残ってます。

エルグランド E50 VG33用

昔は走行10万キロが目安って
言われたりしてましたが、
今や20万キロ!?は持ちそうな感じです。
(※車種によって異なるのであくまで参考です)

でも最初にも言ったように、
たとえブラシが減らなくても
他の部品が故障してしまえば
発電しなくなってしまいます。

私の知っている限りでは、
10年間で1万キロしか走っていないのに
故障した物もありましたよ。

年数が経過すれば、あまり乗らなくても
自然と故障する事も多いんですよ。

当店製のリビルトオルタネーター

オイル混入で・・・

2009-05-02 17:23:01 | オルタネーター/スターターの話

ここまで行ってしまうと
内部を分解して清掃する
オーバーホールだけではダメですね!

オイル混入が原因で、
ローターコイルのスリップリングが
思いっきり段付き磨耗しており、
基準値をオーバーしています。

ここ数日、何故か同じような故障が
続いているのですが、
現在はオイル漏れをしていなくても
過去に漏れた事があって、
オルタネーター内部に残っていれば
後々になって発電不良を起こす事がありますよ。

もしエンジンルームを見て、
オルタネーターにオイルが被って
汚れているようであれば要注意です!

そんな時は早めに点検をし、
オイル漏れとオルタネーターの修理を
同時にした方がイイと思いますよ。

と言うのは過去の例なのですが、
オイル漏れをそのまま放置した為に、
交換したオルタネーターが約1ヶ月で
再故障した事もありますしね。

あとはエンジン冷却水の混入によっても
同様の故障をする事がありますので
注意して下さいね。

夜の渋滞時に・・・意外とエコかも!?

2009-04-15 20:43:07 | オルタネーター/スターターの話

もうすぐゴールデンウィークですね♪
「高速道路1000円乗り放題!?」もあって
今年は車で出かける方も多いと思います。

と言う事は・・・
あちこちで大渋滞が発生???

ここでちょっと話は変わりますが、
渋滞時とかにヘッドライトを消す習慣って
最近は聞かなくなりました。

今ではオルタネーターの性能も上がり、
またHIDになったり、LEDが使われたり、
わざわざ消して節電しなくても
バッテリーが上がる事って余り無いですしね。

でも車によっては、
電装品を多く使用している際などには
注意が必要な時もありますよ。

例えばエアコンを使用して
ヘッドライトとフォグランプも点灯している場合。

この状態では、走っている時は大丈夫でも
渋滞時になると発電量より放電量の方が
多くなる車も出てきます。

それを知らないで走行していると、
バッテリーが上がってエンストしたり、
止めた後、再始動できない状態になります。

勿論、バッテリーやオルタネーターにも
負担が掛かり、良くはありません。

電装品の中でもライト系って言うのは
結構電気を消費しますので、
そんな時にはせめてフォグランプだけでも
消してあげればより安心だと思いますよ!

オーバーラン

2006-09-22 18:20:11 | オルタネーター/スターターの話
よく「電車がオーバーランした」って聞きますよね?

実は当店で修理しているスターター(セルモーター)にも
その言葉を使います。

簡単に言うと、エンジンがかかっているのにスターターが
回りっぱなしになる事です。

オーバーランするとスターターは設計以上の回転数で回さ
れることになり、その遠心力で中の部品がバラバラになっ
たり、また長時間回されることにより発熱して焼けてしま
ったりします。

原因としてはキースイッチが悪い場合が多く、ひどい車で
はキーがスタート位置から戻っていない事も見受けられま
す。特にトラックダンプなど室内に砂埃が多い車に目立ち
ます。

こうなると修理代は高くなってしまいます。でもこれはい
つ起きるか分からないので、なかなか防げません。

だからオーバーランした時は同時にその原因を直して下さ
い。もし直さなければ故障が再発してしまいますよ。
(保証が効かないので御注意!!)

チャージランプの確認

2005-01-29 23:36:42 | オルタネーター/スターターの話
車の警告灯の中にバッテリーの形をしたランプがあります。



上の画像では真ん中にあります。キーをONにした時、チャ
ージランプは点灯します。

次にエンジンをかけると・・・



ご覧のとおり消灯します。

案外、キーON時にランプが点いているか確認してる人って少
ないです。でもこれってすごく大切なことなんですよ。もしラ
ンプが点いてない場合はオルタネーターが故障している可能性
が高く、このまま走行すると警告もなく車は止まってしまいま
す。

オルタネーターが故障したら必ずチャージランプが点いて警告
してくれると思うのは、実は大間違いなのです。

路上でのトラブルを防ぐ為には必ず確認しましょう。

故障の原因は?

2005-01-15 23:28:36 | オルタネーター/スターターの話
オルタネーターやスターターを交換する時に気を付けなければいけない事、
それはなぜ故障したのかという事です。単に寿命がきて故障する場合が多
いのですが、ほかに原因があって故障することもあります。

それはエンジンオイルや冷却水などが漏れてオルタネーターやスターター
内部に混入し故障した場合。この場合、同時にその箇所も修理しなければ
いけません。
スターターに関してはキースイッチの不良。オーバーランというのですが
エンジンがかかった後もスターターが回りっぱなしになる故障です。この
場合はキースイッチも交換しなければいけません。

故障の本当の原因を修理せずに交換すると再び故障します。しかもクレー
ム対象外となってしまいます。だから必ず同時に修理してください。

オルタネーターとは?

2005-01-06 23:42:03 | オルタネーター/スターターの話


車の電装品で重要なパーツであるオルタネーター。簡単に言うと
発電機 のことです。

通常、オルタネーターの発電した電気はエアコンやオーディオや
ヘッドライトなどに供給され、バッテリーも充電しています。そ
のおかげで車は走り続けることができるのです。

ところがこのオルタネーターも故障します。万が一故障したら電
気の供給はストップします。つまりバッテリーの電気を使い切っ
てしまえばエンジンは止まってしまうのです。

故障は突然訪れることが多くなかなか未然に防げません。ただ少
しでもトラブルを防ぐために、
・チャージランプの確認。
 (キーONで点灯、エンジン始動後消灯するか確認する)
・保証が切れたら定期的にメンテナンスする。
・異常を感じたらすぐ点検してもらう。

当店では以上の事をオススメしています。

リビルト品とは?

2004-12-26 02:38:38 | オルタネーター/スターターの話
車のオルタネーター(発電機)やスターター(セルモーター)の事について
話をする前に、基本となる言葉の説明をします。

まず最初にリビルト品。この言葉は一番使われるのではないでしょうか。た
だその割には、はっきりとした定義がなく曖昧です。当店としてはリビルト
品とは、「故障した部品と今後故障する確率の高い部品を交換し、再使用で
きる部品は再使用して新品よりも価格をおさえた環境に優しい商品」と考え
ています。現在オルタネーターやスターター、エアコンのコンプレッサーを
交換する時はリビルト品を使うのが主流です。製品補償は大体1年間です。

次に中古品。その名の通り中古です。廃車になった車から取り外した物です
が最近は比較的程度の良い物が多いです。ただし補償はありません。リサイ
クルパーツとも呼ばれています。

そして最後に新品です。ただ新品を使うことはごく稀です。なぜなら価格が
高く、製品補償もリビルト品と変わらないからです。より安心感を求める方
にはオススメです。

リビルト品、中古品、新品。どれを選ぶか迷いますが、当店はお客様の要望
を重視しつつ、的確なアドバイスができるように心掛けています。