山田の案山子

日々是吉日

セックス産業は必要悪? 売春防止法でなく風俗営業法違反?

2013年09月14日 | 報道・ニュース
AV女優の壮絶な経験談を「鵜呑みにしてはいけない」との指摘
  NEWSポストセブン(9月14日)
 【書評】『「AV女優」の社会学 何故彼女達は饒舌に自らを語るのか』鈴木涼美/青土社/
 【評者】井上章一(国際日本文化研究センター教授)

 如何して自分はAV女優になったのか。そんな自分語りを、女優達は屡々繰り広げる。雑誌のインタビューのみならず、AVの画面でも。

 それぞれ、なかなか聞きごたえもある。おもしろい語りになっている。だが、其の表面的な鮮やかさや判り易さを鵜呑みにしてはいけない。彼女達は日常的に自分語りを要請されている。

 仕事を貰う為には業界内での様々な面接を経なければならない。彼女等の語りは、たびかさなる面接を経て磨き上げられていく。「お兄ちゃん」に犯された過去等は、いともたやすくつくられてしまうのだ。

 こうした語りは、また彼女達自身を納得させる効用も持っている。本当のところは如何して此の道に入ったのかが解らない。少女が自分の性を軽やかに商品化する。

 都会ではよく見かけるそんな場から一歩踏み込んだだけだったのかも知れない。しかし、自分語りを続けて行くうちに、彼女等は尤もらしい説明へと辿り着く。視聴者の欲望する女優像のみならず、今の自分が合理化出来る語りを見付け出す。

 女優のインタビュー集等は、気をつけて読まねばならないなと思う。性の商品化を問い糺す既存の社会学にも、頓珍漢なところがあったなと感じいる。彼女は自由意志で其の道を選んだのか、其れとも強制されたのか。

 其ればかりを問題にしていても、AVと云う世界は読みとけない。強制されているものがあるとすれば、其れは自分語りの方なのである。語りこそが売春の対象とされている状況に、今迄の社会学は無力であったと言うしかない。

 其れにしても如何して日本のAV画像は、屡々女優の語りを挟み込むのだろう。彼女達の身辺雑事にまつわるトークが、何故商品たりうるのか。私は其処に、日本近代文学の、私小説的な伝統を感じなくもない。

 諸外国のAVは、こういう女優の語り如何扱って来たのか。誰か対比的に調べてくれないかな。



女性には売春婦として働くか働かないか、また、どんな条件で働くかを決断する権利が在る。看護婦やタイピスト、ライター、医者等と同じ様に売春婦にもフリーで働く権利が在る。管理や経営問題の面倒を見てくれる第三者に雇われて働く権利も在る。
  「セックス・ワード」 パンドラ著 現代書館


セックス産業?
パンドラが云う売春婦として働く権利?
デリバリーヘルスが売春業と認めぬとは言わせぬ!
ソープランドが売春業で在る事も同じだろう?

売春防止法?
デリヘルが潰れるとラブホテルの経営が成り立たない?
必要悪?
需要と供給で性犯罪抑止の為にセックス産業を本気で取り締まる事は無い?
デリヘルも不法就労外人や未成年者を雇わず垂れ込みでも無ければガザも入れまい!