山田の案山子

日々是吉日

一生懸命と一所懸命

2014年02月17日 | 時事・ニュース
単純に一生懸命と言えば一生に命を懸ける
一所懸命と言えば其の場に命を懸ける
だと思うが殆どの場合一所懸命とは言わぬ

一生懸命だろうがチンタラだろうが懸命に生きる
本人が一生懸命に生きているのか好い加減にチンタラ生きて居るのか?
誰が如何して判断するのだろう?

昨夕従姉と電話して好き勝手に生きて来て
苦労を知らないこうちゃんが羨ましいと言われた
児童相談所や教護施設
少年院や少年刑務所そして刑務所
自分が好きで選んだ人生だが幸せだったとは思えぬ

後戻りが出来ぬのが人生だと思う
案山子と徒名を付けた兄弟分と呼んだ男
浅草の親分と周囲の人間達に小生を紹介していた

今悔やまれる事は家内に何もして上げられなかった事
家内と言っても入籍も同居もして居らぬ
悔やんだ処で現実は厳しい

若し・たら・れば
愚痴にしかならぬが
飲まず遊ばず貯めて居ればマンションの一つも建て家賃で喰って居るだろう

家内とは現役の頃に出会った
府中刑務所を出獄し元居た組を出た
他の組織の相談役を遣って居る時に出会った

20歳頃からお世話して下さった不動産会社の社長が仕事はくれた
財布には常に200近く入って居た
飲みに行っても遊びに行っても財布を差し出し料金を取らせた
金に不自由しない男だと思ったのだろう

相談役も止めた
チャカを渡され何事かが有らば小生が懲役?
家内と鶯谷でホテトルを始めた
運が開けたのか面白い程日銭が稼げた

結局小生の酒と遊びで借金を残し店は破綻せざるを得ぬ事になった
今でも其の事は一言も口に出さぬ家内
憎んで居るだろう怨んで居るだろう

言って詮無き事を愚痴と云うが詮無き事は言わぬ家内
生涯懸けて守り償わねば為らぬと思う
一生懸命守り通す覚悟だ!

貸し売りは奈良の都の刀研ぎ 先も切れます元も切れます?

2014年02月17日 | 時事・ニュース
朝から酒を飲み出した
金土日と続き今週は禁酒しようと決めた筈なのだが・・・
明後日には内科で採血の予定だがミカンを頑張って食べて居る
ミカンにはアルコールガンマー値を下げる効力がある
毎日飲んで採血の結果「半年以上は飲んでない」だって(笑)

昨夕には久し振りに従兄に電話をした
電話に出ないので従姉に電話をした

寂しくて誰かと話がしたかったんでしょ!
ズバリ其のまま言われた
お互い歳を取ったんだから毎日が大変なのよ!
あんたは自分の遣りたい事を遣って自由に生きて来たんだから羨ましい・・・

大阪刑務所服役中に母は他界した
兄からの手紙で知った
母は小生を生んで間も無く離縁され家を追い出されたそうだ

其の後縁有って最期を看取って下さった旦那様と結ばれ幸福な後生だったそうだ
兄からの手紙で母名義の土地や建物・預貯金の相続分が有ったらしい
旦那様のお志だろう

兄の云う通りに生前贈与とやらに同意した
印鑑証明?
服役中の小生には何ともし難い
印鑑登録もして居らなんだ
刑務所長の計らいで指印で手続きは通った

出獄迄の間は定期預金で兄が預かってくれた
兄は真面目過ぎる程に気真面目で働き者だった
バーテンダーと云う職業を選びバーテンダースクールに通ったそうだ

後に自分で店を持ち昼間は不動産管理会社に勤め宅地建物取扱主任の免許を取った
河口湖でバーと喫茶店とコンパを営んでも居った
娘が学校に通う様になり八王子に越したのだろう

兄の人生は幸福だったのだろうか?
兄は嫁以外の女を知らないと思う
兄が経営する河口湖のコンパに行った時
閉店後従業員も集めて飲んだのだが帰り際に「お勘定」自分の店だと忘れてた
平静を装いながら疲れ酔って居たのだろう

新宿の東京医大から昭島の病院に移り
暫くして手術するから親族を集める様にと医者に言われたらしい
まさか安楽死させる為の手術とは考えもせなんだ

手術室から出て来る前に小生は帰宅してしまった
速く帰って酒が飲みたかったのが本音だ
翌朝には通夜の場所と時間を電話で知らせて来た

兄嫁が連絡したのだろう中学時代の同窓生が通夜にも告別式にも来てくれた
弔辞と云うものを初めて兄の同窓生から聞かされた
誰からも多くの方々に愛された兄の弟である事を誇りに思った

訳あって兄他界後は兄嫁とは疎遠? 否 縁を切った
友達でも家族・親族と雖も金の貸し借りは断じてすべきでは無い
金も失い互いの信頼や付き合いも断ち切られる

貸し売りは 奈良の都の刀研ぎ 先も切れます 元も切れます!
吉原の居酒屋の女将と短冊を想い出す