憎しみは無力感の表れだとエーリッヒ・フロムは言う。生産的に生きている人は、憎しみの処理が出来る。憎しみの処理は、愛されなかった者の人生最大の課題である―『自分の受け入れ方』加藤諦三著より抜粋
幼児的願望とは、わがまま、頑固、恩着せがましさ、ナルシズム、依存性、いつでも誉められたい、注目されたい、求められたい。周囲の人にはいつも自分の話をしてもらいたい、だから人の話題はつまらない。いつも自分ひとりが得をしていたい。でも利己主義だとは言われたくない(略)()続く
(続き)幼い子がある人を好きになったとする。その人が自分の側にいてもらいたいときにいないと、その人に不満を感じる。いて欲しくないときは、側にいると不満になる。幼児的願望とは、とにかく自己中心的なものである(略)(続く)
(続き)さらに重要なことは、用事は「してもらうことが当たり前」と思っている。(略)幼児的願望とは、無条件に「愛してー」という叫びでもある。相手に何か与えるのではなく、与えて欲しいという叫びである。-『自分の受け入れ方』加藤諦三著より
幼児的願望は大人の願望とは矛盾する。大人の願望とは、与えられることよりも与えることに喜びを感じる。
幼児的願望を持っている人が、大人の立場に立たされることはたいへん辛い。自分願望とは別のことをすることを周囲から期待されるからである―『自分の受け入れ方』加藤諦三著
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