とうとうこの日を迎えることとなった。
やっちまっただ...。
バックシートの買い替えで気分も一新、再撮!!もちっとサイドライトが良かったかにゃ!?HTをもそっと際立たせてみました。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
購入の決め手は、立体感のある見え方であろうか。(個人的感想)
それからフィールドフラットナーレンズにより、ピントが浅いという感覚が少なくなる。
アイカップを伸ばして。カポっとハマります。VICTORYシリーズは覗きやすいです。何といっても自分はやや目が悪いのだが、裸眼で双眼鏡を覗ける楽ちんさは有り難い!
Carl Zeiss VICTORY SF 8×42
Best Visual Experience
新開発のウルトラFLレンズシステムと光透過率92%の光学系、7枚構成の広視界型接眼レンズに組み込まれたフィールドフラットナーレンズにより、視野の隅々までシャープな画質が得られます。
と、あるがVICTORY HT 8×42と比較するとよくわかる。
周辺部までかなりシャープである。
夜間、遠くの街灯でテストすると判別し易い。(もしかすると近すぎると、一見わかりにくいかもしれない。よって店舗での覗きでは、この辺はわかりにくい)
VICTORY HT 8×42は、中央から50%くらいから、次第にピントが外れてくる。
自分のだけだろうか?特に下はかなり画像が悪い。
ただし、見やすさは相変わらず良いと言えよう。
VICTORY HT 8×42(写真右側)と見た目比べるとVICTORY SF 8×42は筒が長くなっているのがわかる。(スマホカメラで歪んでいて申し訳ないが)
この辺の長さの問題で、無理のない設計が可能になったのであろうか。
だが重量は HT 8×42 より50gも軽い、780g
これは、ぱっと持ってみてすぐわかる。
フォーカシングホイールは、グリスがよいのか動きは滑らかだ。
また、ウルトラFLレンズの膨張率を考慮してか、インフィニティから遠くまでフォーカシングホイールは回る。
この辺はどうとるかだろうが、個人的にはHTレベルにして欲しかった。
見かけ視界64°はHTの62°と比較して(ノ・ω・)ノオオオォォォ-!
と言うほどではないが、大きい。
ただ、この2°の差はさほどでもないが、今から購入するならまず間違いなくVICTORY SF 8×42であろうことは間違いない。
まだ在庫セールがあったとしても約6万円の差はどうということのない開きである。しかしVICTORY HTシリーズが中古で手ごろで入手可能ならば、それは悩むべきところかもしれない。
ハードケース。
これ、アイカップを伸ばしたまま収納することは出来なかったのはなぜか?
それどころか、ストラップをうまく巻き付けないとジッパーが締まらないし、マグネットのボタン?は緩すぎて危険であろう。
VICTORY SF 8×42本体も内部に埃があって、最初のは返品交換してもらった。
次のも塵があったが、もうこれは欧州製の宿命であろうか。
噂には聞いていたが、国内メーカーの某国製より酷いのだ。
もちろん、見る分には何ら影響はない。ただちょっと残念な気分になるだけであろうか。
対物レンズキャップの出来は相変わらずだが、紐は1本になった。
メリットは対物レンズに絡みにくい。
デメリットはストラップに纏わりつく。
どちらかと言えば、個人的には紐は2本欲しかった。
ストラップの紐は改良されていて、巻きやすかった。
ニコン巻きは、やりやすかった。
取り付けは、やや面倒ではあるが紐がぴよ~ん。と飛び出ているのは危険でもある。
場合によっては眼に刺さることもあるし、外れやすい巻き方でもある。
使用するときは、アイピース側のラバーを、このようにずらして使用する。
問題は吐息がカバーのラバーに付着しそうで気にはなる...。
プラの輪っかは、もう一個づつ取り寄せる予定。
まだふわふわしている。
HT 8×42のように、このようにしたい。
自分の双眼鏡は、基本的にこのような方式をとっている。特にツァイスは。
透過率対決
VICTORY HT 8×42にはこうあった。
95%の光透過率。比類のない明るさの双眼鏡は、SCHOTT社の高透過率HTガラスを採用し、アッベ・ケーニッヒ型プリズムとを組み合わせた構成で最高のイメージシャープネスを誇ります。
つまり95%
対する VICTORY SF 8×42では、、
高視界を楽しむ最高レベルの明るさ:光透過92%優れたイメージクオリティ:SCHTTO社のFLレンズ
と、ある。
まだ、本格的運用をしていないのでこの3%の差は判別できなかった。
もっと夜空の暗い所に出かけてテストせねばならないであろう。
透過率に関しては90%で、かなり明るく感じるが、VICTORY SFはその上を行く。
確かに、この対物レンズのキャップ用紐は邪魔ではあるが、使用するときは垂れ下がるので2本派かな~。
【総括】
フィールドフラットナーレンズの威力を思い知った。
同じような光学系のフィールドフラットナーレンズを謳った双眼鏡は他にも安くて良いらしいのがある。(安いと言っても10万円以上のコースである!)
自分は、今まで損をしてきたのか?
いや、単なるカール ツァイス信者ではない。
見やすさ、覗きやすさは良いと思っている。
ただそれに20万円とか30万円出すかだ。
明るさもカール ツァイス特有であろう。(同じ欧州製でもライカとスワロフスキーはどうも。ファンの方すみません。)
国産の双眼鏡にも興味津々のがいくつかあるが、そうそう買えるものではない。
今悩んでいるのはポケットか30mmクラスか?
ポケットで口径25mmなら30mmでもよいのでは!?とか、悩みは尽きない。
元を正せば、最初にSFを購入しておくべきだったのだ。
そうすれば、この予算で30mmクラスとポケットを同時購入することが可能であったでろう。
高い勉強代金となってしまったが、一度最高級品に触れておくことは重要だろう。
誤解されないで欲しいのは、廉価な双眼鏡をバカにしているわけではない。
だが、実売価格2万円くらいにならないと、シャープさとコントラストは上がらないようだ。
店頭では比較しにくいであろうから、可能ならばCP+で置いてあるようなものを見比べて購入すれば、それは一生ものであろう。(CP+では遠くが見えるので比較しやすい)
さあ、消費税10%になる前になんとかしなければならないものがある。
30mmクラスも可能ならば購入しておきたいが、そんなに持っててどうするの???
ってアホな世界です。
振り返れば祖父の戦争中使用していた日本光学だったかな?カビだらけだったのを清掃したことと、星にハマっていることが原因である。
自分にとっては、星とか天文とかが唯一の道楽なので許してやって下さい。
さあ、これで手持ちの双眼鏡は完璧だ!
誤字脱字がございましたらお許しください。
また、何か感じたことがありましたら追記致します。
【追記】
メーカーによると...。
VICTORY HTは明るさを追求したもので、VICTORY SFはフィールドフラットナーレンズがコンセプトらしい。
だが、それほど暗くない星空でも、両方とも明るかった。
6等級台のウィルタネン彗星が、双眼鏡ではSF&HT共に見えたのに、望遠鏡のファインダー(7×50)では判別しにくかった。
恐るべしVICTORY!!
だがVICTORY SFのフィールドフラットナーレンズは完ぺきではない。やはり周辺部に行くにつれボケてくる。(わずかではあるが)
覗きやすさは比較してしまうとHTよりはSFではあるが、両機とも覗きやすい。
キャップのストラップはやはり二本ないとネックストラプに絡まるので二本にしたが、長さが足りない。
レザーを縫いあわせる紐で5cm延長した。(Zeiss Conquest HD用だったのだろうか!?)
右の鏡筒側を長くした。
対物レンズに、カバーを引っ掛けないためだ。
因みに、このストラップ(紐)、市販品にはなかなかヒットしない。
といううかZeissオリジナルらしい。
百均にもなかったしネットでも検索しても出てこなかった。
因みに「ウルトラFLレンズシステム」とは、人工的に作り出したフローライトレンズ(蛍石)である。
色のにじみは感じられない。
軽量化にも一役かっているのかもしれない。(蛍石の方がEDレンズより軽い)
P.S.
レンズの収差には7つの収差があるのですが、その一つ「像面湾曲」が残っていると画面中心でピントを合わせても周辺(ピントの結像点が垂直でないので)でピンボケとなり、特に星などでは気になる率が高いです。
「フィールドフレットナーレンズシステム」の光学系ですと、その辺は補正されることとなります。ただし、全てを完璧に補正してしまうと若干他の見え具合で不具合も生じるデメリットもあります。
野生動物観察などで完全に周辺まで見えなくとも、意外と見やすく気にならないのは中心像に注視しているからでしょうか?少なくとも自分はそうでした。これが星とか遠くを綺麗にピントを合わせて見たいなら「フィールドフレットナーレンズシステム」の双眼鏡となります。
この辺は、専門の方々がよく分かっているでしょうし、良心的なメーカーは図解や写真で解説されています。専門店の店員さんも知っている方は知っています。少なくともこれらの双眼鏡は安くありませんので。
VICTORYシリーズもHTからSFに移行したのは、このようなユーザーの要望が大きかったのかもしれません。よってHTが覗きやすくともSFのように広視界双眼鏡になると気になるレベルになるのでしょう。この辺りは、メーカーの匙加減が出てきますね。
個人的にVICTORY SFは気に入っています。(*'▽')