一昨日、無事に父の老健入所を終えました。
一安心。ほっとして、しばらくボーっとしてました。
当日、病院に父を迎えに行きますと、
看護師さんを始めたくさんのスタッフさんに付き添われながら出てきた父。
見送りの人に「ありがとう、ありがとう」と言いながら号泣。
「奥様によろしく」と口々に声をかけられ、一人一人と握手。
入院当初は「ここの病院は人権蹂躙だ!!!」と憤り
「一刻も早く、ここから出たい!」と言っていたのに
時間をかけてスタッフさんと心を通わせ、ここまで慕わしく声をかけていただき
有難い限り。
話を聞いて理解すれば状況を受け止める父の姿勢も偉いと思うし
きちんと向き合ってくださった病院のスタッフさんには、本当に深く感謝。
盛大なお見送りを後に、介護タクシーで「奥様」と同じ老健へ。
病院併設ではないのだけれど、数百メートルのところにあり、タクシーで3分。
PCR検査をしてすぐに居室へ。
「奥様」こと母との対面で、また夫婦ともども号泣。
「素敵な光景でした。」とスタッフの方々に行っていただきましたが・・・。
最初の頃は、父がいちいち号泣するのに引いていた私ですが、この頃は慣れました。
脳梗塞で倒れる前の父と今の父と、ちょっと違うんじゃないかと、私の中では切り換えています。そうもしないとこっちが壊れてしまう。
さて、別室で入所に際して様々な説明を受けていると、携帯の着信音が。
画面に父の名前。
「ごめん、今、施設の人と話し中だから」と言って切る。
程なくして、また着信音。今度は画面に母の名前。うぅぅぅ
スタッフさんが、「用事を聞いてきてあげる」と言ってくださる。
まもなく
「終わったら、こっちへ来てほしいとのことです。」
「いいんですか?」
「どうぞ」
というわけで、帰る前に父の居室に立ち寄りました。
「素敵なお部屋でしょ。どうぞおかけなさい。」と、母はとてもうれしそうで
「ありがとう。」と何度も言われました。
同じ老健にすることにかなり悩みましたが(費用面の問題と、ふたりを一緒にすることで起きる問題)
これでよかったんだなと吹っ切れました。
自宅に帰り、やれやれとコーヒーを飲んでおりますと、また電話。母から。
母「お父さんが、こっちに来たわよ。」
私「そうよね」
母「お父さん、個室なのよ。知ってる?」
ん? さっき行ったよね
という言葉をごっくんと飲み込んで
「ああ、そうなのね。」
母「今度、見にいらっしゃい。」
私「わかった。面会に行くからね。」
短期記憶があやしい。
認知症が進行していることは否めない。
昨日も電話。
母「今、おやつを食べました。お父さんも一緒でーす。」
今日も電話
母「なんだか、いろいろなことがわからくなっちゃって。」
私「え? なに? なにがわからないって?」
つい、こんな言い方をしてしまうのは、よろしくないのかもしれないが。
母「今日が何曜日かとか、わからないのよ。毎日、新聞をこっそり見に行って確かめてるの。」
日付や曜日がわからないのは、ほんの一例で
わからないことはもっといろいろあるのだろうなあ。
もっとわからなくなる前に、父との時期が持てたのはよかったなあと思います。
一緒の方が、認知症の進行も、いくぶん遅いかもしれないし。
しばらくは、おだやかに二人で過ごしてほしい。
コメントありがとうございます。
確かに、別々の所だと、対応は2倍ですね😨
心配していただき、こうして暖かいお言葉もいただき、元気が出ます。ありがとうございます。
コメントありがとうございます😊
ホッとしだと言っていただいて、幸せな気持ちになりました。
ありがとうございます