2020年8月9日、曇のち晴。会の山行で健脚組は松尾岳・佐敷岳、ゆっくり組は八郎岳・小八郎岳だ。共に千々峠(乙女峠)に下り、平山に下りる。吾輩は水曜日に偵察で登ったから八郎岳を選択。農園駐車場に着くと下界は雲が切れ青空が覗くが、

山は雲が松尾岳まで垂れこめてきている。

9時17分墓地下の八郎岳登山口を出発。


墓地を抜けると樹林に入る。

広々とした登山道は緩やかな快適な登りだ。風もあり暑さも気にならない。


10時竿の浦分岐に着き、小休止。

ここで標高は松尾岳と同じだ。所要時間も同じだが、格段に楽だ。木々の間に松尾岳のピークが覗く。

徐々に勾配がきつくなり、隊列もばらけてくる。

10時22分、2回目の小休止。隊列もすぐにばらける。一本道だから少々ばらけてもいいだろう。

10時43分、地図上北東に大きく曲がる所で、山頂まで300mの道標を見る。

1分も登らないうちに右手に草住神社の案内を見る。

往路はここを通らないので、30mほど入ったところの草住神社を参拝。


登山道に戻り登り進めば、続いて道標がある。

山頂はもうすぐだが一人旅だ(吾輩がいるから2人旅)。

ネットで覆われた植物がある。ランの一種かな?鹿に食べられぬようにかな?

10時55分山頂が見えました。吾輩の予定通りの到着。

視界が得られず、先着メンバーも手持ち無沙汰。

それでも一瞬雲が切れ土井首中あたりが見える。

(2017年1月14日、これとて曇り空だが八郎岳からの眺望)

11時を過ぎKさんの合図で黙祷、下からサイレンも聞こえてくる。山に登れる平和に感謝。小八郎に向かう。

山頂から熊が峰への縦走路をわずかに下り、右手に小八郎岳の道標を見て、

右に折れて急坂の道を下る。ここの下りは荒れているところがあるから注意しよう。

急坂を下り終え、なだらかな道をしばらく歩くと、

11時16分、左手から延びる作業道に出合う。ここらあたりが八郎・小八郎の鞍部になる。

作業道が終わるところが、小八郎岳と巻道(千々峠)の分岐で、

小八郎への道を上る。

山腹をトラバースする道は木の枝がガイドだ。

分岐から5分ほど歩くと、右に直角に曲がる道標を見る。

小八郎岳まで5分とある。

今日最後の登りだ味わって登ろう。わずかな時間だが本日最高の急勾配だ。

11時32分山頂に着く。昼食。


山頂で見た花なのだが、なんという名の花だか?

健脚組が出発時に小八郎岳まで足を延ばすようなことを言っていたが、12時我々が千々峠に向け山頂を発つまで来なかった。滑りやすい急坂を慎重に下る。

12時5分巻道と出合う。

この先の千々峠への道はなだらかな道もあれば、

ロープを頼りに下る滑りやすい所もあり、気を抜けない。

12時17分千々峠に着く。

ともえの花が出迎えだ。

健脚組は昼前に千々峠に着いて昼食を取ったようだ。ここで合流して予定通り平山に下る。

前回は気が付かなかったが、20名弱で下ると出足は九十九折の道だね。

続いてありの行列。

沢出合に12時58分に着き火照りを鎮める。雨が降ったからか今日は水が少し濁っていたね。

13時6分車道に出て、13時14分駐車場に下山。

下山後松尾岳を眺めれば空は青空だ。今なら八郎岳からの眺望も最高だろう。次に登るときは晴れますように。

夏の低山山行は暑さとの戦いだ。家でエアコン生活に慣れた体は、風もなく、蒸し暑い樹林で、大量の汗をかくと、体力を消耗し、足も上がらず、ペースも落ちる。歩き始めは心がけてゆっくり歩こう。
八郎岳の行程
駐車場9:08-9:17八郎岳登山口-10:00竿の浦分岐-10:43草住神社-10:56八郎岳(黙祷)11:06-11:32小八郎岳(昼食)12:00-12:17千々峠12:27-12:58沢出合-13:06車道-13:14駐車場
駐車場9:08-9:17八郎岳登山口-10:00竿の浦分岐-10:43草住神社-10:56八郎岳(黙祷)11:06-11:32小八郎岳(昼食)12:00-12:17千々峠12:27-12:58沢出合-13:06車道-13:14駐車場
余談:30代の頃、深堀で暮らしたことがあり、自宅から歩いて八郎岳に時々登った。深堀を離れてから30数年経てまた八郎岳登山口から登った。懐かしい山だね。3年前の八郎岳は寺岳からの縦走で下りに使っている。登りはゆっくり見られる。また、サイクリングロードも自転車を購入してよく走った。