2020年12月26日、土曜日、晴。何時もの所で月一回のレスキュー訓練。初めての方も含めて10人強の参加です。
初めての方にはロープワークの基本、ボーラインノット、クローブヒッチ、ダブルエイトノット、テープスリングを用いた簡易ハーネス等々の結びを練習。
続いてムンターヒッチだ。

ムンターヒッチができるようになったら安全な斜面を利用して、実際に懸垂下降だ。ムンターヒッチはロープが痛むので練習では使い方を学ぶ程度で留める。

その後懸垂下降は、エイト環、ルペルソ(下降器又はディセンダ)を使って行う。此方の器具がロープの結び方に苦労しないのでうける。
次は腰確保。


しっかり踏ん張ったつもりでも、実際滑落すると女性ではなかなか堪えられない。自己確保を取っているのでこれ以上引きずられることはないが。

そこで引かれる力を地面に垂直に変えるランニングビレイを取れる場合はこの方法が、女性には向いている。

次は懸垂下降の器具を使ってのビレイ訓練。下降器具は使い方で確保器具として使える。
先ずはムンターヒッチを用いた確保。

エイト環を用いた確保。


ルペルソを用いた確保。これは負荷がかかれば何もしなくても止まってしまうので、確保者がボーとしていてもいいのだ。


一通り学んだあとで確保訓練だ。自己確保は取っていないので確保も真剣だ。実際の負荷が実感として分かる。

締めくくりは、負傷者が出たら布担架で救出だ。一般の登山者が負傷者を背負って山を下ることなど不可能に近い。救助呼ぶのが一番だが、不可能な時には力を合わせて運ぶしかない。

今回は盛りだくさんの内容で初めての方はご苦労様でした。