谷中マニアの優雅な生活

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伝説を呼ぶ!高橋かずひろの私家版 クレヨンしんちゃん映画おすすめランキング 

2020-03-23 13:37:07 | 日記
 このブログはオモコロみたいな記事を書いていくらしい。

勉強のためにさっそくオモコロを読んでみたらいい記事を見つけた。

 一個一個の作品のレビューが丁寧でしかも2020年までの作品27作も見て評価してくれて頭が下がる。

 よ~し僕もクレしん映画を全部見る、、、わけにはいかないが実際に見たクレしん映画の中でマイベストを決めてみたいです。※あくまで実際に見た映画の内で個人的に記憶に残った作品を選んでいきます。

嵐を呼ぶジャングル (2000年)
嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年) 
嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 (2002年)
嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード (2003年)
嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ (2004年)

 オラの引越し物語~サボテン大襲撃~ (2015年)
 襲来!!宇宙人シリリ (2017年)

 見ていた映画に大幅にタイムラグがあるのは小さい頃に見ていたのと大きくなってから改めて第二次マイブームが来たからであります。やっぱり風刺とパロディ要素が分かるようになってくるとまた見たくなる。


7位
嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード (2003年)
 野原一家が指名手配犯に指名手配犯にされる映画で、前作と前々作(オトナ帝国と戦国大合戦)が感動路線に突っ走ったために、「おバカ映画」を作ることに重点を置いた作品。おバカ要素なら群を抜いている。らしいのですが僕が今まで見たクレしん映画の中でいまいち印象が薄いです。なんでだろう?
 記憶に残っているのがしんちゃんがアクション仮面に裏切られて呆然となるところとかで肝心の笑いのシーンでおもしろい部分が思い出せない。挿入歌の「ローマ風呂帝国衰亡史」はYou tubeで見てもおもしろかったのになあ。
記憶に薄いんで7位

6位 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 (2002年)
 「クレヨンしんちゃんでそこまでやるか!」ってぐらい丁寧にかつ大胆に戦国時代を描いた傑作。予告編を見ても分かるように城が我々のイメージする時代劇に出てくるような黒い石垣に白い壁の立派な「平和な時代の城」ではなくて、山を削って木の柵を立てたような「戦国時代の城」を忠実に描いていて最高にシブい。合戦の前に敵に奪われないために収穫前の稲を刈り取るシーンとかも正確に描かれていて資料的価値も高いです。多分、歴史に詳しくなった今見たら100倍楽しめるだろうなあ。

 ラストの展開についてめちゃくちゃ賛否両論ありますが、やっぱり悲劇のラストにして正解だったのかなあと僕は思います。でも始めて見た時は「悲しい」という感情が沸き上がってくる以前に呆然としてしまって、もうちょっと大きくなってから見れば泣いただろうなあと当時を振り返ってしまいます。今、もう一回みたい作品で6位


5位 嵐を呼ぶジャングル (2000年)
 僕が始めて見たクレしん映画で、僕の中での原点です。今でも記憶に残っているのはアクション仮面対パラダイスキングの戦いのシーンかな。ジャングルと猿とパラダイスキングのイメージが強烈で映画館で見たのがうんと小さかったけど潜在意識にしっかりこびりついているなあって感じてしまう快作。5位


4位 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ (2004年)
 これも映画館で見た作品で、劇中たまたま入った寂れた映画館に映し出された映画を見ているうちに西部劇の世界に入ってしまうという展開が斬新。
 西部劇の世界で暮らしているうちにだんだん記憶がなくなっていき、西部劇の世界の住民になってしまう、個人的にはこの設定の方がクレしん映画では珍しい徹底した悪役のジャスティス市長よりも得体の知れない怖さを演出している。ブロンソンのそっくりさんとかも登場するんで西部劇に詳しい人が見ればもっと楽しめただろうなあって今は思ってます。個人的にはオリジナルキャラクターの映画マニアのマイクさんが好き。僕もあんな風に見られてんのかな?


3位  オラの引越し物語~サボテン大襲撃~ (2015年)
大人になってから始めて見たクレしん映画
 野原一家がメキシコに引っ越しする作品、春日部を離れるシーンで堂々とお受験批判を入れてきたり、メキシコに着いたら一転してサボテンが暴れるパニック映画に、バカバカしい笑いの中に原発風刺の側面が入っているあたり、大人の漫画の毒が残っていて「クレしん映画はまだ臼井先生の魂が生き続けているんだな」って感じた快作。おバカとシリアスがうまく共存してます。
 覆面プロレスラーとか日本人の目から見たメキシコが演出されててその辺も結構楽しめます。


2位  襲来!!宇宙人シリリ (2017年)
 宇宙人もので物語の序盤に宇宙人シリリの謎のビームでひろしとみさえが25歳若返ってしまう。この時点でつかみもバッチリ。珍しくロードムービー形式を取っていていろいろ景色が変わるところも結構楽しめる。宇宙人もののパロディ(スターウォーズとかETとか)が多めに入るが肝心の悪役の宇宙人のスケールがでかい。なんと地球人を全員子供にして再教育するという、SFとして見てもよくできたヤバイ発想です。「たぶん、これ他のアニメ映画でやったら炎上するなあ」っていうギリギリをついていてエライ。

 25作品目という事で劇中の過去の24作の登場人物や小ネタが入っている。初めてこの映画を見た時には「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」のマイクさんしか分からなかった。次はもっとちゃんと見よう。
 


1位 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年)
 僕が二番目に見たクレしん映画で映画館でも見ていないのに記憶にこびりついて離れない。おそらく生れて始めて見た「昭和」だったと思う。それだけインパクトが強い。そしてスケールがでかい。なんせ20世紀vs21世紀の戦いだから。

 実際に映画賞もいっぱいとっている。僕の好きな映画秘宝の2002年のベスト映画にも輝いている。(ちなみに嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦は次の年の12位)
 
 まず構成が見事、「昭和」を扱った映画は「昔はよかった物語」か「昔はひどかった物語」のどっちかに陥りやすい。でもこの映画は昭和の美しい部分を思い切り描いた後で、「美しい昭和」が敵になって大人を洗脳していく。しかもその洗脳も「昔に戻りたい」という誰でも持っている感情を利用しているあたりがにくい。つまり、「昭和」を「魅力的な悪役」として描いていることで平成と昭和が画面の中でぶつかりあっている。

 いわば、クレヨンしんちゃんのキャラクターを使いつつ、過去と未来の戦いをおもしろおかしく描いたところが画期的だったと思うし、大人と子供のキャラクターが絶妙にまじっているクレしん映画でないと表現できない部分も多い。

 21世紀ももう20年たつけどこの記事を書いている僕はいまだに昔に戻りたい感情は湧いてこない。でも大きくなってから昭和カルチャーを見ると、「ひょっとして昭和カルチャーの良さにみんなが気づいたらオトナ帝国みたいなことが起こるかもしれない。」と心の隅で思う。それだけ心の原点に残っている。昭和カルチャーが分かったらもっと楽しめただろうなあ。





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