谷中マニアの優雅な生活

 谷中の個性的なシェアハウスに住んでいるマニアの生活の記録です。イベント情報、おもしろスポット情報も書きます。

心地よい矛盾が井草湯にはある

2020-04-30 22:50:08 | 日記
本日はぼくの愛すべき銭湯、井草湯のサウナについて語らいでいきます。
西武新宿線の井荻駅という辺境の地にあり、かつ横に下井草駅とか上井草駅という駅がありながらも、井荻駅におわしますのが井草湯です。

昨今のおコロナ事情により、サウナも自粛を強いられ、まるでオナ禁を強いられているかのような状況ですが、近々解禁されることを願いつつも本日のブログをしたためて参ります。

井草湯。
こちらは数年前に改装がされた、歴史はあるのに綺麗という最高な銭湯です。
日替わりでお湯が変わりますし、小さいけれども露店風呂もあります。
そもそもとしての最高な銭湯です。
そんなただでさえ最高な銭湯にサウナも併設されています。

井草湯のサウナは6人ほどが入れるスペース。
故に、運が悪い時は混み合ってて全然サウナに入れません。
そこに関しては、ある意味ギャンブル性を楽しもうという心を持ちましょう。
ちなみになのですが、受け付け(番台というべきでしょうか)には「現在のサウナ利用者」の数を提示してくださっています。この地味とも見える心遣いは本当にありがたいですね。

また、さっき露天風呂があると言いましたが、この露店風呂の空間がミソなのです。
露店風呂の前に、ベンチが2つあるのです。
割と多くの銭湯には、こういった整いスポットがありません。
なので大抵は仕方なくお風呂の縁なんかに腰かけたりせざるを得ないのですが、井草湯では外気浴ができるのです。
ただ、このベンチも運が悪いとおっさんたちに占領をされています。
これもまたギャンブル要素ですので、ベンチが空いている時はやたらお得な気分になれます。

銭湯サウナはこういったギャンブル要素を楽しみにいく場所でもあるのです。
キッズがうじゃうじゃいる日もあれば、なんで?と思うくらい空いている時もあります。

整えるかどうかは、行ってみるまでわからない。
それが銭湯サウナの楽しみです。
行く日によって表情がころころ変わります。

銭湯に併設されているサウナというのは、絶妙な趣深さがあるのです。
前提として、銭湯という空間には汗を流しにいくもの。
一種の憩いの場でもあり、社交場でもありますが、前提として公共施設です。

少し前までは、お風呂のないお家もそこそこにありましたので、言わば生活に欠かせないもの、インフラのようなものでもあります。
そんな公共施設の中に、快楽を伴う設備がある。
なんか、、わくわくしませんか。

サウナ施設というものは快楽を前提として赴く場所であるのに対し、
銭湯サウナは公共の場なのに、快楽を伴う設備があるんですよ。
昼間にビールを飲むような、背徳感とまではいかないまでも、少し非日常的な趣が銭湯サウナにはあると思います。

こうした楽しみを井草湯に通い、ぼくは見出すことができました。
前提として良い銭湯だから「今日はサウナ全然は入れなかったけどまぁええかぁ」となれるので大きかったですね。

綺麗だけれども歴史がある。
子供の喧騒が騒がしくもあり、ないとそれはそれで寂しくも感じる。
サウナ利用者が全然いない時は、ラッキーと思いつつも、なんだか物足りなさも感じる。

心地よい矛盾が、ここにはあります。

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