貧困・病などをえがいた私小説家・藤澤清造の短編集の文庫を読む。
赤貧洗うがごとしを描いても、文章がどことなくユーモアや品があるのがいい。
昭和7年、44歳で芝公園で凍死体となっているのが発見されたのもショッキングだ。
歿後弟子を名乗っている「西村賢太」さんが編集したものだが、
なるほど文体や視点のルーツは「藤澤清造」から来ていたのか、ということがわかる。
「根津権現裏」も読んでみたい。
最近能登にある「清造」のお墓に参る若者が急増したらしいが、現代の若者の貧困と
無関係ではないと思う。
赤貧洗うがごとしを描いても、文章がどことなくユーモアや品があるのがいい。
昭和7年、44歳で芝公園で凍死体となっているのが発見されたのもショッキングだ。
歿後弟子を名乗っている「西村賢太」さんが編集したものだが、
なるほど文体や視点のルーツは「藤澤清造」から来ていたのか、ということがわかる。
「根津権現裏」も読んでみたい。
最近能登にある「清造」のお墓に参る若者が急増したらしいが、現代の若者の貧困と
無関係ではないと思う。