皆さんは「ハッテン場」ってご存知ですか？

ネットを見ているといろんな質問や解答があります。
「自宅を開放してハッテン場を有料で営業したいのですが許可が必要か？」の問い対して、「許可が必要です」という解答がありました！
「ハッテン場」と言うのは、「ゲイ」の方々の出会いの場、又は出会いを誘う場所の提供、を言います。
このような出会い系の場所は、「陰間茶屋（かげま）」として江戸時代から存在していたようです。

さて、「ハッテン場」が風俗営業の対象なのか？についてですが、答えは「対象ではありません」。
では、性風俗営業として「届出」が必要か？についてですが、答えは「届出も必要ありません」。

これは何を意味するのでしょうか？「許可とは国が営業を認める事」で「届出は存在を知らせる事」と、と言う概念であるとすれば・・・「規定がない」と言う事は、国側としては「認める」訳もなく、「存在」も知る必要もない営業形態であると言っていいでしょう。
「認めないし」・「知りたくもない」、それが「ハッテン場」です。

風適法の適用がないことの証明として最近の摘発事案を見てみましょう。
「ハッテン場」には、「全裸ハッテン場」と「着衣ハッテン場」に大別できます。
摘発された「ハッテン場」は、「全裸ハッテン場」であり、罪名は「公然わいせつ幇助」として店主が逮捕されています。
つまり、「風適法違反」ではないのです。風適法の埒外なので、警察の苦肉の策ですね・・「公然わいせつ幇助」となりました。
ちなみに「着衣ハッテン場」は何のお咎めもありませんでした。

先のご質問に対しては「ハッテン場は許可も届出も必要ない」が正しい答えです。

しかし・・その先の「ハッテン」の程度により、よろしくない事になりますよ・・と追記しておきましょうか？

一般の方々には「どうでもいいよ！」という事でしょうが・・「特定の少数派」にとっては重要な事なのです。

「人の生き方」とは何か？

　　考えさせられます。