わずか3センチで助かったお店!

2015-12-04 20:42:28 | Weblog
保護対象施設での具体的事例として、板橋区のキャバクラが挙げられます。

2年ほど前、電話でご依頼を受けて、さっそく営業所の場所を住宅地図で見てみました。

ここは「商業地域」なので、半径50m以内に「保護対象施設」がなければOKです。

地図を見てみると、どう見ても50mギリギリか・・49m~50m以内に「幼稚園」があります。

「あれれ~許可は無理かな?」と思いその旨を依頼者に伝えると、「ここで以前フィリピンパブ

があって、2号許可を取っていたようだから大丈夫の筈だ!!」と言います。

ただ、そのパブがあった時代は「幼稚園」はなくて、近年に出来たのかも知れません。

こういう時は、まず、所轄に行って聞いてみるのが一番です。「事前相談」といいます。

所轄の刑事さんも、地図を見て、「50m以内じゃないか?」という意見でした。

同行した依頼者さんは、がっくり! 賃貸借契約を済ませ、500万円近くの内装工事も終えていた

からです。

そこで「測量」を提案しました。

単なる距離の測定は、8万円~10万円で頼めますが、依頼者さんには負担でしょう。

ただ、依頼者さんも「やってみるか」ということで測量をしてみました。

驚きました。測量結果は、「3センチ離れている」ということでした。「営業所」から「幼稚園」

まで50mと3㎝の距離があると言うのです。3センチでもOKOK!!


「やった!!」・・ということで、早々に申請書や店内の図面を作成して、許可申請に及びまし

た。所轄の刑事さんも「3センチ?」と笑っておられましたが、測量の効果は絶大で、申請から50

日で「営業許可」が下りました。

正直言って、私は「ダメかな?」と思っていましたが、諦めずに「測量」を提案して良かったで

す。

特殊な事案で、頭と神経を使っただけに、これは思い出に残る許可申請でした。









最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2015-12-05 15:53:05
そんな事もあるんですねU+2757
他の体験談があれば、教えて下さい
返信する
良いですよ。書きましょう。 (安田です。)
2015-12-05 17:09:30
一件一件・・全て変化球ですが・・

本文で紹介します。
返信する

コメントを投稿