「虫の目レンズ」といえば
海野和男さんや栗林慧さんの昆虫写真で有名ですが↓
(写真はネットからお借りしました)
その「虫の目レンズ」
最近僕も思い切って購入しました
…
は ???
アンタ何に使うの?
昆虫写真とか興味あった???
興味ありません
何に使うかはあとで述べるとして
ともかく買いました
はい
最初は
これとか
お高い製品を買うしかないかな〜
と思ってましたが
「虫の目レンズ」で調べると
自分で作ったという方々が大半で
自作出来るならオイラもやってみよう!
とも思いましたが
今までの経験上 ムリ なことは明らか
そこでさらに調べてたどり着いたのが
埼玉県の「光映舎」という会社
天文関係の機材を扱っているようですがオリジナル製品として虫の目レンズも製造販売しています
HPを覗いた限り 小さな町工場の社長が趣味でコツコツ作っている感じ(失礼)で そのHPも今イチ判りにくい
思い切ってTELしてみました
イメージ通りの町工場の社長っぽい声の方(失礼)が出られたので 僕の用途を伝えると
それなら「虫の目レンズ・筒極細タイプV」が最適だろう! と
今は VⅡ になったので作ってないが確か在庫がまだあるはずだ! と
お安くしときますよ! と
ここまで仰られては 乗り掛かった船
あとには引けません
注文しちゃいました
「虫の目レンズ・筒極細タイプV」
上記のお高いレンズの半額以下で
後日届いたのがこれ
箱を開けると
やっぱり町工場の製品っぽい
構成は
↑先端に付けるM12マウントのミニレンズ
焦点距離は1.9mm だそう
監視カメラなどに使う市販品のようです
↓拡大レンズを組み込んだユニットと延長筒
↑基部は望遠鏡などに使われる Tマウント仕様
この辺の作りが町工場の技術の見せ所ですね
そして
↑Tマウントを一般の一眼レフに変換するアダプター
僕はEOS7DⅡ に取り付けたいので EFマウントにしました
さらに
↑コリメートレンズユニット(?)という部品
あと説明書
ふう…
だいぶマニアックになってきましたね
ついて来られてますか?
もうちょっと続きますが
サラッと流していただいてもOKです(^_^;)
さてカメラへの取り付けですが
2つの方法があるそうです
①コリメート法 と
②直進法 です
一般のズームレンズなどのフィルター取付部にねじ込んで使うのが ①コリメート法で
コリメートレンズユニットを使用します
Nikon Zf + 105mmf2.5の先端に取り付けてみました↓
見た目はカッコいい!の一言
利点は レンズが外れないビデオカメラやデジカメに使えてカメラ側でピント合わせが出来ること
オートフォーカスもOK
②直進法 は直接カメラに取り付ける方法
変換アダプターを使用します
EOS7DⅡ に取り付けました
直進法の利点は 余計なレンズを通さないので明るく高画質な像が得られること
欠点は ピント調整がやりにくい事と 像が上下逆さまになってしまうこと
僕はより明るく高画質に撮りたいので 直進法でやってみることにしました
でも
なかなか上手く行きません
ピントがぜんぜん合わないのです
コリメート法では上手く行くのですが…
そこでふと思い出しました
こんなの持ってたなと↓
以前35mmフィルムの接写に使ったエクステンションチューブ
プラスチック製の安価なヤツでした
これを3段重ねで挟んでやったら
うまくいきました〜\(^o^)/
レンズの前面 1cm くらいのところにピントを合わせることが出来ました!(*^_^*)
ちなみにアダプターを介してマイクロフォーサーズのLUMIXにも装着可能です↓
やっとここまで来ましたね(^_^;)
さて撮影ですが
なかなかムヅカしいです
手持ちではほぼ無理
とりあえずこんな物を撮ってみましたけど↓
↓銭形警部の目
↓ゴジラの目
正面から↓
↓庭の野草
すべて手持ちで何十枚とシャッターを押した中での数枚です
あとは全て手ブレとピンボケの山
カメラが固定できて微調整が出来るモノが必要ですね
そこで登場するのがコレ↓
カメラを乗せて前後左右に微調整する台
3年ほど前に紹介した マクロスライダー に傾き防止の台を自作してくっつけました(^_^;)
さてここまで辛抱強くこの記事を読まれた賢明な読者の方はもうお判りでしょう
この「虫の目レンズ」を何に使うか
そうです8ミリフィルムのデジタル化 です
3年前 いくつかの方法を試したけど思い通りに行かずに頓挫していた 8ミリフィルムのテレシネに
「虫の目レンズ」を使って決着をつけようという魂胆です
To be continued~~(^.^)/~~ つづく