物言わぬ 文系少女の女心 肝臓診るがごとくなり!!
ありがろん。たった五文字の言葉が言えない【栞】がここにいる。【桂馬】は本当に女の子を怒らせるが上手ですよね!それだけに感情を揺さ振っている証拠なのかもしれない。テンポの遅くて、コミュニケーションが苦手な【栞】は、まさに図書館に住まう天使だった。本の世界は【栞】に安心感を与える。【栞】は人と話さない。【栞】は人と交流しない。本は自由な世界。その図書館という閉鎖空間の中で【桂馬】と【エルシィ】は【栞】の心の声を聴こうとする。
それでも【栞】は、話したいのに話せないだけなのかもしれない。内面ではあんなにも話しているのに・・・。この急がせる世界が怖いのかもしれない。【桂馬】は【栞】を怒らせる、、、それは話しているのかもしれない。本をデータ化。本に書き込みをしてしまう【桂馬】に、、、【栞】は「ばかぁ~」から「あほぉ~」に変わった。これを大きな変化だと【桂馬】は言う。その内面の変化を見逃さない!【桂馬】が落書きをしている本は図書館の本ではなく彼の本。その本を取り上げてしまった【栞】。この時からだった。【栞】が頭の中の考えている言葉を外に発するようになったのは・・・。心の声が聴こえるようになった。そして【桂馬】は【栞】に共感する!その距離を縮めてきた。人嫌い。視聴覚ブース。本が好き。心の声。心のスキマはどこにある・・・。【桂馬】は探している、、、何かのプリントを破る【栞】の姿を見る。視聴覚ブース導入に伴う蔵書処分のお知らせ・・・。果たして【桂馬】はエンディングが見えただろうか。