査問委員会に呼び出され詰問される【郁】。【砂川】に名前を出されここにいる。一人座る【郁】の運命とは・・・。誘導され、、、行政派、、、【郁】には【堂上】たちの会話の内容についていけなかった。図書隊に存在する2つの派閥、、、【稲嶺】司令をはじめとする原則派と行政のコントロール化に置くべき行政派があると【堂上】は説明してくれた。査問など名ばかり、、、原則派に失点させる為に、、、司令の痛手にしたいのだ。その時だった、、、【手塚】は何かを感じた。【郁】には【堂上】と【小牧】が作ってくれたノートがある。査問対策集、、、頼りになる上官たちですね。身体で覚えるしかないと【堂上】。査問される中で、、、過去にも受けた隊員がいた事を知る。【郁】と同じだった、、、それって・・・。【砂川】に関する質問からはじまる。【郁】は対策集の通りに順調に答えて行くが・・・。特別に意識した事はありません、、、不正図書は2月18日、、、あの時だ。【郁】は顔に出てしまう・・・。【手塚】と一緒に運んだ荷物がそうだった・・・中身は知らないと、、、口論をしたと、、、図書館のあり方について意見の決裂だと、、、何を聴き出したいのだ。【手塚】は一緒にいたのに、、、まるでいなかったように・・・。【郁】は良い意味でバカ正直なのだ、、、徐々に頭の中が真っ白になって行く。このままでは、、、発言をすればするほどに・・・ヤバイ、、、これ以上はもう・・・。そこにノックの音がする。【堂上】でした、、、時間になったので業務にと、、、【郁】はその安心感で涙を浮べた。
【玄田】たちのもとへ帰って来た。【郁】のポケットには録音機材が入っていた、、、その内容を聴いていると【手塚】が声を荒げる。一緒にいたはずなのに、、、そこに浮んだ横顔・・・手塚 慧。録音は査問が終わった後も続いていた・・・今優しくしちゃいやです、、、【堂上】と【郁】のはずかしい会話が入っていた。【郁】の頭から湯気が出ていますよ・・・。その頃【柴崎】は【朝比奈】に会っていた。随分話が違うと、、、心当たりがないのか、、、【柴崎】が期待した答えは聴けなかったようだ。
夕方。【堂上】と【郁】が歩いている。さすがの【郁】も疲れた様子、、、憧れの王子様も【郁】の事で査問にあったと思うと・・・そんな事を口にしていた。「見計らい図書」をした事は【郁】も後悔をしていない。そいつも同じだと【堂上】が言った。こうも続けた、、、これから先きつくなる、、、約束だ、、、つらくなったら、、、必ず俺に言え、、、返事は!・・・。まだ【郁】はこの言葉の意味を理解していなかった。寮に帰ると【柴崎】が待っていた。【堂上】は後を任せる、、、食堂に入ると隊員たちの会話が止まる・・・白い目、、、避けられている、、、【郁】を見ている、、、コソコソと話をしている・・・【堂上】の言葉に意味がわかった。【柴崎】が一緒にいてくれて、、、友人で本当に良かった・・・。【柴崎】は【手塚】を呼んだ。【砂川】と『未来企画』・・・そして【手塚 慧】。点が結び線になろうとしていた・・・。【柴崎】は【郁】を守りたいのだ。このままじゃすまさない・・・。【手塚】の問題、、、これは【笠原】の問題なのだ・・・【手塚】の守るべきものってなんだ!状況は黒いと、、、【手塚】の手には追えない所まで来ていた。【手塚】は全てを話す、、、【郁】が狙われた理由、、、兄貴の事、、、自分を欲しがっている事、、、飛躍した話ではなかった。【手塚】の表情を見ていればわかる・・・。
【郁】のつらい日々は続いていた。図書館未来計画、、、【玄田】も【稲嶺】も、、、根拠のない憶測にあまり動けなかった。その中で【郁】に電話が入る・・・。「キョウカイ ミライキカク テヅカ氏」と書かれたメモが見える。【慧】が【郁】に接触をして来た、、、【堂上】はやかんに火を、、、カップ麺のフタを開けていると、、、何だか部屋の外が騒がしい。【柴崎】が【堂上】の部屋の扉を開けた。男子隊員に大人気ですね・・・。班全員と【玄田】を呼ぶようにと・・・「手塚のお兄さんに会ってきます。研究会の勧誘だそうです。門限までには帰ります。 笠原」と。未来企画が挑戦して来ていた、、、情報屋としての意地を見た気がした・・・。【郁】をどうするべきか、、、【手塚】は行かせてはならない・・・【堂上】は【郁】の戻るのを待つと。【小牧】だって【堂上】の心情を理解しているつもりだが、、、今は意見が違うかもしれないと・・・。【堂上】はどうしたい、、、それを考えればいい。雨が激しく降って来た・・・。
【郁】は【慧】と高級感のあるレストランにいた。【慧】は【郁】に言う。検閲が社会から無くなれば素晴らしいと思わないかと・・・【郁】もそう思っている。未来企画ならば実現できると、、、検閲のない世界に【郁】は目を輝かせていた。【郁】にはあまり難しい話は、、、図書隊を捨てる、、、それだけは理解できた。もしも、、、実現し、、、検閲が無くなるまでどの位かかるのかと素朴な質問をする・・・。10年か、、、20年か、、、【郁】は考えている。あたし無理です、、、10年も待てません、、、だって読みたいのは今だから。何十年か後の自由ではなく、今ある自由を捨てる事はできないし、言えないと・・・。図書隊は今ある自由の為に戦っているのは正しいと、、、戦う事に誇りを持っているのだと、、、だから同意できないと、、、【慧】は笑った。【郁】は熱血バカだからね、、、お前の言うとおりにはならないのさ・・・。話にならないとここから【慧】が本音で話し出す。【郁】が欲しい訳ではない、、、【光】が欲しいのだ、、、【郁】はその為の餌だと、、、【手塚】に伝言を頼む・・・【手塚】が来てくれたら、、、【郁】への査問を止めさせたうえで、身の潔白を証明して解放すると・・・全ては仕組まれていた事だった、、、【砂川】も、、、査問も、、、そこまでの影響力があるのか・・・。【郁】は言った、、、ひどい・・・。【手塚】に対して、、、あたし言えません、、、手塚をこれ以上傷つけないで下さいと!そこに足音が近づいて来る。【郁】が見るとずぶ濡れの制服姿の【堂上】が立っていた。身分を名乗り、、、部下を返して貰うと、、、帰るぞ・・・【郁】の手を引いて行く。テーブルに2枚の一万円札を投げつけた、、、【慧】は鼻で笑った。
【郁】の手を痛いほどに、、、それだけに【堂上】の想いは強かったのかもしれない。迎えは俺の勝手だと・・・【郁】はその優しさに涙を流す。今そんな、、、余計なお世話だと、、、つらくなったら言うって、、、約束したじゃないですか・・・。ヒールの高い靴を履いていたので【堂上】が頭を撫でる事はできたのかな・・・。
【郁】への査問は唐突に終了した。【柴崎】のお陰で寮での風当たりはおさまりつつあった。そして【柴崎】は【朝比奈】に別れを告げた。これが最後だと、、、【朝比奈】は司法省の官僚だった。【柴崎】の志とは違う、、、味方への騙し討ちはしない。彼女を好きになっていたのはわかったが・・・遅すぎた。彼女の逆鱗に触れてしまったから・・・。【朝比奈】は一礼して去って行く。もういいわよ、、、【手塚】が木の影から出て来た。護衛役として・・・。【手塚】が【朝比奈】の事を教えてくれたようだ。【柴崎】って本当に素敵な女性で、、、強い人ですね。仕事の為ならば恋愛ごっこも、、、寝る事もできると・・・情報部か。【手塚】も愚痴をこぼす、、、ブラコンだと。兄貴に何度失望しても、、、【堂上】は昔の憧れていた頃の兄貴に似ていると、、、照れ臭そうに言った。なんか【柴崎】と【手塚】とも良い感じですね。【手塚】は兄から貰った腕時計を【柴崎】に捨ててくれないかと、、、今から質屋へ行かない・・・。やはり【柴崎】は【柴崎】ですね。飲み代になりそうです。
一方【郁】には【慧】からの封書が届く。中身は、、、一万円札が2枚と便箋が一枚入っていた。開くとそこには、、、高校以来の憧れの王子様が上官の女の子・・・と書かれていた。よく見て、、、よく考えて、、わかったようですね。今宵も【郁】の絶叫が寮全体を包んでいた。【堂上】はその絶叫にコーヒーをふいていた・・・。【郁】の憧れの王子様が【堂上】だった・・・彼女の態度は変わり出すのか!
【玄田】たちのもとへ帰って来た。【郁】のポケットには録音機材が入っていた、、、その内容を聴いていると【手塚】が声を荒げる。一緒にいたはずなのに、、、そこに浮んだ横顔・・・手塚 慧。録音は査問が終わった後も続いていた・・・今優しくしちゃいやです、、、【堂上】と【郁】のはずかしい会話が入っていた。【郁】の頭から湯気が出ていますよ・・・。その頃【柴崎】は【朝比奈】に会っていた。随分話が違うと、、、心当たりがないのか、、、【柴崎】が期待した答えは聴けなかったようだ。
夕方。【堂上】と【郁】が歩いている。さすがの【郁】も疲れた様子、、、憧れの王子様も【郁】の事で査問にあったと思うと・・・そんな事を口にしていた。「見計らい図書」をした事は【郁】も後悔をしていない。そいつも同じだと【堂上】が言った。こうも続けた、、、これから先きつくなる、、、約束だ、、、つらくなったら、、、必ず俺に言え、、、返事は!・・・。まだ【郁】はこの言葉の意味を理解していなかった。寮に帰ると【柴崎】が待っていた。【堂上】は後を任せる、、、食堂に入ると隊員たちの会話が止まる・・・白い目、、、避けられている、、、【郁】を見ている、、、コソコソと話をしている・・・【堂上】の言葉に意味がわかった。【柴崎】が一緒にいてくれて、、、友人で本当に良かった・・・。【柴崎】は【手塚】を呼んだ。【砂川】と『未来企画』・・・そして【手塚 慧】。点が結び線になろうとしていた・・・。【柴崎】は【郁】を守りたいのだ。このままじゃすまさない・・・。【手塚】の問題、、、これは【笠原】の問題なのだ・・・【手塚】の守るべきものってなんだ!状況は黒いと、、、【手塚】の手には追えない所まで来ていた。【手塚】は全てを話す、、、【郁】が狙われた理由、、、兄貴の事、、、自分を欲しがっている事、、、飛躍した話ではなかった。【手塚】の表情を見ていればわかる・・・。
【郁】のつらい日々は続いていた。図書館未来計画、、、【玄田】も【稲嶺】も、、、根拠のない憶測にあまり動けなかった。その中で【郁】に電話が入る・・・。「キョウカイ ミライキカク テヅカ氏」と書かれたメモが見える。【慧】が【郁】に接触をして来た、、、【堂上】はやかんに火を、、、カップ麺のフタを開けていると、、、何だか部屋の外が騒がしい。【柴崎】が【堂上】の部屋の扉を開けた。男子隊員に大人気ですね・・・。班全員と【玄田】を呼ぶようにと・・・「手塚のお兄さんに会ってきます。研究会の勧誘だそうです。門限までには帰ります。 笠原」と。未来企画が挑戦して来ていた、、、情報屋としての意地を見た気がした・・・。【郁】をどうするべきか、、、【手塚】は行かせてはならない・・・【堂上】は【郁】の戻るのを待つと。【小牧】だって【堂上】の心情を理解しているつもりだが、、、今は意見が違うかもしれないと・・・。【堂上】はどうしたい、、、それを考えればいい。雨が激しく降って来た・・・。
【郁】は【慧】と高級感のあるレストランにいた。【慧】は【郁】に言う。検閲が社会から無くなれば素晴らしいと思わないかと・・・【郁】もそう思っている。未来企画ならば実現できると、、、検閲のない世界に【郁】は目を輝かせていた。【郁】にはあまり難しい話は、、、図書隊を捨てる、、、それだけは理解できた。もしも、、、実現し、、、検閲が無くなるまでどの位かかるのかと素朴な質問をする・・・。10年か、、、20年か、、、【郁】は考えている。あたし無理です、、、10年も待てません、、、だって読みたいのは今だから。何十年か後の自由ではなく、今ある自由を捨てる事はできないし、言えないと・・・。図書隊は今ある自由の為に戦っているのは正しいと、、、戦う事に誇りを持っているのだと、、、だから同意できないと、、、【慧】は笑った。【郁】は熱血バカだからね、、、お前の言うとおりにはならないのさ・・・。話にならないとここから【慧】が本音で話し出す。【郁】が欲しい訳ではない、、、【光】が欲しいのだ、、、【郁】はその為の餌だと、、、【手塚】に伝言を頼む・・・【手塚】が来てくれたら、、、【郁】への査問を止めさせたうえで、身の潔白を証明して解放すると・・・全ては仕組まれていた事だった、、、【砂川】も、、、査問も、、、そこまでの影響力があるのか・・・。【郁】は言った、、、ひどい・・・。【手塚】に対して、、、あたし言えません、、、手塚をこれ以上傷つけないで下さいと!そこに足音が近づいて来る。【郁】が見るとずぶ濡れの制服姿の【堂上】が立っていた。身分を名乗り、、、部下を返して貰うと、、、帰るぞ・・・【郁】の手を引いて行く。テーブルに2枚の一万円札を投げつけた、、、【慧】は鼻で笑った。
【郁】の手を痛いほどに、、、それだけに【堂上】の想いは強かったのかもしれない。迎えは俺の勝手だと・・・【郁】はその優しさに涙を流す。今そんな、、、余計なお世話だと、、、つらくなったら言うって、、、約束したじゃないですか・・・。ヒールの高い靴を履いていたので【堂上】が頭を撫でる事はできたのかな・・・。
【郁】への査問は唐突に終了した。【柴崎】のお陰で寮での風当たりはおさまりつつあった。そして【柴崎】は【朝比奈】に別れを告げた。これが最後だと、、、【朝比奈】は司法省の官僚だった。【柴崎】の志とは違う、、、味方への騙し討ちはしない。彼女を好きになっていたのはわかったが・・・遅すぎた。彼女の逆鱗に触れてしまったから・・・。【朝比奈】は一礼して去って行く。もういいわよ、、、【手塚】が木の影から出て来た。護衛役として・・・。【手塚】が【朝比奈】の事を教えてくれたようだ。【柴崎】って本当に素敵な女性で、、、強い人ですね。仕事の為ならば恋愛ごっこも、、、寝る事もできると・・・情報部か。【手塚】も愚痴をこぼす、、、ブラコンだと。兄貴に何度失望しても、、、【堂上】は昔の憧れていた頃の兄貴に似ていると、、、照れ臭そうに言った。なんか【柴崎】と【手塚】とも良い感じですね。【手塚】は兄から貰った腕時計を【柴崎】に捨ててくれないかと、、、今から質屋へ行かない・・・。やはり【柴崎】は【柴崎】ですね。飲み代になりそうです。
一方【郁】には【慧】からの封書が届く。中身は、、、一万円札が2枚と便箋が一枚入っていた。開くとそこには、、、高校以来の憧れの王子様が上官の女の子・・・と書かれていた。よく見て、、、よく考えて、、わかったようですね。今宵も【郁】の絶叫が寮全体を包んでいた。【堂上】はその絶叫にコーヒーをふいていた・・・。【郁】の憧れの王子様が【堂上】だった・・・彼女の態度は変わり出すのか!