明日は成人の日ですね。
今は18歳が成人ですが、成人式の代わりの20歳の集いというのが
私の住むところでは行われています。
でも既に、お友達の中には、着物を決めてお支度の予約まで
済ませている人もいるそうです。
2年前に決めるんですね、早いね。
前にも書きましたが、私は成人式に行かなきゃ良かったと
心底思ったので、その話を娘にしました。
私の時は、今よりずっと子供が多かったので
美容院の予約も争奪戦だったんじゃないですかね。
前日の夜から準備が始まって、寝不足で慌ただしく
着物がきつくて苦しくて、成人式はつまらないし
会って懐かしい友人もおらず、ただ帰りました。
もともと居心地の悪かった中学時代なのに、当時に戻って楽しいわけないもの。
なんだったの、これは。
親のために、着てあげた振袖。
なんも楽しくないイベントに出席。
私の意思など、そこには一つも存在しませんでした。
娘が、当時の同級生に会いたいなら行けば良いし
友達と一緒に、振袖姿で写真を撮りたいなら、そうしたらいいと思います。
私と違って、娘には仲の良い地元の友達がいますから
その友達に会えるだけでも、意味はあると思います。
と伝えたのですが、娘もあまり成人式に乗り気ではない様子。
友達には普通に会えば良いし、他の同級生には会いたいと思わない。
しかも午前中の式典に間に合うように、準備するとなると
早朝から動くことになるから、嫌だと。
振袖を着て、キャッキャするのが若者の楽しみかと思ったんですが
我が子はそうでもないらしい。
振袖を着て、記念写真を撮るのは楽しみにしているので
好きな時にスタジオを予約して、納得のいく写真が撮れたらいいなと思っています。
私としても、わざわざ混み合う日に予約して着物を着るより
都合の良い時に、余裕を持って準備するほうがずっと良いです。
一度着れば十分だと思うし。
ちょっと気になって、成人式の由来を調べてみたのですが
成人式に、女性が振袖を着る習慣ができたのは昭和30年代だそうです。
なんと、それは成人式ビジネス。
第二次世界大戦で、贅沢品となってしまった着物を買ってもらおう
という試みで、成人式に振袖を着ようって仕掛けた人がいると。
美容院にとっても、稼ぎ時ですよね。
呉服屋さん、百貨店と、美容院と。
なんだかなぁ~。
今も振袖の案内DMが、たびたび家に届きますもの。
それを知ったら、余計に冷める気持ち。
でもね、街中で振袖の人を見たら、良いな〜と思いますし
かわいい我が子が、綺麗な振袖姿で写真を残せたら
親も嬉しいのですよ。
だから、我が家としては半分くらい成人式ビジネスに乗っかることにします。
子供が生まれてから、何度も記念写真を撮りましたけど
いつでもかわいいですからね。
20歳もかわいいですよね。
というわけで、振袖のことはのんびり考えようと思います。