去年を振り返って、また書きます。
正確にいうと、夫は何年も前から何度かうつ病になっていたので、去年が初めてではないのですが、家にいた期間が長く
一番近くにいる私の精神状態を健康に保つのも、まあまあ大変でした。
でも私は強いのでね、そんなことではつぶれないのですけど、毎日、この世の終わりみたいな様子の人と過ごすのってきついんですよ。
ごめんなさいね、病気を経験した人には、酷い言葉に聞こえるかもしれません。
私も、うつ状態だったことがあるので、まあ気持ちはわかるんですけどね。そんなのどうにもならないって。
夫には病気が必要でなっていることだし、いつかは本人がちゃんと乗り越えられるのだ、と強く信じてはいました。
必ず、これには終わりがあると。
でもね、やっぱり終わりの見えないトンネルにいるような気持ちにもなるのです。
単純に、お金どうしようかなとかも考えますしねー。
私にとっては、夫を心から信じることと、自分がいかなる状況に置かれていても前を向くことの訓練の日々でした。
あとはね、ストレスをためないように、ちゃんと吐き出すこと。
第三者に話を聞いてもらってもいいでしょうし、「腹が立ったら怒りを表現してもいい」など、自分の感情を許すこと。
怒りを夫にぶつけちゃだめですよ。傷つけちゃうから。誰も知らないところで吐き出すってことね。
怒ってもいいし、泣いてもいいし、何を思っても良いんだって、自分に許可すること。
これは、誰にとっても大事なことですよ。
立派な妻じゃなきゃいけないってこともありませんからね。
もう、どうしたって不安はぬぐえないし、どうしようという気持ちにもなるんですよ。時には。
でも、自分を信じること。夫を信じることです。
子供たちは冷静でした。
娘は私の話をいつも聞いてくれたし、魂のレベルが高いので、夫のことを随分フォローしてくれました。
絶賛反抗期中だった夫は、娘に反抗してたんですよ。普通は逆ですよね。
娘はある意味大人なので、腹を立てながらも「今は楽しいことすればいいんだよ。漫画読む?」なんて言って、自分の漫画を貸していました。
私が娘の立場だったら、父親を軽蔑してただろうなあと思うのに。
娘は「体調悪いんだったら、休む。今は気持ちが明るくなることをしたらいい」と許容していました。
私も数年前だったら、具合悪くて寝てるのに漫画読む?とか思いましたけど
「そうそう、今は楽しいとか幸せとか、美味しいとか、気分良くしてればいいんだよ」と言っていました。
実際ね、今の気分が未来を作っていきますから、今笑ってることが重要になってくるんですよね。
なかなか笑えなくても、ちょっと嬉しいなって思うことがあればね。
それとね、本人は全然気づいていなかったんですけど、夫はとても幸せなんですよ。
家族に愛されてるし、毎日おいしいご飯作ってもらえるし、寝てられるし、身の危険も心配しなくていいし・・・・挙げればきりがないです。
そのことに気づけたら、もうその時は治っているのでしょうね。
なのに、自分で自分を勝手に責めて、自ら追い詰めるという独り相撲をずっとやっていました。
被害妄想もすごかったですよ。
もう本当に思春期みたい。どうせ俺のことなんて・・・・みたいな。
今は笑っちゃいますけど、本当にそんな感じで。きっとやり直してたんだと思います。思春期。
前にも書いた通り、親から否定され、コントロールされてきたことで、親に甘えることもできずに大人になってしまったんでしょう。
私はさっきから「夫を信じる」と書いてますけど、子育ても同じで子供の力を信じるってとても大事だと思っています。
信じていたら、手取り足取りやってあげないでしょ?自分できっとできると思えば、見守れます。
もしうまくできなかったら、その時はその時。それも良い経験。
子供にとって、信じて見守ってくれる親がいるって、すごく心強いと思うし、信頼してくれるのがうれしいと思うんです。
私は子供の時に、母から「ああしたら、こうしたらいいのに」とか言われてきたので、私を信用していないんだなと、いつも感じていましたよ。
そうそう、息子はというと、「不機嫌な父親とは関わらない」というスタンスでした。
今では、嬉しそうにゲームの話をしたり、遊んだりしています。
息子は、とても正直だなと思いました。一緒に、乗り越えてくれてありがとうと思っています。
今は夫の精神状態は健康です。
自分の幸せに気づいて、全てに感謝して生きているような感じです。
なので、娘に反抗するのも終わって、かわいいかわいいと、愛おしそうにしています。
当時は、なんだかやたらと腹が立ったそうです。(本当に思春期じゃん、と思いました。)
今は穏やかにしていますけど、もともと頑張り過ぎちゃう癖があるので、常に自分の体調を考えて行動するように、とは言っています。
誰だって、無理したら倒れちゃうからね。
私は、自分の器が少し大きくなったと思うので、これも良い経験だったと思っています。
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