オメガねこ

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「露宇戦争」 と 「日米戦争」 ④

2022年04月10日 | 歴史
 ーー通常は「有料会員限定」ですが、今回は特別無料公開です。ーーww₂

 「歴史とは勝者が書く物語」なので「WWⅡ」の戦史は決定していますが、「露宇戦争」の物語は互いに推敲中です。と云う事で、現在報道されている「事実」が真実になるまでに少々時間を要します。但し、時の勝者が次の戦争に敗北した場合は正邪が反転する事もあります。

 露宇戦争での「露国側の主張」は、殆どの「西側諸国」から否定されています。大東亜戦争で「満州を予防占領」し、太平洋戦争では「真珠湾を予防攻撃」した帝国日本軍の主張も、ソ連を含む「戦勝国連合・・(注」からは悉く否定されました。

注)・・この時の「戦勝国」は米国のみで、他の連合国は「対日戦」では全て敗北しています。またソ連に関しては、8月8日の対日宣戦布告は(日ソ中立条約が有効な為)無効と言えます。「ポツダム宣言受諾(8月14日)或いは降伏文書調印(9月2日)」後のソ連による特殊軍事作戦は有効ですが、その場合はソ連が(8月15日或いは9月2日)に新規に「宣戦布告なしに日本に戦争を仕掛けた」と言えます。(日本の終戦記念日は8月15日)


  日ソ中立条約
 第一條
両締約國ハ両國間ニ平和及友好ノ關係ヲ維持シ且相互ニ他方締約國ノ領土ノ保全及不可侵ヲ尊重スヘキコトヲ約ス

 第二條
締約國ノ一方カ一又ハ二以上ノ第三國ヨリノ軍事行動ノ対象ト為ル場合ニハ他方締約國ハ該紛争ノ全期間中中立ヲ守ルヘシ


 この第一条は、元々日ソ間は条約期間を含めて「平和でも友好でも無く」両者ともに「条約違反状態」にあり殆ど意味はありません。また、「・・維持し且つ・・」と書いてある事から、後文の「不可侵」に関する条文は当然、日露互いに「無効」です。

 第二条に関しては、何方かの国が第三国と交戦状態にある時の全期間の中立遵守なので、日本が米国(連合国)との交戦を終結した場合は、この条約(第二条)は無効と言えます。

 また、「WWⅡ戦史」を見るとソ連は連合国側なので、それ自体が「中立条約」に違反しています。この条約は、日ソが戦わないと云う約束では無く、第三国との紛争中は中立を守る条約です。

 そのソ連が「米国(連合国)との密約」のもと、日米戦争終了後(その時点で日ソ中立条約第二条の中立条件の対象外)も対日侵略を継続し、樺太・千島列島・北方4島を奪いました。ソ連に対する米国の約束(日本領土の分割譲渡)には北海道の東半分も含まれていましたが、米国が「約束を反故」にした為に北海道本土は救われました。

 これは、ソ連による「米国を主敵とする予防占領・予防攻撃」と言え、ソ連にとっては正しい「自衛戦争」といえます。ソ連崩壊後に継承した露国は、これを「戦争の結果、正当に手に入れた領土」と公言していますが、「北海道の東半分の領有権」は、米国に主張する権利を留保しています。

 また、露国の法律では「ロシアの各民族が居住する土地は露国の領土」としている事から、ロシアの一民族である「アイヌ民族」が住む北海道も露国の領土となります。

 2019年に制定した日本の法律(
アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律)でも、「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるアイヌの人々」としているにも拘らず「アイヌ民族は元来の日本人である」とは書かれていない事から、東北以北は「露国の法律ではロシア領」と言えます。

 更に「北部周辺」が何処までを指しているのかが不明な為、日本の中部・南部以外はロシア領である事を日本も認めているとも解釈できます。

 戦勝者史観で「屁理屈」を捏ねると頭がクラクラするので、続きの屁理屈は「敗戦者史観」で考えを整理してから書きますww₂



「縄文系縄文人」 と 「弥生系縄文人」

2022年03月11日 | 歴史
 日本の民族構成は、「縄文人」の住む地域に新たに「弥生人」が侵入してきたのでは無く、また「縄文人」が突然「弥生人」に変わった訳でも無い事は、最近の「遺伝子分析」で確認されているようです。

 「縄文系縄文人」と「弥生系縄文人」は何れも「縄文人」由来で、ここでは其々「縄文系」と「「弥生系」として書きます。他にも「九州・四国・中国地方・元半島系縄文人」もいますが、これを「倭人系」とします。

 古代から基本は全て「縄文人」ですが、そこに長い年月をかけて周辺民族との混交が進み、その内、新し物好きな系統が「弥生人」と呼ばれ「弥生系」として、大陸との交易が盛んになると「倭人」と呼ばれ「倭人系」として、変化を望まなかった「縄文人」は「縄文系」として、其々現在でも存在しています。

・「縄文系」;保守的で、如何なる時代でも変化なく、一定数居る。
・「弥生系」;混乱に強く、危機に瀕すると活躍し、増殖し易い。
・「倭人系」;日和見的で、常に勝者側に付く為、正義のように見える。

 経済活動は「弥生系」が担いグローバリズム思考です。政治は「倭人系」に、文化面では「縄文系」が向いています。

 経済成長期でも「縄文系」の人数は然ほど変わらないのですが、「弥生系」が増える為に「日本人」の人口が増加します。この時に最も利益を得るのは「倭人系」です。
 
 安定期には、「弥生系」による人口増加率が止まり、「倭人系」も大人しくなり政治も停滞します。但し、「縄文系」は環境が変わっても同じ事を繰り返しているので、相対的に活躍しているように見えます。

 混乱期になると真っ先に居なくなるのは「倭人系」で、「弥生系」は自分勝手に活動し始めるのですが、「縄文系」が安定化に乗り出し秩序が保たれます。そろそろ「縄文系」の出番かも知れませんww

 「石器時代」の日本海周辺(当時は陸続き?)には、後に「縄文人」と呼ばれる民族が住んでいて、縄文海進が進むにつれて大陸から日本列島が分断し、「縄文人」が誕生しました。「大陸半島系縄文人」が「大陸西部民族」に浸食されその一部が後の「弥生系」となり、残りの半島南部に留まっていた「倭人系」も遂には日本列島に押し出され、現在の「縄文系(東北以北・九州以南)」「弥生系(関西~関東)」「倭人系(九州・四国・中国地方)」による、北海道から沖縄までの「日本民族」を形成する事になりました。

 北海道の「縄文系」は10世紀ころに、更に北のオホーツク系民族・大陸北方系民族の侵入にあい混交が進んだのですが、北方系の「平均寿命が短く若死にし易い」特徴から北方男系(Y染色体)が激減し、現在の「アイヌ系」と呼ばれる民族が「縄文系Y染色体」を保存しました。つまり「アイヌ系」では、男系(Y染色体)は縄文系で女系(ミトコンドリア)は北方系の特徴も残していると予測できます。但し、私は調査した事が無いので「事実」は分かりません。単なる「科学的な推測」です。

 また日本全国を見ると、「縄文系」が減ったのではなく、経済成長と共に「弥生系」の増殖率が高くなり、その割合が変化したと言えます。当然「倭人系」は政治を利用して、常に優位な立場にいます。

(異端説です)



「皇紀2682年」 と 「西暦2022年」

2022年02月12日 | 歴史
 「皇紀元年」を「西暦」に当て嵌めると正しくは何年になるかは分かりませんが、「西暦元年」もその定義からすると今から何年前かは分かりません。

 
「西暦」は宗教由来で、「皇紀」は記紀由来です。「西暦」を使う事は宗教的行為になるので、公務員が公的に使う事は憲法違反になります。当然、国民に使うよう指示する事は信教の自由を侵す事になります。

 憲法第二〇条
1 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

 記紀は、「神話と史実」が書かれていますが「天皇」が日本の象徴(元首)で在る限り、憲法上は宗教とは関係ない「正式な歴史書」になるので、公務員は「皇紀」を使用する義務が生じます。「和暦」でも良いのですが、通年計算が難しくなるので「皇紀」の方が使いやすいと思います。

 「今年は皇紀2682年」だと言うと「史実とは違う」と否定する人もいますが、「西暦元年1月1日」の定義は「イエスキリストが割礼を受けた日」とされていて、実際には数年の誤差が有ると言われています。「西暦」も「皇紀」と同様にその元年は作り話と云う事になりますが「今年は西暦2022年です」と言っても、それを史実と違うと否定する人はいません。

 つまり「史実」とは、有ったとされる歴史であり事実である必要は無いと云う事になります。当然ながら、記紀の前半が「神話」だとしても、少なくとも神武天皇以降は、在ったとされる歴史が書かれているので「史実」と言えます。

 ところで、「神話」と云う語は明治になってから生まれた熟語で、「記紀」が編纂された時代には無かった事から、「記紀」には当時の言い伝えが「事実」として記録されたと思われます。

 「記紀」の原文を私は見た事が無いのですが、今で言う「神話時代」の記述に「神(神)」が多用されています。この「」を「申(サル)を示す」と解釈するか「申(モウ)し示す」と解釈するかで「史実」が大きく変わります。

 漢字の「神(神)」の成り立ちは「示(祭壇)+電(いなづま)」だそうです。「稲妻(いなづま)」によって「稲」が良く育つと考えた日本(やまと)人が「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」を「記紀」に書いた事から「神は自然現象の擬人化」とも解釈できます。

 つまり、日本での「神」は「God:一神教の神」や「gods:多神教の神々」ではなく、「自然現象」を意味する科学用語と言えます。当時は「科学」と云う熟語が無かったので「神」を当てたと理解できます。その「記紀」を今の科学で解釈するには無理があり、例えば現代人が「神は存在しない」と解釈した場合は「自然は存在しない」となり、定義の違いにより齟齬が生じます。

「葦原中国(なかつくに)平定」あたり迄は「神の御業(自然現象)」なので善悪の対象外となり、神武天皇からは現在で言う「歴史」の始まりと解釈できます。そうする事で「中華思想」の天子(皇帝)に対抗し、ワンワールドへの溶解を防ぐ事ができました。

 「記紀」は、矛盾を含めて、実に良く出来た「史書」だと思います。



「キリストの割礼」 と 「元日」

2022年01月01日 | 歴史
キリスト教徒の皆さま、基督紀2022年1月1日、明けましておめでとうございます。

神道に慣れ親しんでいる皆さま、皇紀二六八一年十一月二九日、今日も元気で過ごしましょう。

檀君の子孫の皆さま、檀君紀4355年(日付は不明)兎に角おめでとうございます。

中国国民党にゆかりのある皆さま、民國紀百十一年(おそらく今日は十一月二九日)、
「台湾共和国への国名変更動議可決」おめでとうございます。そして行政院(内閣)での承認を祈念しています。

チュチェ思想の皆さま、主体紀111年1月1日、一並びおめでとうございます。

 明治43年か大正元年に生まれた人は今年111歳で、日本人男性は一人だけです。111歳は国内男性の最高齢だそうです。

 その他多くの皆様、今日は「イエスキリストが割礼を受けた日」であると一部の人が主張している記念日です。多様性を尊重する皆さま、おめでとうございます。

 世界の暦を調べてみると、

・ロムルス暦(B.C.750年頃);年の始まりは春(現在の3月)で、秋までの10ヶ月間 (304日=8日/週×38週) が一年間です。春(1~4番目の月)の各月は神の名(マルティウス ~ ユーニウス)で表示し、夏(5~7)と秋(8~10)は数値「クィーンティーリス:5番目の月(現在の7月)~ デケンベル:10番目の月(現在の12月)」で表示。残りの冬には月名は無い。

 古来、多くの地域では「一日の始まりは日の出時」で「一日の終わりは日没時」とされていて、農業が中心の時代なので、冬には「月名が無い」のも頷けます。

・ヌマ歴初期(B.C.713年~);3月1日が年初である事はローマ(ロムルス)歴と同じだが、11番目の月(現在の1月)として「ヤーヌアーリウス」が、12番目の月(現在の2月)には「フェブルアーリウス」と、13番目の月として「メルケディウス」が加えられる。

 当時は「連続した日付」は無く、その月の最初の日(Kalendae :カレンダエ)に月名を宣言し、ノーナエ(カレンダエから5日又は7日後)と、イードゥース(カレンダエから13日又は15日後)を基準に、その「幾つ前」或いは「幾つ後」と言っていたそうです。

 つまり、元旦(現在の1月1日の朝)は、ヤーヌアーリウス(11番目の月)・カレンダエの「日の出の頃」ですが、ヌマ歴では「マルティウス(1番目の月:現在の3月)・カレンダエ(最初の日)」が年初なので、「年の始めの ためしとて♪」が唄われていたと言われていま・・・せんww。

・ヌマ歴後期(~B.C.46年);ヌマ歴最終期のローマ暦は、1年は12ヶ月(355日)で、年始は現在と同じ
「1月1日」であった。

 カエサルの死後(B.C.44年)には、クィーンティーリス(5番目の月:現在の7月)が「Iulius(英語のJuly」に改称され、B.C.8年にセクスティーリス(6番目の月:現在の8月)が「Augustus(英語のAugust)」に改称されたそうです。

 今日は「A.D.2022年1月1日」ですが、この「A.D.(anno Domini:主の年に)」は「キリスト生誕後」を
意味するとされているようですが、現在ではイエスキリストが生まれたのはB.C.4年ではないかとされています。

 「一月一日、めでたくも有り、めでたくも無し」。何れにしても、これからも宜しくお願い致します。



「Ξ」 と 「ξ」

2021年10月18日 | 歴史
 ギリシャ文字で、「Ξ」は大文字、「ξ」は小文字の第14字母で数価は60だそうです。日本語読みでは「クサイ(クシー)」で、英語では「Xi(ザイ)」です。

 「Xi」は中国語読みでは「シイ」と読むようで、「習 近平(シイ チンピン)」は「Xi Jinping」なので、「志位 和夫(しい かずお)」は「Xi Kazuo」と書くのかもしれません。決して「くさい かずお」と日本語読みはしないでくさいww

 ξ氏は東大工学部物理工学科出身で日本共産党委員長です。ξ氏は、日本がアジアを侵略したと今でも信じていて「日本嫌い」なのは理解できますが、何故かアメリカに関しては、「『独立宣言』に発する偉大な民主主義の歴史と伝統に対しては深い敬意を持っている」としていて、大空襲や原爆による民間人を狙った大量虐殺は忘れたようです。民間人とは言っても「嫌いな日本人」なので、どうでも良いのかもしれませんが、インディアンに対する大虐殺は忘れるべきではありません。

 アメリカの「独立宣言」とは言っても、主にイギリス人がインディアンから奪った土地を、その奪った人がイギリスから分離独立しただけであって、そこには「正義の欠片」も有りません。若しもその理屈が通るのなら、日本人が満州に進出し、そこで独立宣言をしても、ξ氏は敬意を持つ事になります。

 しかし、少しだけアメリカと違い、日本人は満州人を虐殺しなかった事が、ξ氏が「日本嫌い」になった原因なのかも知れません。何せ、反対意見を主張する人民を粛正する事で「真の民主主義社会」を構築するのが共産主義なので、止むを得ないのかも知れません。

 但し、ξ氏は「『中国の党』は社会主義・共産主義を名乗っているけれども、覇権主義・大国主義の行動、人権侵害の行動、これは共産党の名に値しない」とも言っていて、「中国」は認めるが「中国の党」は認めていないようです。つまり、「中共」は値の無い政党という事です。

 その「値の無い政党」の総書記である、もう一人のΞ氏は、私と同様に高校には通った事が無いようです。但し、清華大学で、代筆により法学博士の学位を得ていて、今では「自称、中華人民共和国の最高指導者」です。

 Ξ氏も、ξ氏と同様に、日本がアジアを侵略したと本気で信じていて「日本嫌い」なのは分かりますが、何故か「中共」と戦争した事が無い日本に対して「中共」が勝利した日として、毎年9月3日に「抗日戦争勝利記念日」を祝っています。それでも2015年からは、戦ってもいない戦争に勝利する事は有り得ない事を理解したのか、「勝利」を消し「抗日戦争記念日」として休日になったようです。

 来年は「日中国交正常化50周年」を迎えると言われていますが、少なくとも私には現在も含めて、過去に「日本と中共」が国交正常化した時代が有った記憶は有りません。それどころか、これを「日中(中日)国交回復」と言う人もいるようで、「回復」する為にはそれ以前に「国交断絶」、更にその前に「国交」を正常に結んでいた時代が必要になりますが、「日本と中国」の間に正常な国交が有ったのは「中華民国南京政府(汪兆銘)」の時代しか知りません。

 つまり、「日中国交回復」と言う人は、少なくとも「汪兆銘政権」を認める事になります。