オメガねこ

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「戦前民主主義」 と 「戦後民主主義」

2020年10月11日 | 主義・体制
 日本の「民主主義」は、アメリカのお陰で戦後に広まり根付いたと思われがちですが、「民主主義」自体は戦前にもありました。ただ「民主主義」と対立する対象が戦前と戦後で変わっただけで、その対立軸は、戦前は「専制(占領)独裁」で、戦後は「共産(占領)独裁」です。

 戦前の欧米諸国と日本は独立国でその政治体制は殆どが「民主主義」でしたが、アジア・アフリカ諸地域は欧米諸国によって「占領独裁制」が布かれていました。細かく言うと他にも、並存可能で多種多様な思想を持った「国や地域」が有りましたが、これは「民主主義」の対立概念では無いので、ここでは考慮しません。

 「占領独裁制」を布かれた、特に東南アジア地域に関しては、日本の「民主主義」とは明らかに対立していて、この地域を解放しようとして日本は「大東亜戦争」を始めました。勿論、その為にはABCD包囲網を破壊しなくてはならないので、北のソ連とは不可侵条約を結び、3方位攻撃を始めました。実は、当初は南進西征作戦によって「BCD包囲網を突破する計画」でしたが、何故か山本五十六の主張が通りアメリカとも戦う羽目になり「太平洋戦争」が同時進行する事になりました。これが謀略であったことが証明されつつありますが、ここでは書きません。

 兎に角、日本はアジアを開放し各民族自決の「民主主義国家」を樹立させる為に戦った事は
「大東亜共同宣言」にも書かれているので明らかです。これを、一部の人(多くの戦後利得者)は「行き詰まった日本帝國の悪あがき」と主張しますが、この時以前のアジア諸国は欧米の植民地だったので、有色人種初の国際会議である「大東亜会議」を開催できる筈も無いのだから、行き詰まるも何も有りません

 戦前の日本は、為政者が国民の為の政治を行うと云う「目的民主主義」でしたが、戦後は「手続き民主主義」になり、選挙権の平等によって達成された事になっています。今では、更に進化(劣化)し「アンケート民主主義」に陥っています。

 民主主義国家とされている「欧米諸国」が「植民地政策」を反省したからかどうかは分かりませんが、各国の「学術会議」に相当する組織には「国費(税金)」は投入されていません。それは、学問が政府の方針に従うと「ルイセンコ理論」の様なトンデモ理論が生まれるからです。

 「ルイセンコ理論」は、メンデル遺伝学や自然進化論を「ブルジョア的」として否定し、「遺伝子に環境因子を(人工的に)与えると、その形質が変化しその獲得因子は遺伝する」と云う理論ですが、その(疑似)科学理論で農業部門では数千万人が餓死し、更に人間にもこれを応用し「反体制派」を強制収容所で教化する事で優れた形質の人間が「製造」出来ると信じたようです。これも、民を思えばこその「民主主義」と考えたかも知れません。今でも中共は「ウイグル・チベット人」等を教化しています。

 (疑似、似非)科学とイデオロギーが結びついて補強し合った結果として国家規模の被害を出し、更にこれを(善意で)輸出しようとする共産主義に対抗するのが「戦後民主主義」です。

 日本学術会議の「任命拒否6人衆」が、どのような「理論」を打ち立てたかは知りませんが、論文の引用件数は殆ど無いようです。例え「ルイセンコ理論」でも、政府の補助金なしで研究するのなら「学問の自由」は保障されています。税金で研究をしたかったら「国民が選択した政府の意志」を尊重するのが「民主主義」の原則です。

 少なくとも日本では、政府の意志に反したからと言って「収容所」や「再教育施設」に送られる事は有りません。




4 コメント

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Unknown (dearmadonna)
2020-10-12 10:53:44
大東亜会議も開催せずに、独断でアジア解放を決めたってことですか?
何様?🐣

植民地支配といってもすべてが悪ではない。
被害者づらしている怠け者もたくさんいたんじゃないですか?
今の世界を見て、マロ思う🐰
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Unknown (yk-soft-85)
2020-10-12 11:42:20
開戦前には大東亜会議をするメンバーがいなかったチュー🐁

その「怠け者」を働かして搾取する事を「奴隷制」と言い鱒🐟
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Unknown (goozmakoto)
2020-10-12 23:04:25
日本学術会議は時の政権から給料をいただいて、(自民党)政権批判をすることが学問の自由だと勘違いしているようです。そもそも日本の敗戦の一因は文系にせよ理系にせよ、欧米に比べて学者が軍事に貢献することが少なかったためであるのに、学術会議なるものは、敗戦の反省によって軍事に関する研究をしないことを標榜しているのですから。何という倒錯。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-10-13 07:15:15
「学者が軍事に貢献する事が少なかった」と云うのは、意外ですが納得できる考察に思えます。よく考えたら「善戦は一般市民や技術者の貢献」ですね。

WW1までは、日本の諜報工作など「心理学」を駆使していて、相手の出方を知り尽くしていたようにも思えます。WW2では、完全に相手(共産主義)の手の平の上で戦ったように見えます。
🐵
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