田原総一郎氏がTV放送で「摂政、関白、将軍、全部男だった。つまり女性蔑視してきた”恥”の歴史だ。今の男女平等の社会で天皇だけが女性蔑視の’恥”の歴史を残した。女系天皇を認めるべきだ。」と言ったそうです。
女性蔑視:女性を蔑み、バカにして扱う事。
田原氏の定義によると、バチカン市国(ローマ教皇)・大相撲・男子トイレ・男子マラソンなどは女性蔑視で「恥の歴史」となります。更に言うと「男しか男になれないのは、恥の歴史になるので、女系(おんなけい)男子も認めるべきだ。」となります。
ところで、「蔑む」の反対語は「崇める」でその意味は、
① きわめて尊いものとして敬う。崇敬する。
② 大事に扱う。寵愛する。
です。
田原氏が「天皇」を崇めているかどうかは分かりませんが、「天皇になれない女系皇族は、歴史上の蔑みの対象であった」と考えていることは確かです。民間男性は如何なる場合も「天皇」や「皇后」にはなれませんが、民間女性が「皇后」になった例は当然として、皇統男系女子が「天皇」になった例もあります。つまり、田原氏は「民間人が決して即位することが出来ない天皇は崇めの対象であり、民間人でもなれる皇后は蔑みの対象」と考えていると言え、田原氏自身が「差別主義者」と言えます。
多くの「日本人」は、「天皇陛下と皇后陛下」に対して区別なく崇敬の念を抱いています。恐らく、役割の違いは認識していても「何方の地位が上か」等は頭の片隅にも無いと思います。最近は「差別のない所に差別を作る」と云う、サヨク思考が流行っていますが、田原発言はこの時流に乗っただけの、軽いものだと思います。
世界の常識は兎も角、日本では「男は戦って死に、女は命を守り継承する」のが伝統的な役割でした。政治的な上位者は、適法行為でも失敗は死をもって贖うのが「道徳」なので、女性の本分である「命の継承」とは相いれる事は出来ません。
田原氏に限らず、最近の政治を商売にしている男たちは「男の本分」を忘れ、騙された女性を犠牲にする事で生き長らえようとしています。この「バカ男たち」に騙されてはいけません。最近の国会を見ても、この「バカ男」の愚かさが判ると思います。