トラネコジャーナル

毎日楽しく、前向きに。
ねこ兄弟とアートを中心に
日々の新しい発見をつづる
トラネコの日記

ルーブル美術館展(国立新美術館)

2015-04-06 | アート
2月から来ていたルーブル美術館展。
フェルメールが目玉ですが、
私はそれほどコレクター魂はないので、
フェルメールを全部見たいとかそんなことはなく(笑)
風俗画の歴史、一望ということで、
ちょっと楽しみにしていました。

ヨーロッパは絵画は立派な神々のお話を描くものであり、
立派な方々なら描いていいよ、と
中世以降そんな時代になって、
風俗を知るものはなかなかありません。

でもオランダなどは商売が発達していたので、
商人が力を持っていた関係で、
風俗画が16世紀くらいから描かれていました。
商売も尊い仕事ではなかったわけで。
どこもおなじですなあ。
その絵は戒めの絵だったりして、
酔っ払ってはいけません、とか、
万引きはダメ、ごまかしてはダメです、など
道徳を戒めるものが多数。

そのだらしなさはちょっと楽しい(笑)
いつの時代も同じということですねぇ。
でもニンゲンらしくて結構好きです。


フェルメールの絵はカチッとしていますね。
フェルメールって、理知的な人だったのかなぁと。
なんか、きっちりしているんですよねー。
清潔感があるというか。
みんなが大好きなのって意外とこんなところに理由があったりして(テヘ)


この美女の絵も右からこっそり盗む手が。
美女のブラウスとスカートのはだけ具合もポイントのようです。
でもしゅっとした美人。ふふふ。なんだったんでしょうね。ふふふ。
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2 Comments

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Re:日常を描く (トラネコ)
2015-04-08 22:01:49
お金って大切なんだけど、
お金が全てになると、
なぜかいやらしいものになってしまう。どの時代も同じなんですねぇ。
それに翻弄される人々。
そんな顔つきがおかしいです。
人って面白いですねー。
そこに無邪気にはしゃぐネコとか
犬とかも描かれていたりして。
いつもそばにいて、ちゃっかり楽しんでるんですね、奴らは!
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日常を描く (ココの母)
2015-04-07 16:41:38
ルーブル美術館展、普通の人々の普通の生活を観ることができる、というので
ちょっと注目していました。

トラネコさんのコメント拝見したら、
その興味がドッと増しましたねえ(*^^*)

高利貸しの夫婦(ですよね?)の絵の中には
はめている指輪のデザインが凝ってるとか、
おかみさんの視線がどうとか、
見ている本の内容がどうとか、
ということが、以前 新聞に出ていて
「面白い観方があるものだわー」と感心していました。

拡大鏡を持って行って観てみたいような気がしますね。
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