日本国宝展。
タイトルだけでもすごさがある。
だって全部国宝なんだもの。
大抵は一展示に0~あって数点の国宝。
でもこの「日本国宝展」は120件。
金曜日は夜8時まで開いています。
お仕事も終わってから行けそうなんで、
それを狙って行きました。
1630ごろ到着しましたが、なんと30分待ちの行列。
30分など軽いものです。
だって1時間超えもままあるもん。
中もさすがに混んでいます。
おおまかに言うと、2つの会場に分かれているのですが、
順番を逆に鑑賞。
正倉院関連を後回しに。
最初の衝撃は雪舟の秋冬山水図。
よく話題になる水墨画だけど、
本物は初めてかも。
ちいさいのに、なんだこれ!という画力と引き込む静謐さ。
このやや左に位置する線は???
空中を分ける何かの境界線なのか???
さらに、狩野永徳の山水図(大徳寺 聚光院)そのうち4枚。
ホントは四方この絵に囲まれた壮大なものだ。
パノラマにしたらこんな感じ。
*http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=163より
4枚だけでも松の古木の触感や香りまでしてきそうな世界に突入というかんじなのに、
この部屋で過ごしたら、すごいことになってしまいそうだ。
さらに、その横には長谷川等伯。
こちらは優美にして繊細。
秀吉が愛児鶴松の菩提を弔うために建てた祥雲寺の障壁画だそうだ。
すごすぎる。入館料、安すぎる(笑)
衝撃でやや興奮しつつ、つかれつつ、移動。
支倉常長像や琉球の紅型衣装や絵巻やお茶わんや仏涅槃図などすごい、すごい。
すごすぎる中、涙が出そうなほどだったのが、
京都三千院の、観音菩薩、勢至菩薩の座像。
中央にいらっしゃる阿弥陀如来はいらっしゃらなかったのだが、
こんなにまじかに見るからか、その祈りの力が伝わる。
臨終を迎える人を迎えるために、
少し腰を浮かして手を差し伸べようとしていらっしゃるのだ。
http://www.sanzenin.or.jp/guide/heritage/02.phpより
知らなかったです、三千院の奥深さを。
京都は敢行に人々の多さとお寺の立地環境や佇まいに目を奪われがちで、
仏像のディテールにまで、なかなか気が回っていないのですよねー。
仏像は奈良だなーなんて、ほんと、申し訳ないです。
もうもう、たくさん感動するものがあって書ききれません。
正倉院のものは奈良時代のものだと思うだけで、
その年月、たくさんの人が大切に、大切にしてきたというだけで、
この世の奇跡のかたまりです。
どんな方々の手により、大切にされ、鑑賞されてきたのかと思うと、
どきどきします。
まさに、祈り、信じる力がここに集結しているのだなあと。
後期に突入していますが、今度は弥生時代の金印が、展示されます。
もう一度行きたい!!
注釈のない画像は日本国宝展のパンフレットより抜粋。
ロンきゅ~んは、今日風邪で仕事を休みました。
薬飲んで1日、死んだように寝ていて復活。
明日は元気に仕事行きます。
秋ですね。
お江戸は、色々な企画があって楽しそうです。
先日の猫兄弟の転送実験たのしそうでした。
家でもやってみようかと思ったけれど、
まだ実践してません。
今度の3連休に仕事仲間と門司港レトロにいきます。
まだじっくり言ったことがないところなので楽しみです。
若い者が多いので、次の日はスペースワールドに行くことになっているのですが、そこはパスしたい気分です。
まあ、若者の監視役ということで行って来ます。
ああ~お江戸にも行きたいなあ~。
全て国宝だなんて、え~~~?って感じです。
え、それもあれも?展示されてるのぉ?
なんかバチが当たりそうな気が・・・。
目がつぶれそうな気が・・・。
いつもは、テレビとか雑誌とか
そういうメディアを通して観てるので
だいたい脳内にベールがかかってるけれど
本物を目の前にしたら、
昔の大名行列みたいに
土下座しなきゃいけない気分かも。
オーラがすごくて倒れるかも。
長蛇の列というのもわかる気がします。
みんな観たいですものねえ、国宝となれば。
でも、国宝って決めるのは誰?と思ってしまいましたけど、
創りあげた人たちの渾身の魂が
宿ってることだけは確かですね。
さぞや見事な一品ばかりだったろうと、いつも写真やTVの映像でしか見れない自分にも感動が伝わります。
私もこの目で見てみたいっす・・・
奈良京都は修学旅行以来ですもの・・・
ゆっくり味わいたいなぁ・・・
そんな日がいつ来るか・・・ですけど(^^ゞ
岡倉天心という人はアーティストでありながらこういったオーガナイズする能力にたけていて、ありのままを保存するという概念も持ち込んでいます。実のところ、国宝の明確な基準数値みたいなものはなかったと何かで読んだ記憶が。でも国宝と言う概念はいろいろと幅を持ちながら、今に活き、指定されたものの幅の広さ、素晴らしさは言うに及びません。
ロンきゅ~んさん
体調、気力ともに充実しましたか?
小倉は小さいとき行った記憶があります。
九州、いいなー。私は最近旅などしていないので、
旅がしたいなー。
国宝展はひょっとして国立系なので九州にも行くのでは?わかんないけど。
お江戸にも来てくださいねー。
ココの母さん
私、実は岡倉天心ってどうよ、と思っていたのですが、
審美眼はたしかですね(笑)←お前が言うなですけど。
それにしても私は絵巻と書の良し悪しは全然わからず
自分の狭さに今更ながら、、、と同時に国宝の幅の広さを思い知りました(笑)
好きなものだけを見ててもいいけど、たまには
こういう刺激も受けないとねー。
kyonさん
そうそう、奇跡の塊!
守ってきた人がどれだけ価値を知っていたかは別として
でも、とにかくお宝と大切に、守って、祈って、命を懸けて保存してきたというだけで、すごいものです!
何度か出かけた美術展で、あまりの人の多さに倒れかけて以来、
この手の企画展にはとんとご無沙汰なのですが、
トラネコさんの熱意あふれる解説?にふれて、
久々に足を運びたいなぁー♪と思いました。
素人で、全く詳しくはないのですが、密かに仏像LOVEですし♪
そうそう、猫転送装置ですが、
ガムテープバージョンは、においを嗅いでからまたいで行き、
リボンの輪っかバージョンでは、無事転送されました。
コタル兄さんの基準は何なんだろうか…
国宝展の混雑状況はここでチェックできます。
http://kokuhou2014.jp/index.html
今からの目玉は金印ですね!!
私のブログで書いた正倉院のものはないと思います。
ではコツを伝授。並ぶのは間違いないのですが(笑)
チケットは事前にオンラインとかで購入しておく。
わたしはここで買って、コンビニで手に入れます。
http://eplus.jp/sys/main.jsp
なお、チケットは普通の紙なので、チケットを保存したいのだけど、という人はたぶん各美術館で交換してくれます。たぶん。
こうやって事前に手に入れておくと、とりあえず、行ってすぐ順番に並べます。
基本的に夜間の延長時間は人がぐっと減るので、そこが狙い目ですが、国宝展はもう夜間開館がないので、
夕方に行くのがいいのかなと思います。
なにせシニア層がメイン客層なので、みなさん朝は強いです(笑)
順番はその通りならぶわけですが、比較的みんなお行儀はいいので、時間通りにきちんと事が運びます。
中の展示は順路はあり、頭のところで大抵混むので、
逆回りとかでも問題ありません。
並んでみると人のペースにあわさないといけないので、
いらだってきますので、好きなものからじゃんじゃん見ていけば気分はいらだちません(笑)
何回でも、何周しても問題はないので。
単眼鏡を持ってくる人もいます。多少人がいても
現物が目に入っていれば、
詳細を見ることは可能になります。
気になったものはメモを取ったり、感想を書いたりすると、順番待ちも少し和らぎます。鉛筆のみ可。
入口のチケットの人とかに鉛筆貸してくださいとかいうと
多分、貸してくれます。
そんなかんじですー。
仏像はあまり来ていなかったのですが、
三千院の菩薩様にはグッときました。
仏像にグッとくるなんてねー、日本人なんですかねー(笑)
コタル兄はリボンでしたか。
さすが、ノーブル。
ガムテなど労働者のもつものじゃ、ということですね(笑)
3連休初日の夕方、4時過ぎに到着。
入り口での待ち時間表示は50分、
しかし、並んだのは20分程でした。
アドバイスどおり夕方がねらい目でした。ありがとう!
金印、小さい~。(って、印ですから当たり前ですね)
玉虫厨子、思ってたよりデカイ~。
子どもの頃、教科書で見たのが、
この年になって見られるとは思わなかったよ~。
と、いろいろと感動しながら有意義なひと時を過ごしました。
平成館の入り口で待つときに、
ちょうど正面右奥に大きくスカイツリーが見えていました。
上野から近いんだなあ・・と、妙に感心しました。
良かったー、コツが活きて。
それにしても20分待ちは相当いいかんじですねー!
私は勤労感謝の日を挟んで、
労働にいそしんでいました(笑)
ちなみに京都の鳥獣戯画、
秋の紅葉&鮮烈補修後初の展示ということで、
2-3時間待ちだそうです。うわー。
これ、東京にも春に来るのですが、
どうですかね。。。。。