![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/23/9b3060d23861225fb759a7f4412da789.jpg)
神戸から帰る日から頭が痛く、
途中で結構ヘビーではありましたが、何とか帰宅。
その後ちょっとひどくなりつつも2日間ほど寝込み、何とか復活!!
偏頭痛は信じられないかとも思いますが、
あんなに苦しくて何もできないと言っていた人間が
痛みさえ取れればケロッと超元気になるのです。
そんなわけで復活したので、どこか行きたいー!!
この日は朝から婦人科検診、その後友人と食事だったのですが、
キャパとタロー、キャパとタローと気になっている自分がいます。
やはり暇人の特権として平日に行きたいし、
春休みじゃないときに行きたいし、
地下鉄副都心線もできたことだし。
初平日の新渋谷駅の日でした。
昔のバーーンと全到着電車が見える東横線ホームはかっこよかったな。
でもあんなに贅沢に渋谷の真ん中を使える時代じゃないですからね。
しょうがないですね。
そんなわけで地下ふかーく階段で降りました。
なんか怖いなー、火事とか地震とか。
ま、そんなこと言っている場合じゃない、と。
みなとみらいは春の嵐の中、ピンク色のモクレンがとてもきれいでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/12/214e80255efa56c1f57e0d72d93a54f0.jpg)
さてと、さてと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/96/d3c61e148ddb2032d0294f4593c52b9e.jpg)
ロバート・キャパとして知られている男性は東欧のユダヤ人、ロバート・フリードマン。
ナチスの時代に追われてパリに。
ゲルダ・タローも同じユダヤ系スペイン人。フォトグラファーのマネージャーでした。
ふたりは、ロバート・キャパというアメリカの裕福なカメラマンという設定で、
報道カメラマンとして売り込んでいくのです。
そんな中、ゲルダはキャパに英語を教え、写真のノウハウを自ら習得していきます。
そして戦場の第1線に赴いてゆきます。
先進的な女性らしく大胆な構図、人民に味方する自分の思考の鮮明さ、
戦争に倒れて血を流す遺体にも果敢にシャッターを切っています。
今回は彼女自身の写真とされるものが彼女の名前で見ることができました。
ちなみに、タローという苗字は岡本タローから来ています。
キャパと比べると、いい意味で切れる女性の写真で説明的で絵画的。
必要なものを正確に切り取っていました。
私自身はキャパの写真のほうが場の感情を感じられるので好きなのですが、
タローの写真は正攻法の戦争の意味を問う姿勢を感じました。
頭のいい女性、先進的な女性、まっすぐな女性。
そんな彼女は女性の報道カメラマンとして事故死する第1号となってしまいました。
キャパはきっと道しるべを失った気持だったと思います。
だってそれまでのキャパはタローの描く道を歩いていたのですから。
しかし彼は徐々に彼なりのやり方を作って多くの傑作を撮っていきます。
どんな写真かはご存じのとおりと思います。
生きるか死ぬかの瀬戸際で切りとられる写真。
そのなかで人々のいろいろな思いを切り取るキャパ。
勝つ、負ける。
どっちもこっけいなのです。
殺す、殺される。
どっちも悲惨なのです。
それをどれも写し取っています。
すごい醒めた目と現実に突入する熱い想い。
そして人間をそれでも愛する心。
そんなものを感じながら一つ一つじっくり見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/91/d9f3716c19cf2dfe8cbcf5e9ee8e8b5b.jpg)
左はタロ-が撮ったとされるスペイン内戦の女性兵士。
3センチくらいのヒールのある靴を履いています。
ちょっとエレガンスです(笑)
キャパはユダヤ人であったことから、
イスラエルの建国にとても喜び、そこに移り住む人々に肉薄した写真を
たくさん残していました。
今のこの現状を見てどう思うのでしょうか。
彼もまた世界大戦後の夢を見たひとりだったのでしょうか。
最近ときどき思います。
戦争をしてはいけない憲法はアメリカの夢を押しつけられたからだ、
という意見に対して、
それをまだ一生懸命守っている日本人って
すごいじゃないか、と。
だからダメなんだとは思いたくないなと思います。
キャパの写真にあるように、勝って、薄ら笑う人間になりたくないし、
タローの写真のように、戦争の大義の中で命を落とす人生を
撮られたくないからです。
キャパはに中戦争の中国、そしてベトナム、インドネシアの戦場に赴き、
インドネシアで地雷を踏み死亡しました。
戦争は勝ち負けじゃない。そう思うことのできるキャパの写真でした。
話は変わりますが、
ユダヤ人ではなくアメリカ人として二人で写真を撮りながら、
いわば金儲けを仕掛けていったふたり。
社会、世界、時代に翻弄されないふたり。
手玉に取るふたり。
プロデュースする、マネジメントする。
そういうことのさきがけなんだろうな。
ゲルダ・タロー。
かっこよすぎるぜー!
ちなみにこの時代、カメラマンは写真に素材を収める人であり、
写真をどう切りとろうが、どんなレイアウトにしようが、
どんな焼き色にしようが、著作権関係ない世界だったようです。
たしかに掲載雑誌のレイアウトは、かわいそうすぎる感じのもあったな。
その中でアルフレッド・スティーグリッツの意識は高く、
戦争の写真でさえも徹底的に構図とデザインにこだわり、
サインを入れていました。さすが生粋のニューヨーカー(笑)
でも彼がこの時代、戦争の現場で写真を撮っていたことに
結構驚きました。しかもキャパとかなり行動を共にしていたのですね。
キャパやタローの写真が
20世紀、21世紀の野蛮な歴史の一コマを
勇敢にも撮影した人たちと後世で言われるようになりますように。
途中で結構ヘビーではありましたが、何とか帰宅。
その後ちょっとひどくなりつつも2日間ほど寝込み、何とか復活!!
偏頭痛は信じられないかとも思いますが、
あんなに苦しくて何もできないと言っていた人間が
痛みさえ取れればケロッと超元気になるのです。
そんなわけで復活したので、どこか行きたいー!!
この日は朝から婦人科検診、その後友人と食事だったのですが、
キャパとタロー、キャパとタローと気になっている自分がいます。
やはり暇人の特権として平日に行きたいし、
春休みじゃないときに行きたいし、
地下鉄副都心線もできたことだし。
初平日の新渋谷駅の日でした。
昔のバーーンと全到着電車が見える東横線ホームはかっこよかったな。
でもあんなに贅沢に渋谷の真ん中を使える時代じゃないですからね。
しょうがないですね。
そんなわけで地下ふかーく階段で降りました。
なんか怖いなー、火事とか地震とか。
ま、そんなこと言っている場合じゃない、と。
みなとみらいは春の嵐の中、ピンク色のモクレンがとてもきれいでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/12/214e80255efa56c1f57e0d72d93a54f0.jpg)
さてと、さてと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/96/d3c61e148ddb2032d0294f4593c52b9e.jpg)
ロバート・キャパとして知られている男性は東欧のユダヤ人、ロバート・フリードマン。
ナチスの時代に追われてパリに。
ゲルダ・タローも同じユダヤ系スペイン人。フォトグラファーのマネージャーでした。
ふたりは、ロバート・キャパというアメリカの裕福なカメラマンという設定で、
報道カメラマンとして売り込んでいくのです。
そんな中、ゲルダはキャパに英語を教え、写真のノウハウを自ら習得していきます。
そして戦場の第1線に赴いてゆきます。
先進的な女性らしく大胆な構図、人民に味方する自分の思考の鮮明さ、
戦争に倒れて血を流す遺体にも果敢にシャッターを切っています。
今回は彼女自身の写真とされるものが彼女の名前で見ることができました。
ちなみに、タローという苗字は岡本タローから来ています。
キャパと比べると、いい意味で切れる女性の写真で説明的で絵画的。
必要なものを正確に切り取っていました。
私自身はキャパの写真のほうが場の感情を感じられるので好きなのですが、
タローの写真は正攻法の戦争の意味を問う姿勢を感じました。
頭のいい女性、先進的な女性、まっすぐな女性。
そんな彼女は女性の報道カメラマンとして事故死する第1号となってしまいました。
キャパはきっと道しるべを失った気持だったと思います。
だってそれまでのキャパはタローの描く道を歩いていたのですから。
しかし彼は徐々に彼なりのやり方を作って多くの傑作を撮っていきます。
どんな写真かはご存じのとおりと思います。
生きるか死ぬかの瀬戸際で切りとられる写真。
そのなかで人々のいろいろな思いを切り取るキャパ。
勝つ、負ける。
どっちもこっけいなのです。
殺す、殺される。
どっちも悲惨なのです。
それをどれも写し取っています。
すごい醒めた目と現実に突入する熱い想い。
そして人間をそれでも愛する心。
そんなものを感じながら一つ一つじっくり見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/91/d9f3716c19cf2dfe8cbcf5e9ee8e8b5b.jpg)
左はタロ-が撮ったとされるスペイン内戦の女性兵士。
3センチくらいのヒールのある靴を履いています。
ちょっとエレガンスです(笑)
キャパはユダヤ人であったことから、
イスラエルの建国にとても喜び、そこに移り住む人々に肉薄した写真を
たくさん残していました。
今のこの現状を見てどう思うのでしょうか。
彼もまた世界大戦後の夢を見たひとりだったのでしょうか。
最近ときどき思います。
戦争をしてはいけない憲法はアメリカの夢を押しつけられたからだ、
という意見に対して、
それをまだ一生懸命守っている日本人って
すごいじゃないか、と。
だからダメなんだとは思いたくないなと思います。
キャパの写真にあるように、勝って、薄ら笑う人間になりたくないし、
タローの写真のように、戦争の大義の中で命を落とす人生を
撮られたくないからです。
キャパはに中戦争の中国、そしてベトナム、インドネシアの戦場に赴き、
インドネシアで地雷を踏み死亡しました。
戦争は勝ち負けじゃない。そう思うことのできるキャパの写真でした。
話は変わりますが、
ユダヤ人ではなくアメリカ人として二人で写真を撮りながら、
いわば金儲けを仕掛けていったふたり。
社会、世界、時代に翻弄されないふたり。
手玉に取るふたり。
プロデュースする、マネジメントする。
そういうことのさきがけなんだろうな。
ゲルダ・タロー。
かっこよすぎるぜー!
ちなみにこの時代、カメラマンは写真に素材を収める人であり、
写真をどう切りとろうが、どんなレイアウトにしようが、
どんな焼き色にしようが、著作権関係ない世界だったようです。
たしかに掲載雑誌のレイアウトは、かわいそうすぎる感じのもあったな。
その中でアルフレッド・スティーグリッツの意識は高く、
戦争の写真でさえも徹底的に構図とデザインにこだわり、
サインを入れていました。さすが生粋のニューヨーカー(笑)
でも彼がこの時代、戦争の現場で写真を撮っていたことに
結構驚きました。しかもキャパとかなり行動を共にしていたのですね。
キャパやタローの写真が
20世紀、21世紀の野蛮な歴史の一コマを
勇敢にも撮影した人たちと後世で言われるようになりますように。
映画を観てるみたいな錯覚を起こしそう。
トラネコさんの案内が素晴らしいから。
ふたりで「ロバート・キャパ」というカメラマンを
創り上げた、という印象ですね。
まずその人物を創り上げて、作品を売り込む。
アメリカで生きてくためにはそれくらいハングリーに
獰猛に、進んで行かなくてはならなかったのでしょうね。
世界中で活躍する人の中には
実はユダヤ人、という人たちが多いですね。
「ユダヤ人は頭脳明晰」なんだという印象を
以前から抱いていました。
サイモンとガーファンクルなんかもね。
ところで偏頭痛は治ってしまうとケロリとして
次に行動できる、その通りですが、
最近はだからって無理するとぶり返すことが
多くなりました、反省反省。
トラネコさんはお若い!
最近質が変わってきてます。
最近は偏頭痛と肩こりの頭痛がいっしょくたになっていて、
薬がなかなか効きづらくて、
順番に薬を試しながら飲んでいるうちに
酷くなってしまったり、
と時間がかかってしまいます。
単純な病気なんですけど、
ホントにつらい。もうやだー。
って気分です。
ところで、ユダヤ人。
ニューヨークに初めて行ったときに、
クリクリの長いもみあげと特徴のある帽子の
ユダヤ人を見て、遠くへ来たもんだと感動したものです(笑)
ユダヤ人は商売もうまいし、頭もいいし、
ネットワーク力もあるので、
いろいろな金融をがっちりつかんでいたので、
ヒットラーがそれを奪い取ろうとしたのでしょうね。
でも、ユダヤ人というのは歴史を背景にしているので、
結束とプライドと信念において壊れることはなく、
あれだけの苦難にあっても奪い取ることはできなかった。
でも不思議ですよね、たくさんの国に散らばっていて、
色んな血が混じっているのに、ユダヤ人であることを
認識して、苦難を受け入れる。
とても不思議です。
そういえばアインシュタインさんもそうですよね。