2日目を迎えました。
6時半に起きて、こっそりガイドのポンパさんに見つからないようにして、外出の支度を始めました。
前日の夜、シガツェに鳥葬場があることを知ったのです。ポンパさんに連れて行ってもらうようにお願いしましたが、現在ラサ以外の場所は外国人には公開されていないとのことでした。
どうしてもどんな場所か見たくてたまらず、朝決行することを企んだのです。
朝7時、ホテルを出ましたが、暗闇です。めちゃめちゃ怖いですが、もうすでに目の前にあるお寺やその周辺にはお参りをする人の姿が何人も見えました。
出てきた瞬間、ガイドブックを忘れましたが、記憶を頼りに進みます。
ただ・・・標高3900M。やっぱり歩くには、いささか厳しい・・・。
はぁはぁあと息を切らしながら、雄太君の歩幅に合わせて歩きますが、本当にきついっ!
なんとなく、あそこじゃないか?という場所は、4000M付近でした。
雄太君は、悠々と進んでいきます。彼に先に行くように伝え、私は行けそうなところまでゆっくり歩くことに決めました。
小高い丘のような場所から見える景色は、本当にきれいでした。
が・・・。
次の瞬間・・・・。
犬が!!!!!!!!
ほえてる~!!!!!しかも、放し飼い?っていうより、野犬???
もう、ワンワンいいながら、めっちゃ接近してきます。
助けてーーーー!!!とは思ったものの、孫悟空の雄太君はとっくに山の上。
チベタンの人が歩く姿も、わずかながら見えますが遠くて遠くて・・・。
この上なく危機的状況に直面してました。
と、とりあえず。石を持って、最悪なシチュエーションに備えました。
なんとか、転げずに人の歩く道まで降りていくと、凶暴なワンコたちは丘の上から馬鹿にするように見下ろしてました。
めっちゃ悔しいっ!!!!
私はこの旅の中で、少なくとも3回はチベット犬に吼えられて怖い思いをしました。
中でも、トイレに行こうと思ったら場所を間違ったらしく、すぐそばにチベット犬が番犬として見張りをしていました。
以前、ネパールで共に過ごしたことのあるこうさんという男性から、チベット犬はすごく怖いという噂を聞いてましたが、間違いないです!!!
やつら、まじでデカ過ぎて、吼え方も半端なかったです。熊か?ってゆっても大げさではないと思いました。
もう、かみ殺されてもおかしくないなっていうほどの距離から、今にも紐を引きちぎってやってきそうな時には、ほんとに生きた心地がせず、ヘナヘナになりました。
チベットを旅行する方は、どうか犬と公安だけには細心の気配りをしていただきたいですね 笑
ようやく、9時半。ポンパさんと待ち合わせし、寺を見た後にティンリを目指します。
ポンパさんは私たちのパスポートを没収し、パーミットオフィスに行くとのこと、私たちは寺の中を自由に見て回ることができました!
しかし、本日2回目の恐怖・・・
待ち合わせ時間を過ぎても、ポンパさんも車も一向に姿を見せないのです。
私たちは、ひとまず動かずに待つことを決めましたが、しだいに不安が・・・。
ま、まさかパスポートと、私たちのしょうもない荷物を持ってトンズラされたんじゃ!?
ホテルのフロントで、ポンパさんが宿帳に記入した連絡先を聞きました。
電話番号、間違ってる!!!!!!これって確信犯??????
オーマイゴッド!!!!
このときほど、叫びたい衝動に駆られたことはありませんでした。
雄太君と二人、空しく取り残されてしまい、私はあと1日過ぎると不法滞在の身分です・・・。
いろんな最悪なことが頭をぐるぐる回り、どう打開しようか考えていたほんの時間(実際は、ほんとーーに長く感じてましたが)
ポンパさん、戻ってきたーーーー!!!!!!
ほんとに、パニックになりそうでしたが、雄太君が冷静でいてくれて良かった!
私たちは、無事に国境を再び目指すために走り出しました。
見えてきたその先に、エベレストの姿がありました!!!!!!
というより、エベレスト自体は雲に隠れているようでしたが、ものすごく神々しい山々が視界に広がってきます。
ポンパさん曰く、今日ここに滞在するなら明日は朝早くに出発しなければならないとのこと。
がんばってこのままダムという町に行くか、それとも泊まるか?どうするかを聞かれました。
私たちとしては、朝日に映るヒマラヤ山脈を見るのが目的だったので、この決断はとても複雑なものでした。
6時だと、完全に夜なので何も見えることはありません。あぁ、せっかくここまでやってきたのに・・・と半ば悔しい気持ちでしたが、それならせめて夕日に沈むヒマラヤを見よう!雲ですこし隠れていたので、ここで顔を出してくれるのを祈って、今日はこのまま泊まろうということにしたのです。
そして、夜8時半、見事にエベレストの姿を見ることが叶いました。
雄太君と二人、感動のあまりうまい言葉が見つかりません。
というより、彼は一人でXジャパンを聞いてました 笑
夜、標高4200mにあるオールドティンリに広がる空には眩いほどの星が散らばっていました。
この旅一番、いや、今まで旅行してきた中でもNO.1なほどの美しさに感動しまくりです。
部屋はやばいほどに隙間風に吹かれ、なぜか宿の中にはには忌々しいワンコの姿が・・。
トイレに行くにも命がけでした 笑
それでも、こんな厳しい場所にあって、素敵な経験を重ねることができたのは本当に幸運です。
いよいよ、チベットの旅行も佳境を迎えますが、文句なしに大満足な旅になったように思います。
シガツェ~オールドティンリ
6時半に起きて、こっそりガイドのポンパさんに見つからないようにして、外出の支度を始めました。
前日の夜、シガツェに鳥葬場があることを知ったのです。ポンパさんに連れて行ってもらうようにお願いしましたが、現在ラサ以外の場所は外国人には公開されていないとのことでした。
どうしてもどんな場所か見たくてたまらず、朝決行することを企んだのです。
朝7時、ホテルを出ましたが、暗闇です。めちゃめちゃ怖いですが、もうすでに目の前にあるお寺やその周辺にはお参りをする人の姿が何人も見えました。
出てきた瞬間、ガイドブックを忘れましたが、記憶を頼りに進みます。
ただ・・・標高3900M。やっぱり歩くには、いささか厳しい・・・。
はぁはぁあと息を切らしながら、雄太君の歩幅に合わせて歩きますが、本当にきついっ!
なんとなく、あそこじゃないか?という場所は、4000M付近でした。
雄太君は、悠々と進んでいきます。彼に先に行くように伝え、私は行けそうなところまでゆっくり歩くことに決めました。
小高い丘のような場所から見える景色は、本当にきれいでした。
が・・・。
次の瞬間・・・・。
犬が!!!!!!!!
ほえてる~!!!!!しかも、放し飼い?っていうより、野犬???
もう、ワンワンいいながら、めっちゃ接近してきます。
助けてーーーー!!!とは思ったものの、孫悟空の雄太君はとっくに山の上。
チベタンの人が歩く姿も、わずかながら見えますが遠くて遠くて・・・。
この上なく危機的状況に直面してました。
と、とりあえず。石を持って、最悪なシチュエーションに備えました。
なんとか、転げずに人の歩く道まで降りていくと、凶暴なワンコたちは丘の上から馬鹿にするように見下ろしてました。
めっちゃ悔しいっ!!!!
私はこの旅の中で、少なくとも3回はチベット犬に吼えられて怖い思いをしました。
中でも、トイレに行こうと思ったら場所を間違ったらしく、すぐそばにチベット犬が番犬として見張りをしていました。
以前、ネパールで共に過ごしたことのあるこうさんという男性から、チベット犬はすごく怖いという噂を聞いてましたが、間違いないです!!!
やつら、まじでデカ過ぎて、吼え方も半端なかったです。熊か?ってゆっても大げさではないと思いました。
もう、かみ殺されてもおかしくないなっていうほどの距離から、今にも紐を引きちぎってやってきそうな時には、ほんとに生きた心地がせず、ヘナヘナになりました。
チベットを旅行する方は、どうか犬と公安だけには細心の気配りをしていただきたいですね 笑
ようやく、9時半。ポンパさんと待ち合わせし、寺を見た後にティンリを目指します。
ポンパさんは私たちのパスポートを没収し、パーミットオフィスに行くとのこと、私たちは寺の中を自由に見て回ることができました!
しかし、本日2回目の恐怖・・・
待ち合わせ時間を過ぎても、ポンパさんも車も一向に姿を見せないのです。
私たちは、ひとまず動かずに待つことを決めましたが、しだいに不安が・・・。
ま、まさかパスポートと、私たちのしょうもない荷物を持ってトンズラされたんじゃ!?
ホテルのフロントで、ポンパさんが宿帳に記入した連絡先を聞きました。
電話番号、間違ってる!!!!!!これって確信犯??????
オーマイゴッド!!!!
このときほど、叫びたい衝動に駆られたことはありませんでした。
雄太君と二人、空しく取り残されてしまい、私はあと1日過ぎると不法滞在の身分です・・・。
いろんな最悪なことが頭をぐるぐる回り、どう打開しようか考えていたほんの時間(実際は、ほんとーーに長く感じてましたが)
ポンパさん、戻ってきたーーーー!!!!!!
ほんとに、パニックになりそうでしたが、雄太君が冷静でいてくれて良かった!
私たちは、無事に国境を再び目指すために走り出しました。
見えてきたその先に、エベレストの姿がありました!!!!!!
というより、エベレスト自体は雲に隠れているようでしたが、ものすごく神々しい山々が視界に広がってきます。
ポンパさん曰く、今日ここに滞在するなら明日は朝早くに出発しなければならないとのこと。
がんばってこのままダムという町に行くか、それとも泊まるか?どうするかを聞かれました。
私たちとしては、朝日に映るヒマラヤ山脈を見るのが目的だったので、この決断はとても複雑なものでした。
6時だと、完全に夜なので何も見えることはありません。あぁ、せっかくここまでやってきたのに・・・と半ば悔しい気持ちでしたが、それならせめて夕日に沈むヒマラヤを見よう!雲ですこし隠れていたので、ここで顔を出してくれるのを祈って、今日はこのまま泊まろうということにしたのです。
そして、夜8時半、見事にエベレストの姿を見ることが叶いました。
雄太君と二人、感動のあまりうまい言葉が見つかりません。
というより、彼は一人でXジャパンを聞いてました 笑
夜、標高4200mにあるオールドティンリに広がる空には眩いほどの星が散らばっていました。
この旅一番、いや、今まで旅行してきた中でもNO.1なほどの美しさに感動しまくりです。
部屋はやばいほどに隙間風に吹かれ、なぜか宿の中にはには忌々しいワンコの姿が・・。
トイレに行くにも命がけでした 笑
それでも、こんな厳しい場所にあって、素敵な経験を重ねることができたのは本当に幸運です。
いよいよ、チベットの旅行も佳境を迎えますが、文句なしに大満足な旅になったように思います。
シガツェ~オールドティンリ