保守的ではあるが、強すぎる。
カンパニョーロはここ最近は工芸品であった。
シマノは非の打ち所のない全くスキのない完璧な工業品。
2015～2019年の5年間ツール・ド・フランスはシマノの為にあった。
今年６年ぶりにカンパニョーロがツール・ド・フランスで勝った！
2014年のアスタナのニーバリ以来のカンパニョーロでの勝利だ。
この辺りから生産国が変わったりして、しばらく低迷した。
そして、今年（正確に言うと昨年）辺りから勝利できるパーツになってきた。
正直言うと、ワイヤー式に限って言えば１２速はまだ完成度が低い。
買うならスーパーレコードEPSだろう。
リムブレーキバージョンでもディスクブレーキバージョンでもシマノと並ぶ世界最高峰のコンポーネントだ。
ディスクブレーキはOILの量がシマノより多い分ブレーキはよく効くし、コントローラブルである。
この部分はシマノを超えている。
カンパニョーロ機械式も悪くはない。
１２速に挑戦したところには、夢がある。
グラベルロードでは１３速を作った。
「EKAR（エカル）」はロードでの１３速への布石か？
9-36T、9-42T、10-44Tという3種類がラインアップされる。
トップ9Tの製品はロー側9枚、トップ側4枚が一体化した2ピース構造を採用している。
また、フリーボディはカンパニョーロの最新型「N3W」に対応する。
フリーボディーは今までに販売されたホイールにも対応するように単体販売の予定があるそうだ。
一時はホイールの完成度が落ちたカンパニョーロだがBORA WTO辺りから精度がよくなってきている。
ルーマニア生産ラインの技術力が上がったのか？
2014年のアスタナのニーバリがカンパニョーロを使って勝った時にニーバリはコリマを使っていた。
最近はホイールの精度も上がってきたのは間違いない。
7部組以上にはなっている。
そこを「Fitteホイール」までもっていくのが我々の仕事。
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