今年の県展出品作です。
審査員の目にとまらず
残念ながら入賞はしませんでした。
入選でした。
自分的には、昨年よりよいできだと思ったのですが。テーマを決めて、資料を集め、スケッチを重ね、構成を考え、配色計画を考え、人物の習作を描き・・・。しかも、骨折した足では、板を持ち上げるの一苦労、ロール紙を切るのも、水張りするの、汚れた水を取り替えるにも這って水道までたどり着き取り替えてまた戻り、額に入れるのも片足では一苦労でした。また、実際に制作に取り組んだのは、1ヶ月程度ですが、構想や準備を入れると、半年間かけた作品が評価されずに残念です。でも、1番愛着がある絵になりました。
入賞した作品を見ると、素直に自分の感性で自然を写し取ったものが多いように思います。どれも素晴らしいことは当たり前ですがこれは写真をそのまま写したのかな?というものが増えてきたような気がします。
公募展は、多数の絵を審査するので、第一印象が大事なようです。テーマを絵に込めても、分かりやすくないと、伝わらない。私の絵は、写実ですが、隠されたテーマがあります。個展では、それを詩を添えて補いましたが、それをどう分かりやすく表現するかが今後の課題のようです。また、今年は人物画に挑戦していますが、
「芸術は、ブレたらあかんよ。」そう教えられたような気がしました。たとえそこに道がなくても、自分が信じた道を歩んでいれば、いつも踏みしめていれば、地面は固まり、いつか草は生い茂らなくなり、本当の道が出来るのです。
でもやはり自分としては、最新作がベスト作品です。
次作をご期待ください。
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