のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

校舎壁画その9

2014年01月18日 20時42分09秒 | 学校
 今日、学校へ行って未完成だった6年生の壁画の続きを描いてきました。
 6年やまなしです
 山梨には、作者宮沢賢治の造語が出てきます。
 クラムボンは、わらったよ
 ・・・・
 クラムボンは死んだよ。
 ・・・・
 など、児童にとっては難解なお話です。
 その世界を表現するのは、難しいし、教科書の挿絵も
 物語のイメージを損ねないように気遣っているように感じます。
 私はあえて具象的に表現してみました。
 人生経験の浅い児童には、やはり視覚的な援助が必要と感じたからです。
 お話を読み取った後で、ぼんやり壁画を眺めてみると、
 今まで見えなかった何かが見えてくるような絵を描きました。

 実はこの絵は、視点がいくつもあって、
 厳密な遠近法には従っていません。
 でも、
 それにはわけがあります。
 時間軸が縦方向に移動しているので、それによって視点も移動しているからです。
 写真と絵の違いは、視点の数もその一つなのではないでしょうか。
 水面を見上げる視点から、
 水底を眺める視点よ移動するにつれて、時間も経過するような仕掛けをつくってみました。
 水底にある山梨は、手前にあるので、大きくなって見えています。


 さて、週明けの子どもたちの反応が楽しみです。


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