のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

版画制作研修

2014年08月22日 22時46分52秒 | 日記
 須賀川市教育センター主催の研修会(美術)で現代グラフィックアートセンターへ行ってきました。研修内容は、ドライポイントとその発展として、石膏プリントでした。とても楽しい研修でした。講師は、福島県教育研修センター指導主事の星博人先生でした。とても分かりやすい説明で楽しく制作ができたのはもちろん、授業としてどのように子どもと教材を出会わせるのか。どのように指導をしていけばよいのかなど、教材研究としても大変勉強になりました。

 私は、その場で構想をし、作品を仕上げました。題「浮遊する光と闇」:現代社会は知れば知るほど闇が見えてきます。子どものころには光が当たる部分しか目が行かなかったのですが、年を重ねるにつれて、物事の影の部分に気がつきます。私が大学を出て就職をしたころ、こんなことがありました。ある保険会社の方と話をして分かったことがあったのです。横断歩道にある横断旗は、ある保険会社が寄贈していたのですが、子どものころは、「交通安全のために、人々の命を守るためによいことをする会社だなあ。」ぐらいにしか考えませんでしたが、大人になると見方が変わります。一種の費用対コストの追求、利潤の追求です。交通事故が経れば減るほど保険金の支払いが減る。保険金の支払いが減れば利潤が増える。資本主義なら当たり前の経済行為ですね。
 現代は、企業イメージが大変重要であるので、企画会議に提出されれば、よい企画なのでしょうね。ま、闇とまではいきませんが、このようなことが現代にはふわふわ浮遊しながら表を出したり裏を出したりしているような出来事にしばしば出会います。「物事にはすべて裏がある」なんて常に考えてしまう自分は、純粋さがなくなった大人なのでしょうか。それゆえ、純粋なもの。人に出会ったときには涙が出るほど感動します。私の制作活動の源です。
 さて、本題に戻って・・・それにしても版画は、刷りの工夫で作品の幅がぐんと広がる体験をしました。色・ふき取り・混色などを変えると、ガラリと雰囲気が変わります。「それも版画の面白さ穂ひとつですよ。」と講師の先生がおっしゃっていました。いろいろ試しながら、自分の主題にあった刷りを楽しんできました。
 須賀川市教育委員会の小貫先生、講師の星先生ありがとうございました。

公益財団法人DNP文化振興財団/CCGA現代グラフィックアートセンター http://www.dnp.co.jp/gallery/ccga/


CCGA版画工房 http://www.dnp.co.jp/gallery/ccga/


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