舞台や映画、ドラマで名バイプレーヤーとして活躍した女優の角替和枝(つのがえ・かずえ、本名・柄本和枝)さんが2018年10月27日午前6時27分、原発不明がんのため都内の自宅で死去(64歳)されています。
病と闘いながら、最近まで東京・調布市で45歳以上限定のお芝居教室の講師を務めていたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
『原発不明がんとは』
がんは、ある臓器で、正常な細胞が異常細胞へ変化し、無秩序に増えて浸潤・転移を起こし、臓器を越えて広がっていくものをいいます。
がんが発生した臓器を原発部位といい、そのがんを原発巣といいます。原発部位から離れた部位で進展したがんを転移巣といいます。
原発部位が特定されることがほとんどですが、中には転移巣が先に見つかり、そこからの生検で病理組織学的にがんと診断はされても、原発部位がわからないものもあります。これを「原発不明がん」といいます。
原発不明がんの頻度はすべての悪性腫瘍のうちの約1~5%とされています。
最近治療をさせたいただいた方が、柄本和枝さんとほぼ同じような「数字」の配列でした。個人病院・市民病院・大学病院と入退院を繰り返し、3年余り経過していました。原因不明の病気です。(ガンではありません。大腸に悪さをする菌があり退治できないとの説明を受けているとのことでした。本人は、痛みと胸やけがあり歩くこともままならず、食事ものどが通らない状況でした。)藁をもつかむ思いで、県外の病院まで、行ったこともあったそうです。
資料をいただき、病気になる根本原因の特定をしました。
原因の特定は比較的簡単にできるのですが、処方箋をつくるのが大変です。2~3日かけて処方箋を作り、その方に持参(午前11時過ぎ)しました。
その夜に、症状が激変しました。
食事がおいしく食べられることに喜びを感じられたそうです。
それから、暫くして、大学病院で病気の原因を告げられたそうです。原因は、遺伝子の異常によるものだとの説明を受けたそうです。(???)
今は、自宅に帰っています。
まだまだ、り患する前の状態までの回復には至っていませんが、生きることに前向きになられて、いろんなことに挑戦をしたいそうです。安堵いたしました。もちろん、ご飯はおいしく食べられており、歩行もできています。
このケース、割とあるケースです。
以前のブログにも、複数ケースで相談がありました。共通するのが、どの病院に行っても治らない・良くならないとの相談内容でした。
柄本和枝さんのケースは、さらに、「数字」が絡み合っています。医療現場では原因の特定はもちろんのこと、治療は無理です。
このブログ以外の選択肢は「ない」と考えています。
医療現場で治らなくて困っている方がおいでになりましたら、是非、このブログにお越しください。
金品などはいただきません。
また、公的機関・医療機関などで病気治療に向けた研究の手伝いも可能です。
よろしくお願いいたします。