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春ですね~
畑も菜の花やタンポポ、オオイヌノフグリ、仏の座・・・
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この白い花はルッコラの花・・・などなど、お花が咲き乱れております。
梅が終わると、桜の前にほんの一瞬コブシの季節がやってきてます。
大きなコブシの木に真っ白な蓮のような花がワーーーっと咲いている風景に出会うとすごいラッキーな気持ちになりますね。
九州道では金立のパーキングの後ろの公園が、先日の日曜日、ちょうど満開でした。もう散っているかなぁ~
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(地下足袋を撮ろうとしたら、私の膝小僧の荒い膝当ても写ってしまった。。笑 ここがすぐ破れて困りますね~~
女性用のかわいい農作業服をどなたか開発してほしいです!)
畑では、もう地下足袋をはいています。たまに地下足袋も脱いで裸足で作業することも。
裸足は本当に気持ちいいです。
前も書いたけど、鳥栖の自然農のお師匠さんは、毎朝裸足で草のつゆを踏んで、体にたまった電気を放電するそうです。
「人間もアースにアースせんばだめよ!」と言ってました。
ところで、7年自然農のお米作りを実践してまいりましたが、今年は少しお休みしてみようかと思います。
お米作りも楽しいんですが、とにかく手がかかるので、仕事を野菜に一本化したほうがいいのか?
今年はまた実験の年です。
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7年お米を作り続けた田んぼは、草の様子も随分変わりました。
今まで見たことがない草が生えたりするので、どこからやってきたのだろう??と不思議になります。
草の足元には無数の虫や、小さな小さなカヤネズミ、あちこちモグラの足跡もあります。
毎年夏になるとお水がやってきたのに、今年はお水が来ないから、ここの生き物たちもびっくりするかな。。。と思いつつ。
すっかり草原になった田んぼには、ジャガイモを植えます。
ジャガイモは水けを嫌うので、田んぼにはあまり向かないのですが、畝を高くすれば何とか収穫できます。
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2mごとに棒を立ててしるしをつけていきます。
50センチは通路として溝を切ります。
150センチの畝になりますが、両肩はなだらかに傾斜するので、実質畝幅は120cmくらいと見ておきます。
このくらいの幅があると、両方から手を伸ばして作業がしやすいです。
いろいろな幅の畝を立てておくのもいいですが、うちはだいたい全部このサイズで畝をたてます。
自然農では耕しませんので、一度立てた畝はずっとそのまま使い続けます。
だんだんと土が落ちて溝が埋まっていくので、数年に一度溝をあげます。
畝の高さも、田んぼでは水はけをよくするために、少し高めに立てますが、
山の畑は傾斜になっており、高畝にすると干ばつに耐えられなくなるため、ほとんど畝を上げずに使ったりします。
だいたい、毎日同じところを歩いているうちに自然と畝が形作られていくので、自然と自分たちの動きにあった畑になっていくようです。
畝の方向は、通常南北に立てます。
これは、太陽の光が満遍なく当たるためです。
しかし、決まりにこだわらず、畑の形や水はけ、いろいろなことを考えて、一番都合がいいように設計します。
先ほど立てた棒を参考に、ジャガイモを植える場所にひもを貼ります。
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え???まじで、今からここにジャガイモ植えるんすか?
とかいう、声が聞こえてきそうですが、そうです。この剛毛地帯にジャガイモを植えていきます。
びっしりと麦草が生えていました。こういうところは麦がスポンジのように根っこを張り巡らしています。
この根っこをそのまま土の中で朽ち果てさせると、土の中で自然とたい肥化されていきます。
なので、この草の根はとても大切。
むやみに引っこ抜いて外に持ち出せば、ここの土地はどんどん痩せていきますから、他から肥料を持ち込まなければいけなくなります。
通常、ジャガイモは芽が出た後、土寄せをするので、芽が出たときに、畝立てもかねて土寄せを行う作戦です。
自然農では、なるべく土を動かさないため、土寄せをしない場合もあります。
そのときは、あらかじめ穴を深く掘って、種芋を入れた後、半分くらい土を戻して、発芽後に残しておいた土を戻す。
ということもやったりします。
(文字で説明して伝わるのか。。。??笑)
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ジャガイモは株間を30センチ。のこぎりガマで言うと、鎌の半分あたりから持ち手のお尻までくらいが30センチ。
計りを使って植え付けることもありますが、自分の体や、いつも使う道具がだいたい何センチなのか知っていると、いちいち計りを持ってこなくても
作業ができるので便利です。
ちなみに、玉ねぎを植えるときはコブシ一個分。だいたい15センチくらい。
大根の間引きは手を広げてだいたい20センチくらい。
という感じ。
で、ジャガイモを植え付ける場所の草を地ぎわで刈ります。
ギシギシなどの宿根草は土の中に鎌を指して深いところから切り取ります。
植える部分の草をとったら、ゴルフのホールみたいに穴をあけて、種芋を入れ土をかぶせます。
そして、刈った草を軽く載せます。
あまり厚く載せると、地温が上がらずに発芽が遅くなります。
この適量加減が難しい。
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で、ずっと一列こんな感じで植えていきます。
ジャガイモは、トマトやナスと同じナス科の野菜で、連作を嫌うため、たくさん作りたいですが、だんだん植えられる場所が無くなってきて困っていました。(一度植えた場所は4,5年間を開けたほうがいいと聞きます。)
田んぼを畑に転作したことで、畑の作付けサイクルにも少し余裕が出てくればいいなぁと思います。
特に春ジャガは、山の畑で作るとものすごい数のニジュウヤホシテントウムシがやってきて、あっという間にはっぱを食べつくすので、どうしたものかと思ってましたが、今年はなんとかうまくいくといいなぁと思います。
日曜日から雨が続いていたので、そろそろ人参も発芽するかな。
まだまだ春の種降ろしは続きます。
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