かがみの孤城

2022年11月28日 | 日記

ブログのテンプレートを久しぶりに変えてみました。

特に意味はないです。

 

以前、娘からお勧めされていた辻村深月さんのかがみの孤城を読みました。

それぞれの理由があって学校に行けなくなった中学生7人が、不思議なかがみの中の世界に招待されるというお話。

主人公のこころちゃんのエピソードを読み進めながら、彼女の友達や家族との間で交わされる会話や、心の描写が、自分の中学時代や、娘たちの中学時代にもリンクしつつ、

「あの頃、あの人にあんなこと言ったの、まだ覚えてるかなぁ~~」

と、まったく真意が伝わらないまま、喧嘩に終わったやり取りを思い出したり、

自分が親になってみて、ついつい言ってしまう親の言動で子供たちを傷つけてしまったこともあるんじゃなかろうか・・・とドキドキしたり。

 

読みながら、いろいろと自分なりに推理してゆくのだけど、

最後、怒涛の回収劇がすさまじく、徐々にページをめくるスピードが上がりました。

 

読了後、ポッドキャストで辻村深月と検索すると、いくつかのインタビューが出てきて聴きました。

5月 主人公たちは、かがみの孤城に招待されます。

そしてその後、6月、7月・・・と、月ごとに章立てされているのだけど、

書いてるご本人も、「8月、夏休みの終わりごろまで来た時に、なぜこの子たちが孤城に招待されたのかわかったんです!」と、まるで他人事のように話す辻村さん。

何か雑誌に連載していたらしいのだけど、途中で連載を止めて、後半は書下ろしなんだそう。

そんなのアリかよ!(笑)

 

最近よく、ポッドキャストで小説家や漫画家、料理人、雑誌編集者、なにかの研究者なんかのインタビューを聴くのが好きです。

みんないい感じで変態。人間って面白いなぁ~~。

 

12月の終わりごろ、この小説の映画が公開されるそうです。

でもなんとなく、自分が思い描く登場人物たちのイメージが壊れそうで、見たいような見たくないような。


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