近頃、長く続いているものに興味がある
江戸時代から続いているらしいと言われる山奥の集落に住んでいるせいなのか
文楽は、まだ見に行ったことがないし、少し前までほとんど興味がなかったのだけど、
去年の秋、坂田昌子さんに教えてもらった 「風の盆恋歌」高橋治 に人形浄瑠璃を見に行く話が出てきて以来、なんとなく気になっていた
能とか、文楽とか、700年とか300年とか長く続いているだけに、
もしかして、とんでもなく面白いんじゃないのか?
それを知らずに生きているのって、すごくもったいないのでは?
なんてことを想っていたら、タイミングよく鹿島の能楽堂で文楽講座が・・・
初めて触れる文楽の世界
もしかして、初心者でも楽しめるように見どころをギュッと集めて、面白くお話してくださったのかもしれない
だけど、人形を「遣う」と表現する言葉の使い方から、人形が早変わりする大技の見どころなどなど、すべてが興味深くて、楽しい時間だった
人形を見るものだと思っていたけど、顔出しして人形を遣う人形遣いさんの動きや表情、太夫さんや三味線、舞台演出、見どころ満載。。。
講座の中では、何度も同じシーンを繰り返し見せてくださるので、毎回いろんな部分にフォーカスしながら見るという、観賞技術も現代ならでは。
見せていただいた映像で、キツネを遣っておられた桐竹勘十郎さんの表情がしばらく頭から離れず、
今年エイブルの館長に就任された樋渡さんが聞き書きされた「一日に一字学べば・・・」桐竹勘十郎 を、畑の休憩時間に少しずつ読み進めた
この本が本当に面白かった
一人で声を出して笑ってしまったり、
勘十郎さんの仕事へ向かう姿勢に、勝手に「師匠~~!」と叫んでしまったり
人に話したくなるような面白いエピソードがたくさんあって
師匠の「大井川はどないしますねん」のところは、何回も読み返して毎回爆笑してしまった
鹿島の図書館にも置いてあるみたいです
本の中に出てくる夏祭浪花鑑のDVDも図書館にある
親切すぎる。。。
文楽講座、またあるそうなのでよかったらどなたかご一緒しましょう
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