2014年と同じ? 不正選挙／第一権力と第四権力の癒着

筆者の白川勝彦氏は、第二次橋本内閣で国家公安委員長・自治大臣を務めた方です。
“自民党300議席超え”という幽霊／永田町徒然草より　(2014)
　　　　－以下本文より抜粋－
・・・私が驚き怒っているのは、事実でないことを事実のように喧伝けんでんし、そうすることにより、そのような事実を作ろうとしている行為なのだ。
・・・このような経験と勘から言って、今回の総選挙(2014年)で自民党・公明党が大勝できる筈はないと、私は思っていた。
選挙というものを知っている何人かの識者とも話し合ったが、同じような考えであった。
そのような者から見たら、“自民党単独で300議席超え”というのは、明らかにおかしいのである。
それは“自民党単独で300議席超え”という結果を狙って、誰かが仕掛けたのであるからだ。
それを実際にやっているのはマスコミであるが、他にも犯人はいる。・・・
・・・お互いに牽制し合う権力が競合していることが、自由主義政治の理念である。
ところが、第一権力たる政治と第四権力たるマスコミが結託し、一体となったらどうだろうか。
それはもう、自由主義政治が理念としている権力構造ではない。
わが国では、第一権力(政治)と第四権力（マスコミ）が癒着・結合しているのだ。
これは、安倍首相になって生じた顕著な現象である。
安倍首相ほど、マスコミを取り込もうと熱心に動いた者はいないし、安倍内閣になってからの、恥も外聞もなくマスコミが政府と公然と癒着したようなことは、戦後のわが国ではなかった。・・・