晴れ、時々mixed-up!

平穏が1番!と思っているのに、そうはいかないことも。😅せめて経験談が誰かの役に立ちますように!

事故に遭う①

2022-05-04 09:52:00 | 日記
その日は秋晴れ。いいお天気の朝だった。
出勤する自転車のカゴは荷物がいっぱいで、ゆっくり走っていた。新しくシューズを買って、それも持っていたから。

それは、一瞬のことだった。
「わーっ!!」
左側から、突っ込まれた。
え?ここ、一時停止でしょ???うそでしょ⁉︎ 
あまりの勢いに、ハンドルを握っていた私の体は前方に飛ばされ、宙に浮かび、左側を地面に強打した。

痛い、動けない。どうしよう。

周りにいた人が駆けつけてくれた。
立ち上がることは出来ず、助けをかりながら這って道路の脇に寄る。
鼻血が出ている。顔を怪我している。ポケットに入っていたハンカチでおさえる。
角の家の人が介抱してくださった。
男性が救急車と警察を呼んでくださった。
かろうじて、ポケットに入っていたスマホで職場に電話した。
「事故に遭いました。仕事に行かれません。」
それだけ言うのが精一杯だった。(それだけ言って切ったから、みなさんにとてもご心配をおかけしてしまった)

救急車到着。担架に載せられる。
痛い。警察官から、落ち着いたらここに電話してくださいとカードを渡される。
救急隊員から、車内で名前や症状のほか、コロナに関わる疑いがあるかどうか聞かれる。
「2回目のワクチンが済んでいます」
とお伝えする。ああ、この方々は、本当に毎日コロナと戦っていらっしゃるんだな、、と胸がいっぱいになる。

受け入れ先がすぐ決まった。出発する。
痛い。痛い。顔、体の左側が痛い。
救急隊員の方は、すごく優しい。
様子を聞き、もうすぐですよ、と励ましてくださる。(思い出しても涙がでる)

痛くて痛くて、冷やすものありませんか?とお願いして、冷却剤をもらい、顔、腰に当てる。
「もう一つもらえませんか?」とお願いしたら、「ごめんなさい、次の時のために取っておかなければいけないんです。」とおっしゃった。そりゃそうだ。そしてこの方たちは、私を運んで仕事終わりではなくて、また次の出動をするのね。
コロナのニュースで病院や救急車が大変なのは知っていたけれど、初めて実感がする。

事故を起こしちゃったらどうしよう、誰かを怪我させちゃったらどうしよう、そんな心配をすることはあった。でも、自分が被害者になるなんて、想像もしていなかった。

荷物、自転車、そんなものに構う余裕は全くなかった。動けなかった。
周りにいた人が、全てやってくださった。
感謝🥲です。本当に。心から。


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