余暇問題研究所ニュース

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アイラ島の高齢者施設を訪問

2008年07月28日 | yamazakiの日記
去る7月9日から11日まで、スコットランドのアイラ島ボウモアを訪れていました。その折に、「アイラの高齢者施設を訪れたい」といって、ちょうどボウモア近くの病院に隣接する“ゴータンボージー高齢者住居”にお邪魔しました。前もって連絡してあり、担当の看護師さんから案内と説明をしていただきました。施設自体は、こじんまりした中庭があるごくふつうの施設でした。各個人はアパートとして生活する仕組み。みんなが談笑できるラウンジ、食堂のほか、美容室、フーットケア室などを案内されました。

その日の食事メニューや全体の月間スケジュールは、掲示板に張り出しています。体操は欠かさずしていますが、よくするレク活動は、ビンゴゲームなどということでした。居住高齢者のうちの何人かは、軽い認知症の症状があるということです。土地柄か、居住者も職員もゆったりして生活している様子でした。

ところで、ガイドをしてくださったクリスティーンさんのお母さんは、近い内に94歳の誕生日を迎えるそうですが、海辺の小さな一戸建ての家に一人住まいでした。近くにはカリラ蒸留所(アイラ島の代表的なスコッチ・シングルモルト蒸留所のひとつ)があるだけです。彼女は趣味が豊かで、壁に自作の絵画を飾り、ソファの上には自作の刺繍を置いて、部屋は、実に小奇麗にしていました。彼女にお会いすると元気でチャーミングさに驚きました。スコットランド唯一の女性バッグパイパーだったとのこと。クリスティーンさんが、時折り訪れているそうです。今回の旅では、いろいろに感銘を受け、その想いが覚めやりません・・・。

山崎律子




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