ヨーコのきまぐれ日記

7/16 赤坂の夜

 今日もめっぽう暑い。トールペイント講習会を途中で抜け出し、自転車走らせて帰宅。すぐシャワーを浴びて、ややこざっぱりした洋服に着替えた。夏の晴れ着って、私、持ち合わせがない。暑くて、外出する気力もないからだ。でも、やっぱ、必要だなあ~。と、考えたとこで、もう遅い!

 赤坂見附の駅構内パン屋兼カフェで、友だちと待ち合わせしていた。早く着いたら、本でも読むかと、文庫本一冊持参したけど、友だちのほうが先に待っていた。知人の娘さん・みやざきみえこ氏がライブハウスで演奏をするので、誘ったのは私だった。フランス・ボルドーに住むみえこ氏の注文で、友だちは器を作陶している。珈琲にも、ご飯にも、味噌汁にも、スープにもオーケーって器だ。ヨーロッパで人気の釉薬の色合いをメールでみえこ氏に訊きながら、ほぼ同じ大きさの器作りに励む私の友だち。

 あ~。それなのに、久々ぶりに出会ったみえこ氏に私、圧唐ウれちゃったんだろうねぇ・・・器を必死に作っている友達のこと、紹介するの忘れちゃったのだ。「こらっ、ばか者!」と、みえこ氏の母親である知人は笑いながら言う。知人とは私の高校時代の英語の先生である。エヘへ、卒業しても、知能を採点されちゃうとは・・・トホホ。

 琴のもつ力って、大きい。西洋の楽器と呼応するどころか、一歩リードである。無論、奏者・みやざきみえこ氏の力がそうさせるんだろうけど、頑丈なキーボードみたいに、スタンドにのせた琴を囲むようにして、ヴァイオリン奏者マニュエル・ソランス氏とアコーディオン奏者ブルーノ・モリス氏が向きあい、琴がドスンとはじく弦の音に呼応して、演奏を積み上げていく。見事な力の結集である。アコーディオン奏者は生まれて初めて訪れた日本だそうだ。

 コンサート終了後、『よかったネ。』としか、友だちは言わなかったけど、それだけで充分である。同感。赤坂グラフィティってライブハウスへ行くと、私は同じビル内にある居酒屋で一息つくのが好きだ。今回も友だちを誘った。ライブハウスでも多少、飲食しているので、お腹はすいていなかったけど、しばし、演奏の余韻を共有したいっていうか、ホロ酔いを共有したかったのかなあ~熱々おでんも食し、いい気分で、帰宅した。


 
今月焼きあがったのは舟を模した花器と唐津の土を炭化焼成した角皿です。
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