区役所出張所の担当者は母の記録をチェックしながら、必要事項を記入してゆき、施設が母の受け入れを選択しやすいよう、配慮したメモも付け加えた。母は今、利用している施設をこのまま、利用するつもりでいたが、施設側の意向は異なるようだ。毎月、かかる経費を心配しての判断かもしれないけれど・・・即、入所は難しいと聞いたが、申し込みだけはしておくことにした。
区役所出張所で母の申請手続きを終えてから、私は自分のパスメ[ト申請に必要な戸籍謄本を申請し、取得した。明日、都庁へ行って、パスメ[ト申請してくるつもり。前のパスメ[トが切れる寸前に、申し込みをすれば、簡単だったはずだが、うっかりしていた・・・・それほどに、劇的な節目に遭遇した数年だった。思いもかけず、逝く人々を見送るあいまに、期限はプツンと切れていた・・・・・旅立つ気力はやや、落ち込んでいるけれど・・・・
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娘夫婦の京土産の栞