朝は銀行へ寄ってから、松原の陶訣H房「おいしい器」へ出かけた。大皿の高台を削り、仕上げにかかったが、肉厚のお皿はなかなか薄くならない。とことん薄くするべきだったが、ちょいと怠けて、彫刻刀で彫りを入れた。表面には帯状に白化粧をして、削り模様を入れた。近所に住むジム友だちが工房をのぞき、講師と生徒たちにとみかんのお土産を残して、帰って行った。月初めなんで、ご主人経営の病院管理で多忙なようす。この病院の医師は地元の人たちには評判が高いそうだ。
「おいしい器」を出て、東急世田谷線の線路沿いを歩いていたら、おやっとびっくり!線路わきにつくしがニョキニョキはえているじゃないか。嬉しいな。春の歓びがはちきれそうだよ。線路に忍び込んで、つくしを摘みたかったけれど、ここは我慢。玉電に轢かれて、一生を終えたくないもんネ。そういえば、スペインの建築家アントニオ・ガウディはサグラダ・ファミリア建設中、お昼を食べようと現場を離れ、市電に轢かれて、亡くなったときいた。建築現場では、設計担当の監督がいなくなったと大騒ぎしていたという。その教会はいまだに建築中だから、不思議な気がする。
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携帯で撮った玉電線路。つくしは見えた?
つくしは鰹だしで、薄味で煮ると獅「ぞ。