ヨーコのきまぐれ日記

母の腕時計

 今日は午後、母の見舞いに行くと、母の枕元には朝日新聞が届いていた。昨日、ヨガスタジオから出て、スマホに届いた電話に気付いた。母のいる施設からだった。電話を入れると、母は新聞をとって欲しいと願い出たそうだ。むろん、承諾。母を車椅子に乗せて、食堂まで連れて行き、持参したラブレという小さな乳酸菌飲料を渡した。母は大好きな味だと喜んだ。新しい施設にはおやつの時間を全員で共有する制度はないようだ。



 母は昼寝のせいか、時間の感覚がずれていた。そこで、腕時計をチェックしたらと、声をかけたが、母の腕に時計はなかった。母は入浴したさい、自分の腕時計を腕からはずして、入浴室の戸棚に置いて、そのまま、忘れたという。そこで、捜してもらったが、母の時計は見つからなかった。母のサイドテーブルの小さな引出しや化粧メ[チや車椅子のャPットなどはあらかじめ調べたけれど、母が主張する入浴室には見つからず、スゴスゴと母の部屋に戻った。



 新聞を配った担当者が部屋に来て、新聞、読みやすいように、天眼鏡が入った袋をサイドテーブルから、枕元に置いたという。ハッと気づいて、天眼鏡を入れた袋の中を探ると、腕時計があった。すぐに、部屋を出て、時計捜しに協力してくれた介護人たちを捜して、ペコペコ平謝り・・・・時計は枕元で見つかったんだもの。立場ない私。よかったネと、声をかける人々が大勢いて、びっくりしたけれど・・・・・図らずも、漫画のズッコケキャラを演じた昼下がり。




母の施設へ向かう散歩道と
先がピンクに染まった私が
住むマンション中庭の櫻蕾
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