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徳富蘆花の私邸を保存した蘆花恒春園にはピンクの牡丹が咲いていた。蘆花恒春園を出て、住宅街をとことこ歩いた。健脚を誇る妹と一緒に歩いていると、私はつい歩きすぎてしまう。私の歩数はすでに1万歩を超えていた。そろそろ、歩くのも切り上げたい。そこで、私は近くの居酒屋に立ち寄ることにした。トロ箱に盛られた新鮮なお魚多々とお酒少々で生き生きと復活できた。
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今まで、私は足早に歩くと、胸苦しさをおぼえた。今日の散歩はあらかじめ長い距離を想定し、自分の歩き方を補正した。姿勢をただし、交互に差し出す脚の角度をやや大きくするだけだけど・・・そのせいか、およそ12000歩ほど歩いても、胸の痛みや、足に疲労を感じることがなかった。それだけで、嬉しい。夜空にはキラキラと丸い月が輝いていた。
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蘆花恒春園と芦花公園
居酒屋の刺身/からすみ