ホーリーナイト

　昨夜は夕食も終えて、テレビ観戦していた男子フィギャアスケートのフリーがもう終了する時間だった。外出先の妹から、近所のバーへの呼び出しがあった。日中の激しかった北風はおとなしくなっていたが、夜の大気はチンと冷たい。夜空を見上げると、雲のあいまから、月がぼんやり見えた。バーの重いドアを開けて、カウンターに座る妹の隣に腰を降ろした。他に客はいない。ホーリーナイトだねといいながら、持参した干し柿を妹に渡した。そして、妹からは個性的なクリスマスギフトを贈られた。

　最近、たまに立ち寄るバーのカウンターに並ぶスコッチやアイリッシュウィスキー・・・そのうち飲んでみたいなと思う。それでも、つい、選ぶのは味わい知ったスコッチ。スコッチは氷で割ってもらい、チェイサーも頼む。そして、自分の好みの濃度で飲む。このバーの酒肴はチーズやナッツやオリーブぐらいしかないけれど、昨夜はラム酒に漬けた干し葡萄がサービスされた。時には、店主自家製の漬物がでてきたこともある。音楽は客の年齢を考慮して、選択したのだろう・・・・・昔、父が好きだったナット・キング・コールがかかっていた～♬



妹の贈物はユニークな買い物袋